ポルトガルの食べ物、生活、観光情報


by caldoverde
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アソーレス諸島の旅6 グラシオーザ島1 白い島

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 今年のアソーレス諸島への旅は「白い島」ことグラシオーザ島。グラシオーザとは優美なという意味で、なだらかな地形と穏やかな気候から名付けられた。雨の多いアソーレス諸島の中でサンタマリア島につぐ乾燥した島だ。古い地層を形成する石が白いことから「白い島」だそうだ。この島は比較的肥沃で様々な穀物やチーズ、ワインが生産され、またお菓子でも有名だ。
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 グーグルアースで調べると、自転車で走れる平坦な道がありそうなので、昨年に引き続きピンクのブロンプトンをお供にすることにした。 飛行機を予約時にスポーツ用具の荷物ありとリクエストしていたので、追加料金を払わないで預ける事ができた。去年はリクエストせずに持ち込んだので空港で35ユーロ払った。
 リスボン~グラシオーザ間の直行便はない。12時30分発ボストン行きのアソーレス航空SATAのエアバスをサン・ミゲル島で降り、そこでプロペラ機に乗り換え、途中テルセイラ島を経由し16時過ぎにグラシオーザ島に到着。

 ところがグラシオーザ島に自転車が来ていない。サン・ミゲル島で荷物の積み残しがあったらしく、10人ほどの乗客がロスト・バゲージの手続きをしていた。午後4時すぎに空港に着いて、9時までは明るいので島をサイクリングするつもりだったが、自転車の届く翌日の午後に延期となった。手続きをしている間に人もタクシーもいなくなり、荷物はリュックと自転車用バッグだけだったので、ホテルまでは徒歩で向かった。いい天気で荷物も苦にならず、30分ほどのんびり歩いた。
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 家付きで売りに出されている風車があった。この島の風車はとんがった赤い帽子とオランダ式の羽が特徴だ。この島に最初にやって来たのはポルトガル中部の人だったが、北部のミーニョ地方、南部のアレンテージョ地方からの入植が行われ、フランドルからも移民がやってきた。オランダ人は酪農を伝え、穀物を挽く風車を作った。したがって島の建物はキリンの網目模様のようなミーニョ風の石造りだったり、白壁に青い縁取りのアレンテージョ風だったり、フランドル風の風車だったりとバラエティに富んでいる。元々は粗い黒い溶岩を積み上げただけの粗末な造りの家だったが、地震で大きな被害が出たので、セメントで固めなくてはならなくなったそうだ。

 宿泊したホテルRESIDENCIAL ILHA GRACIOSAは、元は地主の館で、隣は小さなワイナリーになっている。バーではこのワイナリーで作る甘い強化ワインとブランデー(アグアルデンテ)が飲める。食堂にはぶどうを絞る圧搾機とタンクが残っており、テーブルや椅子はワイン樽だ。島一番の町サンタ・クルスにはこのホテルのような白い館が集まっていて、その佇まいからも白い島と呼ばれるようになったのだろう。

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 散歩中に白壁にベーカリーと書かれた建物を見つけた。中には島名物のお菓子とパンが並び、夕食前のすきっ腹を思いっきり誘惑した。ええい、デザートとメインディッシュの順番を変えてしまえ、とお菓子を2個買い歩きながら食べた。リスボンの値段の半額で、しかもリスボンにないタイプのお菓子だ。
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アメリアスという、干しブドウやシナモンなどを混ぜた生地のケーキ。
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この店のマドレーヌはチョコでコーティングされ、中にはとろりとした蜜が入っている

 夕食は町の中心の広場に面した店で、カタプラーナ(魚介シチュー)を食べた。島なので新鮮なカニや貝を期待したが、冷凍物だった。カニカマが入っていた。カニカマは嫌いじゃないがレストランで使うのはイエローカードだ。海に囲まれた島でカニカマは即退場だ!
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量は申し分ないんですが・・・
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Commented by Moreia at 2012-07-20 20:22 x
いよっ、待ってました、アソーレス紀行。
ふぇーこの風車は面白い形ですねえ。移民って頑として出身地の家づくりを変えないものなんですよねww
でも、アソーレスでカニカマは赦せねえ!!お値段が何ユーロ以下だとカニカマ入り、とか決まりがあるとか?
Commented by caldoverde at 2012-07-20 23:13
本土から運ばれてくるカニカマは島では高級品なのかも?値段はカタプラーナにしては安い方でしたが。英語のガイドブックには良いレストランはサンタ・クルスの外にあると書いてありましたが納得。
by caldoverde | 2012-07-20 01:20 | ポルトガルの旅 | Comments(2)