ついに引越し アフター篇
2014年 03月 29日
限られた予算で内装をどうするか。
最初は新居のインテリアを和風にしようと考えた。ネットで畳や障子を販売する会社がスペインにあるのを知り、また「無印良品」がリスボンにも出店したので、2畳の和室コーナーを設け、掛け軸や違い棚を飾り、「無印」の三つ折りマットレスを2つ並べてソファにして、窓辺にカーテンの代わりに障子を置いたらどうだろうと夢想していた。しかし「無印」は外国では高い。三つに折ってソファの高さになるマットは250€。楕円形のちゃぶ台風のテーブルは約300€。はっきり言ってそんなに高そうに見えないし、やたらデコデコした見た目重視の西洋家具に比べ、地味で面白くない。
では大衆的な値段と機能性・デザイン性を兼ね備えたIKEAの家具は?悪くはないが、落とし穴がある。自分で持ち帰り自分で組み立てなくてはいけないし、失敗してやり直すとゆがんでしまう。有料の配送や組み立てサービスがあるけど、だったらもう出来上がってる真っ当な職人の作った家具を買うのと値段が変わらなくない?
しかし解決方法はあった。中古品で揃えるのだ。OLXという個人間の売買を仲介するサイトがあり、ありとあらゆるものが扱われている。家に居ながらにして欲しいものを検索し、値段を比較できるのは便利である。
そこで一目惚れしてしまったものがある。市松模様のソファベッドだ。謳い文句が「お掃除が簡単です」ますます惚れるではないか。おまけにたった150€。インテリアはこのソファベッドに支配されることとなった。
次々とOLXで掘り出し物を発掘した。30€の本棚、20€の椅子、9€のテーブルetc. また1960年代〜70年代の家具が安く売られている。少し前までどうしようもなくダサく見えていたのに、今なぜか不思議にかっこ良く思える。木目プリントの合板、合成皮革、プラスチックなど当時は最新の「ナウい」素材もチープなまがい物に堕ちていったが、21世紀の現在は「レトロ」「ミッドセンチュリー・モダン」と肯定的な評価を得ているらしい。
かくして絵皿や風景画で飾られたカントリー風黄色いアパートはクールな1970年代風インテリアに変貌した。自分で言うのもなんだが、本当にクールだ。特に強い風が吹く日は窓から隙間風が入って。
ビターホワイトのソファはとっても素敵。OLXでいいの見つけましたね。
そう、この写真を見て、ドアの前に家具があるのが不思議で、とりあえず仮置きしてるだけだと思ったんだけど、これが正規の場所とは。
市松模様のソファ、和にもモダンにも合っていいですね!私もサイトをチェックしてみたいと思います。中古でいいのでピアノが欲しくて。。。
今の家は静かすぎて耳鳴りがします。
私は、自宅マンションが爆発してようが、アルコバサ近郊の何も無い所だろうがグーすか眠れるのですが。
ていうか、今月まだ休みが殆ど無くお昼寝できてないので眠たいよー。
頂いたテレビの調査は来週の水曜以降にやってみます。