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ポルトガルの食べ物、生活、観光情報


by caldoverde
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リスボンの春

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エドワード7世公園の上の裁判所。お世話になる予定はないけどカッコイイ建物。

今年の冬は長かった。特に2月は雨が多く、出番が多かったゴム長に穴があき、傘は3本とも修理に出した。ウールのセーターをしまおうか未だに迷っている。唯一良かったことは、雨で植物の花粉の飛散が抑えられたのか、アレルギーが例年ほどひどくなかったことだ。ともあれ、4月に入り新芽や花が一気に噴き出したような野原を見ると、これからが要注意の時期のようだ。

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ケシしか名前がわかりません

古代の春祭りをキリストの復活に換骨奪胎したイースター(パスコア)は、今年は4月20日。ようやく暖かくなりかけたところで雨の少し肌寒い朝である。昔のユーミンの曲に「ベルベット・イースター」という歌があった。当時はイースターって何なのか全く知らずに聞いていたが、今日のような日を歌ったのだと気が付く。

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後ろに水道橋

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後ろにロボットの頭みたいなアモレイラス・ショッピング

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鬼太郎の目玉親父みたいなグラフィティが描かれた民家

去年まで復活祭の時期は騒音から逃れてアレンテージョやアルガルヴェに行っていたが、今年はその必要もなくなった。田舎には住民が参加するお祭りがあって復活祭に遠出するのは楽しいが、リスボンでは特にこれといった大きな行事はなく、静かな休日だ。唯一賑やかなのは復活祭用のお菓子を並べたカフェ。休日と日曜の重なるこの日は早仕舞いする店も多い。

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復活祭のお約束、卵のパンとケーキ。元祖カステラのパン・デ・ローも

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キリストが磔になった金曜日は肉断ち、復活した日曜は肉入りパン

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無愛想な職人の店、サーブもこんなです

しかし夕方になると、まだ営業しているカフェがどこも赤いシャツやマフラーを着けた男女で満員になっている。店のTVでは人気サッカーチームのベンフィカの試合を中継している。キリストの復活よりベンフィカの方が大事なのかい⁈


優勝したらしいです

Commented by おっちゃん at 2014-04-26 15:05 x
さすがのカトリック国も日曜日すっかりお休みとはいかなくなってきたのかしら?対外国試合とかね。世の中は変わっていきますね。
Commented by caldoverde at 2014-04-26 19:15
国対国より国内のひいきチームの試合の方が燃えますね。
昔は日曜日はほとんど休みでしたが、規制緩和と年中無休のアジア系の店が増えたせいで、週末や連休もどこかで買い物はできるようになりました。
Commented by おっちゃん at 2014-05-11 06:27 x
先日、日本の首相がリスボン訪問してたけど、知ってた?
Commented by caldoverde at 2014-05-11 07:53
はい、ポルトガル人は誰も知りませんでしたが。
1998年頃天皇陛下が訪ポされたとき、ポルトガル人のおっちゃんが
「日本のエンペラーはポルトガル料理を召し上がったんだ」
などと言うので私も思わず
「鰯の塩焼き?」と聞き返したのでした。
by caldoverde | 2014-04-21 07:20 | 動植物 | Comments(4)