カンテ・アレンテジャーノが世界遺産に
2014年 11月 30日
今週の大ニュースは、一つは前首相ジョゼ・ソクラテスの逮捕とエヴォラ刑務所への拘留、もう一つはエヴォラを州都とするアレンテージョ地方の伝統音楽、カンテ・アレンテジャーノがユネスコの無形文化遺産に選定されたことである。どちらも普段はのんびりしたアレンテージョのみならず、ポルトガル中を湧き立たせている。
アレンテージョ地方の各市町村の農民や職人、消防隊、炭鉱労働者で組織されるコーラスグループは地元のバールが活動場所。今では学校でも「カンテ」(歌)を教え、伝統の継承に努めている。
数年前、ファドがユネスコの無形文化遺産になったが、今度は国際的にはほとんど知名度の無さそうなアレンテージョ民謡が快挙を成し遂げた。地元では無形文化遺産への登録申請の動きは以前からあったが、文化省がユネスコに申請するのを忘れたりして、ようやく今年悲願を果たした。
他にポルトガルのユネスコ無形文化遺産としては、ポルトガル料理が地中海料理として登録された。オリーブオイル、食物繊維、魚介類、果物、ワインなどを多用し、動物性たんぱく質や動物性油脂の割合が比較的少ない、バランスのとれたヘルシーな食生活が評価されている。味もなかなかである。
今日はユネスコ無形文化遺産登録を祝って、アレンテージョ料理を作った。超ローコストなアレンテージョ風スープと、レストランで食べた黒豚の食べ残しを持ち帰って再利用した、これまたローコストなアレンテージョ風ポーク(アサリ豚)、ワインは安いが飲みやすいアレンテージョワインで。
わずか1千万人の人口の小さな国だが、地方には意外なほど固有の文化が残されている。リスボンやポルトなどの都市も魅力的だが、田舎にこそ豊かな伝統やそれを守る人々の誇りや愛情が感じられるポルトガルである。
お料理はおいしそうですね。
ファドが登録された直後に、このカンテ・アレンテジャーノも名乗りを上げたと聞いて、「またまた、ご冗談を」と思ってた私。やるね、アレンテージョ!
カタツムリにさえ逃げられるほど、トロイと言いたいのだな。
と言うものですな。
ブエ・ダ・フィッシュ(Bué da fish?綴りが分からない)な音楽を聴こうと言う事で、日本語ならイカシタ音楽かな?
そこでフィッシュは英語でサカナだしと言うのでラジオのアンテナにサカナを突き刺して聴いてた。と言うの。
これを私に言ったのはイザベルだけど、多分97年くらいの事なんで彼女が覚えてるかは分からないな。