ポルトガルの食べ物、生活、観光情報


by caldoverde
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カテゴリ:生活( 16 )

リスボンでリハビリ

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養生におしゃれな器入りのサヴァラン

3月に足首のくるぶしを骨折しはや3ヶ月、ようやく回復が実感できるようになった。3週間半でギプスを外し、4週目からリハビリを開始したが、折れた骨自体よりも周りの関節や筋肉や靭帯の回復に時間がかかって大変だった。

初めは近所のリハビリセンターに週3回ほど通った。リハビリの内容は、ギプスの中で固まった足首の関節を動かす事が中心となる。マッサージをして、足でボールを踏んで動かしたり、足にゴムのベルトを引っ掛けて前後左右に引っ張ったり、スケートボードに足を乗せてころころ動かしたりする。スケボーは簡単そうで実はかなり痛い。踏み台を超えたり、壁に手をついて左足を後ろに引いて右足の膝を曲げると激痛に襲われる。左足首はまだ赤く腫れ熱を帯びている。

日常生活の松葉杖の使用は2本から1本に減らし、歩く練習や階段の昇り降りもメニューに加わった。階段は昇りよりも下りの方が難しい。左足首は痛みの生じるある角度以上は曲げられず、階段を踏ん張ることもできないので、右足を軸にピョンピョン跳ねるような格好で階段を降りることになる。この痛みに耐えてこそ、普通の生活に戻れると自分に言い聞かせながら、普段はエレベーターを使うくせに、無理してアパートの階段を降りたら、軽くなりつつあった足首の痛みがまたひどくなった。

関節がコキコキ鳴り、足を前後に動かすと鋭い痛みが走る。セカンドオピニオンを受けようと、別の大きな病院の診察を受けた。X線写真と症状を説明した紙を用意したが、医師はそれらを一瞥し「もう骨はくっついているからリハビリは止めて普通の生活に戻ってよい」と痛み止めの飲み薬とスプレーを処方した。10分足らずの診察に50€も払った。整形外科的にはもう治ったことになっているのだろうが、実際痛いから来ているのだ。また1ヶ月後に来るように言われたがもう二度と来るか。お金返せ。
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リスボンの青山テリェイラス地区でリハビリの仕切り直し

病院は当てにならないので接骨院を探すことにした。子供の頃はよく肩の関節を外し、接骨院でコキッと数秒で入れてもらった。そのような技術を持つ療法士はいないのだろうか。インターネットでオステオパシーと検索し、2つしかオピニオンがなかったがいずれも高評価の、スポーツ整体師を訪ねてみた。

先生は病院でも使わなかったエコーで足首の状態を診て、まだ腫れており、むくみがあると指摘した。腫れがあるうちは無理に動かさず、腫れが引いてから運動すべきだと。考えてみれば当然なのだが、今まで関わった医療関係者は誰も言わなかった。接骨院での治療は電気を筋肉に流し、テーピングで固定するのが主である。クリスチアーノ・ロナウドがCMをやっていたあのタイプの機械で電気を流すと筋肉がピクピク動きぐーっと引っ張られる。それを45分。痛みを伴う機能回復訓練はない。こんなんで本当に良くなるのか半信半疑だったが、腫れも痛みもだんだん引いていった。7回目あたりからは杖なしで歩けるようになった。まだ痛みがあると訴えれば、マッサージや鍼(日本の鍼とは違うタイプ)も併用し、ようやく10回目にして最初のリハビリセンターでやっていたようなトレーニングを始めた。
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マンションしかないけど緑は多い

初めからこの先生の所に通っていたら、もっと短期間で回復していたかもしれないが、家からバスを乗り換えて1時間弱かかる所にある。ドトール(博士、教授)の地区とも呼ばれる新興住宅地でリスボンでも家の値段と住民の質の高いテリェイラスにある。
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隣はリスボンの中の田舎、カルニーデ地区。私はこっちの方が好き

診療の前やバスを待つ間に近くのカフェで時間をつぶしていたが、この店はインテリアが洒落ていて店員の応対もプロフェッショナルで、大きな窓からの眺めも気持ちが良い。伝統的な菓子の他に洒落たパッケージのビスケットなども売っている。接骨院の向かいの小さなスーパーは、明治屋紀伊国屋とまではいかないが、大きなチェーン店やインド人の八百屋よりもずっと良いものを売っている。何とアソーレスのフローレス島のチーズまであった!病院やリハビリに大枚はたいてしまったが、時にはこんな素敵な店に遭遇することもある。人生には無駄はないのだ。きっと。
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カフェ「ケルビム・リスボア」は洗練されたインテリア

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by caldoverde | 2016-06-17 04:16 | 生活 | Comments(4)

お見舞い御礼

足首の腓骨を骨折した私の元に、国内外から暖かい支援の手が次々と差し伸べられ、おかげさまでそれほど不自由せずに過ごしています。食生活は普段よりもよほど充実し、運動できないので太るのを警戒しなくてはいけないほどです。お礼を兼ねて、救援物資のごく一部を紹介します。

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ケーキバイキング⁈ おそらく現在リスボン唯一のフレンチペストリー Pâtisserie Salambô のケーキ。

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見たことはあるけど買ったことはなかったアーティチョーク(朝鮮あざみの蕾)、青菜と油揚げの煮浸し(おふくろの味)、さんまの蒲焼(これもおふくろの味)

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山形の玉こんにゃく!

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コラーゲンたっぷりの豚耳、鶏の足、七面鳥のチャーシュー。骨がくっつくのが早くなりそう。

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お手製イカ明太子。ポルトガルでは高級品。

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缶詰、乾物もありがたい。

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ロンドンの代理店から取り寄せた、カナダのニークラッチ。両手が使える杖です。

Anaさん、Moreiaさん、Benfiquistaさん、jojoさん、ちゅんちさん、おっちゃんさん、おまけさん、ガト君のおばさん、お見舞いありがとうございます。他にも多くの方々からご心配や励ましのメッセージを頂きました。重ね重ねお礼を申し上げます。自宅療養中ですが、病気ではないのでカンポ・デ・オリーク見物を兼ねていつでも遊びに来て下さい。皆さんありがとう❣️
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by caldoverde | 2016-03-18 19:03 | 生活 | Comments(1)

ポルトガルの病院

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ポルトガルは交通事故も多い。皆さんも気を付けてね

人より健康というわけではないが、重大な病気には罹ったことがない。しかし花粉症や飲み過ぎで声が出なくなったことが何度かあった。今年は天候が不順であまり花粉症の症状が出なくて安堵していた。朝起きたら声が出ないというのは、話す仕事をしている人々にとっては恐怖である。

私は歩き方が変だと言われ、自覚もある。よくこける。ポルトガルの凸凹した石畳や、歩道と車道を分ける段差、あちこちにある階段や坂道は、もっと緊張して歩くべきなのだ。しかし建物の中にある段差や滑りやすい素材のエスカレーターなど、誰が設計したんかと文句をつけたくなるような場所もよくある。そのような場所でついにやってしまった。階段ではないスロープ状のエスカレーターで滑って足を捻った。激痛が足首に走った。捻挫だ。エスカレーターの床は縦方向に細い金属の棒が並んでいるような造りだった。もし麻布みたいな素材だったり、横方向に金属の筋が並んでいたら、滑らなかった。誰だこんなもんを作ったのは。
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つまらない話なので、写真は楽しく無関係に

タクシーで家に帰り、氷で足を冷やし包帯で固定して様子を見た。前にも捻挫したことがあったので、伸びる包帯や杖などは持っていた。左足首はみるみるうちに腫れてきた。翌日は素人の私ではなく医者に包帯を巻き直してもらうつもりで病院に行った。レントゲン写真では何ともないようなことを看護師は言ったのだが、実は腓骨が折れて少しずれていると言う医師の所見。直ちにギプスが巻かれた。
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バカリャウ・コン・ナタを日本語で何ていう?と聞かれ「鱈グラタン」と答えたら、日本語を学ぼうとしているポルトガル人の友達にがっかりされた。もっと良い訳があるかな。

2カ月くらいは体重をかけず、ギプスをした足は宙に浮かせた状態を保ちながら、松葉杖で歩かなくてはならない。ええええ…ギプスだけで治すと2カ月、手術すればもう少し完治までの期間は短くなるそうだ。しかし、仕事が、お金がああああ…この日だけで200€以上払った。タクシーや薬代もかかった。フリーランサーなので、仕事を休めば収入はない。どうしよう。とはいうものの、声が出なくなった時のような絶望感はなかった。ギプスをして痛みが少し収まったせいか。
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目玉焼きの乗った肉、これがポルトガル料理ですよ

未だにポルトガルに医療制度はよく分からん。地域に保健センターがあり、ポルトガルの国民健康保険に加入していれば安い費用で診察が受けられる。しかしホームドクターが決まっているようで、予約制で空きがないと数週間後とか2カ月後とか言われる。直ぐに診療を受けたい場合は、8時の開店と同時に緊急診察に電話で予約する。出遅れるとその日の診察は満杯、受付終了になる。入院設備はない。
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ハート型のチョコを飾ったチョコレートのパン・デ・ローはヴァレンタイン時期の限定品

病院は大きな総合病院と、専門医の診療所がある。どちらも予約制だ。ドクターたちは同じ病院や診療所に毎日いるわけではなく、週に何回かしか来ない。いろんな病院をぐるぐる回っている。日本のようにいつもの先生がその病院にいて、いつでも診察してくれるのとは違う。
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近所のフランス菓子屋のミルフィーユは本物

病院には公立と私立の病院があり、無論私立は高い。医療保険がないと一回の診療が80€とか100€はざら。公立は国保で診療を受けることができるが、いつ順番が来るかわからない。いつも大勢の患者で溢れかえっている。すぐに診てもらえる清潔な病院がいいに決まっているが、お金がないと。私の加入している保険では、提携している私立病院の診療費の一部しかカバーしないので、大きな出費になる。骨折となると長期にわたり仕事が制限されるので、それも非常に痛い。せっかく頂いた仕事をことごとくキャンセルし、少なくとも今月の収入は見込めなくなった。

私のジンクスは何か失えば倍になって返るというもので、今までは確かにそうなっているような気がする。動けない期間は天が与えた貴重な時間と考えて大事に使おうと思う。助けてくれる友人たちのありがたさも骨身に染みる。普通に動ける事の素晴らしさは、このような状況にならないと気がつかないものだ。そして自由に動けるようになったら、自由が制限されている人にもっと優しくなろうと思う。
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オッソブッコです。牛骨です。

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ティヴィア(脛骨)という名のお菓子。私が折ったのは腓骨。©︎Moreiaさん



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by caldoverde | 2016-03-06 21:01 | 生活 | Comments(10)

冬の模様替え

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モフモフです

引っ越して2度目の越冬に備え、ワンルームの我が家を模様替えした。まずドアから入る隙間風をシャットアウトするためにスポンジテープを貼った。強風でドアがガタガタ音を立てたり、スウスウ冷たい風が侵入するのは幾分解消された。しかし隙間風の侵入口はドアだけではなく、掃き出し窓もである。窓を覆っていたのは、前の持ち主が残していったペラペラの麻のカーテン1枚だけだったが、擦り切れて穴も開いているので、カーテンを新調した。目隠し用の薄い白いカーテンと、防寒用の厚めのもの2枚で断熱効果を計り、色柄にマッチするようなカーテン留めの飾り紐も見つけた。擦り切れ穴の開いていた前のカーテンに比べると、ちょっとゴージャスになった。
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猫のイラストカレンダーに猫の好きそうなボールの付いた飾り紐です

ソファは合成皮革でヒヤッとするので、去年IKEAで買ったアクリルの毛皮風の敷物を両面テープで春まで留めていた。暖かくなって剥がそうとしたら、合成皮革の表面がボロボロになってしまい、中古でも気に入っていたので泣きたくなった。今年はこのような失敗は繰り返すまいと、カーペット用の滑り止めシートを近所の中華ダイソーで購入した。
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夏はこうでした

食べた後ソファーでくつろいでいると、必然的に横になり、うたた寝して風邪をひくのは毎年恒例化しているので、肌寒く感じたらすぐに引っ掛けられる、しかも出しっぱなしにしても変じゃない毛布のようなものも欲しくなり、アクリルのヒョウ柄の起毛のブランケットと同素材のクッションを2個買った。クッションはそれぞれ違う店で買ったので、色が微妙に違うが、まあいいや。元からあった猫のクッションとともにソファに置くと、だいぶ暖かそうになった。

壁にはアソーレスの魚図鑑のポスターをかけていたが、なんか寒い感じがするので、別の絵を飾ることにした。ポスターや版画などを見て回ったが、どうもコレといったものがない。しょうがないので本物の絵を飾ることにした。ミロ・クレー・カンディンスキー風「皆で渡れば青信号」という題名で、2015年の作品。13€の中国製キャンバスに適当に塗った(描いたではない)私めの超駄作。欲しい方は1000€でお譲りします。
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部屋に合わせて緑色に塗ってもらったが、塗料臭くて参った

インターネットの不用品売買サイトでエクステンションテーブルを買い、ソファの高さに合わせて脚を切ってもらった。広げれば結構大きめの食卓テーブルや作業台になるし、上から毛布をかけたらコタツになるなと満足するのも束の間、脚切りと塗り直しを頼んだ向かいの家具屋のおじさんに、こんな安物は直して使う価値ないよ、とバッサリ言われガッカリ。建前上もらった事にしてるが、実は180€も払ったのだ。デザインは気に入っているが、確かに素材も造りも粗雑だ。売主はフランスから持ってきたと言っていたので、値段は輸送費と考えよう。

これで冬支度は準備万端。しかし、冬が来ない…12月15日のリスボンの気温は20度。半袖で歩いている人がいた。
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by caldoverde | 2015-12-16 08:18 | 生活 | Comments(7)

麿歯科医院

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創作ポルトガル料理「エンソパーダ・デ・バカリャウ」干鱈を残り物の野菜とパンと一緒に煮込んだもの。鱈は食べた後糸楊枝が必要になる。

悲劇は土曜日に起こった。糸楊枝で歯を掃除していたら、奥歯に被せていた銀冠が飛んだ。コン、と陶器の洗面台に当たる音が聞こえ、歯には空洞が生じた。床に這いつくばって隅々探したが、冠は見つからない。ひょっとすると洗面台の穴に落ちて、排水管の中に入ってしまったのだろうかと、排水口の金属を外し、中を覗いても何も見えない。数少ない手持ちの貴金属を無くした上、食べるのにも不自由な状態になった。

今は8月、多くのポルトガル人はバカンスで2週間も4週間も仕事を休んでいる。医者も例外ではない。しかも週末である。開いている歯科医院は皆無に近い。一縷の望みをかけて、1月前に同じ銀冠を入れ直した歯科医院に行くも、月末まで夏休みだった。仕方なく薬屋で何か穴に詰めるようなものはありませんかと訊くと、親切にもただで見本の入歯固定用ペーストを分けてくれた。しかし虫歯で出来た穴に詰めても良いものだろうか…

そこに救世主が現れた。以前住んでいたアパートの同じ階の未亡人とすれ違った。事情を話すと彼女はアレンテージョだかアルガルヴェの別荘の隣人がリスボンのクリニックに勤務する歯科医、しかも土曜日が担当だということを思い出した。だからそのクリニックは土曜日も開いているはずだと示唆した。しかしその歯科医院とは、世界的に名を馳せている「マロ・クリニック」である。近所のヤブ歯科医院の治療費は35€だった。それでも十分高いのに、一体いくらかかるのだろう…100€、それとも200€だろうか?しかし一刻の猶予もない。今すぐ穴を塞がないと神経に触って大変なことになりそうなのだ。
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遠くからも目立つ、威風堂々たる建物

家に戻って電話をかけると、何とその日のうちに予約を取ることができた。これも奇跡的なことである。夏休みの時期でなくとも、病院の予約は1週間、2週間先はざら、ひどい時は2ヶ月後と言われたこともある。

場所はアメリカ大使館のとなり、近くにはリスボン大学病院や、マリオットホテルもある。建物は黒いガラス張りの14、5階はあるビルで、全てマロ・クリニックと関連施設である。エステサロンや美容院もある、13階の受付はまるでホテルのロビーのようだ。なんとバーまでありマロワイナリーのワインを売っている!マロ先生はかなりやり手の実業家と見えた。
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試飲したかったけど治療前なので自粛

実際の治療は女性の歯科医師が担当した。ポルトガルは日本と比べると女医の割合が多く、特に歯科医師は女性が多い。
小さな虫歯の穴を塞ぐ程度なら1回の治療で済むが、取れた銀冠が結構大きかったので、セメントみたいなものを仮に詰めて、次の治療で金属を被せることになった。気になる治療費は、初回が診療65€、レントゲン代45€、合計110€で、2回目は105€だった。その辺の歯科医院に比べると相当高いが、安いところで詰めた冠や差し歯が何度も取れたことを考えると、高いが良いに違いないと自分に言い聞かせるより他なかった。
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広々とゴージャスな待合室

ドクター・マロの専門はインプラントで、画期的な方法を開発した。麻酔をかけ全ての歯を抜き、総入れ歯のような義歯を顎の骨に固定するというもので、手術は1日で済むという。世界中に多くのクリニックを持ち、日本では東京にマロ・クリニックがあるので、その技術は評価されているのだろう。私の詰め直した銀冠も、ほとんど違和感なく、削るなどの調整が日本の歯科医師と比べても少なかったので、上手だったと言える。でないと215€かけた意味がない。願わくば一生この歯が使えると良いのだが、他の歯もあちこちガタが来ているので、またマロ・クリニックのお世話になることもあり得る。しかし1本200€では…やはり全部抜いて総入れ歯インプラントにした方が手っ取り早く安上がりなんだろうか?宝くじを買わねば。
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大金持ちのイケメン歯科医師。三高揃ってます。
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by caldoverde | 2014-08-30 14:46 | 生活 | Comments(12)

夏の模様替え

ポルトガルの夏の味覚はイワシ。ほとんど真っ白になるほど粗塩を振り、青い煙をもうもうと上げて焼かれるイワシの炭火焼。そばにいると髪も洋服も臭くなりそうだが、食べ始めると全く気にならなくなるのは納豆と同じである。ガスコンロで焼くより、外で炭火で焼いた方がずっと美味しい。だからイワシの塩焼きは家ではなくレストランで食べるか、野外で食べるべきものである。

庭付きの家に住む人々はサルディニャーダ(イワシパーティ)を開き、友人や親戚を呼んでイワシをご馳走することもある。あまり台所に顔を出さない男性も鍋奉行ならぬ炭奉行を司る。

そんな訳で、私は家で魚を焼くことはほとんどなく、家でのイワシはもっぱら缶詰を食す。土産物屋にも可愛いパッケージのイワシ缶が並ぶようになったが、最近こんなものを見つけた。一見オイルサーディンのようだが実は…
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箱を開けると薄紙に包まれて…
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イワシ型チョコレート!なかなか可愛い。ポルトのチョコレートメーカー「アルカディア」の直営店で売っている。甘党へのお土産にいかがでしょうか。

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スッキリしたビフォア

引っ越した家にはほとんど飾り物がない。ミニマリズムに徹しようかと思ったけど、なんか殺風景である。絵か何かを壁に飾ろうか…と思ったら、去年か一昨年アソーレスに行った時に空港で買ったステキなポスターがあったのを思い出した。また実用面から時計もあると良い。またしてもインターネットでレトロな時計を格安でゲット。その下に養子に出そうかと考えていた猫のクッションをおいて、何となく生き物の気配のする部屋となった。
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モノが増えたアフター
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アソーレスの魚図鑑ポスター。よくレストランに貼ってあります。魚を猫たちが狙っています。時計はミッドセンチュリー・デザインの代表作、ジョージ・ネルソンの「ボール・クロック」

よく通りかかる近所の椅子張替え店のウィンドウに、面白いものが飾ってあった。ディスプレイ用のアンティークかと思ったが売り物で、しかも思ったよりも安かったので、これも購入。これは何でしょう?
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縦10cm、横30cm、高さ4cm、馬鹿げた大きさの魚の缶詰型のハンガーである。TUNNYというからマグロであるが、ちょっとだけ開けられた蓋から覗く頭はイワシにしか見えない。玄関ドアにくっつけた白い下駄箱の上に取り付けた。ますます女らしさのない部屋になった。
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左の青い壁時計はヨーロッパの駅で使われるオランダの「カールソン」の中古で、ムーブメントは台湾製。でもちゃんと動くので良し!15€。

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ベッドカバーとライトもミッドセンチュリー風にしました。できればヴァザルリのポスターなど飾りたい。
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by caldoverde | 2014-06-30 04:48 | 生活 | Comments(12)
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写真は前の記事のものと同じ角度から撮ってます

限られた予算で内装をどうするか。
最初は新居のインテリアを和風にしようと考えた。ネットで畳や障子を販売する会社がスペインにあるのを知り、また「無印良品」がリスボンにも出店したので、2畳の和室コーナーを設け、掛け軸や違い棚を飾り、「無印」の三つ折りマットレスを2つ並べてソファにして、窓辺にカーテンの代わりに障子を置いたらどうだろうと夢想していた。しかし「無印」は外国では高い。三つに折ってソファの高さになるマットは250€。楕円形のちゃぶ台風のテーブルは約300€。はっきり言ってそんなに高そうに見えないし、やたらデコデコした見た目重視の西洋家具に比べ、地味で面白くない。
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名付けてビター&ホワイト(チョコ)

では大衆的な値段と機能性・デザイン性を兼ね備えたIKEAの家具は?悪くはないが、落とし穴がある。自分で持ち帰り自分で組み立てなくてはいけないし、失敗してやり直すとゆがんでしまう。有料の配送や組み立てサービスがあるけど、だったらもう出来上がってる真っ当な職人の作った家具を買うのと値段が変わらなくない?
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TVをのせた引き出し付きの家具とPCテーブルはIKEA。TV台はガンプラ並みに組み立てが面倒だった

しかし解決方法はあった。中古品で揃えるのだ。OLXという個人間の売買を仲介するサイトがあり、ありとあらゆるものが扱われている。家に居ながらにして欲しいものを検索し、値段を比較できるのは便利である。
そこで一目惚れしてしまったものがある。市松模様のソファベッドだ。謳い文句が「お掃除が簡単です」ますます惚れるではないか。おまけにたった150€。インテリアはこのソファベッドに支配されることとなった。
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小さな部屋がなるべく広く見えるように引き戸を鏡にしたクローゼット。これは特注。

次々とOLXで掘り出し物を発掘した。30€の本棚、20€の椅子、9€のテーブルetc. また1960年代〜70年代の家具が安く売られている。少し前までどうしようもなくダサく見えていたのに、今なぜか不思議にかっこ良く思える。木目プリントの合板、合成皮革、プラスチックなど当時は最新の「ナウい」素材もチープなまがい物に堕ちていったが、21世紀の現在は「レトロ」「ミッドセンチュリー・モダン」と肯定的な評価を得ているらしい。
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変な脚の変な棚もミッドセンチュリー・デザイン

かくして絵皿や風景画で飾られたカントリー風黄色いアパートはクールな1970年代風インテリアに変貌した。自分で言うのもなんだが、本当にクールだ。特に強い風が吹く日は窓から隙間風が入って。
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女らしさはほとんど無いかも。
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by caldoverde | 2014-03-29 09:28 | 生活 | Comments(23)
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「快楽」との仁義なき闘いに白旗を揚げた訳ではないが、このアパートに住み続けるのは精神的・肉体的に限界が来た。市の環境課の最後の騒音検査の結果が(たまたま)法の定める範囲内だったという事が、私を吹っ切れさせた。もうこれ以上眠れない家に高い家賃を払い続けるのは我慢できない。不動産屋を訪ね歩き、インターネットのサイトをチェックし、近所に良さげなアパートを見つけて引っ越す事に決めた。平面図を手に入れると、どんな家具をどのように配置しようかあれこれ考えるのがホビーとなった。今までのアパートは家具や冷蔵庫・洗濯機が付いていて、ほとんど何も買う必要がなかったのだが、今度引っ越すところは中身がないので、必要なものを買い揃えなくてはいけない。
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建物は1980年代のもので、日本式の5階建て、2~4階は2戸、5階に1戸、計7世帯入る。1階は何かの事務所で飲食店はない(これ重要)。小さいながらエレベーターがある(かなり重要)。今まで住んでいた部屋は3階で、捻挫した時や大きなトランクを運ぶ時などはエレベーターの有り難さをしみじみ感じた。
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部屋はT0と呼ばれる、寝室兼居間が一つに、独立した台所とバス・トイレからなるワンルームである。日本のように玄関にたたきがあって内と外の間にワンクッションあるのではなく、ドアを開けるといきなり部屋になるのである。総面積は33m2、寝室兼居間は12畳位だろうか。
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前の住人は一人暮らしの60代の女性で、広告の写真によると温かみのあるこじんまりした部屋である。クリーム色の壁、黄色いソファ、生成り色のカーテンと、黄色が好きだったらしい。絵画や置物、家族の写真が上品に飾られて女性らしさが漂う。部屋の中央に白い本棚を2つ背中合わせに置いて分割し、プライベートとパブリックのスペースを区切っている。前のアパート同様、景色は周りの建物しか見えないが、騒音や排気をまき散らす飲食店やスーパーのダクトはない(超重要)。
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台所が壁で区切られているので、食べ物の匂いが部屋中に充満することはなくなるはずだ。前のアパートのキッチンは居間の壁際の一角にあり、換気扇の吸い込みが悪く、窓を全開しても匂いがなかなか抜けなかった。これからは思いっきりカレーや揚げ物や醤油を使った料理を作れる。実際に作るかどうかは別として。
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不満はバスルームに浴槽がないこと。元々バスタブはあったのだが、前の持ち主がシャワーブースに改装し、余ったスペースに物入れを置いた。しかし考え方によっては、また浴槽に戻すことも可能とも言える。実際、普段は朝シャワーのみで浴槽にお湯を張ってお風呂を楽しむのは1ヶ月に1回か2回だったので、風呂桶がなくても困ることはないのだが。でも、たまには肩までお湯に浸かりたい…
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by caldoverde | 2014-03-26 08:45 | 生活 | Comments(8)
  2ヶ月の休業を経て、10月からアパートの下のカフェが再開した。給料の未払いで従業員全員に見放された、地域の飲食店に共同経営を持ちかけ皆断られた、アンゴラに逃げた、など色んな噂が飛び交っていたカフェの経営者は、ふてぶてしく店に姿を現している。当然、騒音も再開だ。市の騒音検査の最終結果は基準値の27dBをほんのわずか下回り、問題なしという結論。あれほど大家たちに、カフェの休暇中に会議を開いて営業許可の有無を確認するように頼んだのに、結局何もせず。ブチ切れた私は、普段フランスに住んでいる大家と、彼がアパートの管理を任せている義理の兄弟の代理人に、もう我慢できないから出て行くと宣言した。そして物件を探し始めた。

 なぜかカンポ・デ・オリークは不当に不動産が高い。別に高級住宅街でもなく、地下鉄はなく、道は路駐で一杯で、建物も古いくせに、リスボンで最も人気のある住宅地のひとつなのだ。地区の中央にあるパラーダ公園の周辺には商店が集中していて、生活に必要なものも不必要なものもほとんど何でも揃う。治安も良い。地下鉄がないとはいえ、交通の便も悪くない。住みやすいところだ。
 だがうるさい。この狭い地区に車が多すぎる。また空港の滑走路の延長上にあるので、朝は6時から夜は11時、12時まで飛行機の音がする。食料品店、飲食店は24時間トランスの音を道路にまき散らし、建物内部に低い騒音と振動を響かせる。

 安くて静かで交通の便が良く、商店や銀行、郵便局が近くて、エレベーター無しなら2階(日本式の3階)まで、できればカンポ・デ・オリークという家を見つけるのはミッション・インポッシブルである。余暇はネットで安くて良さげな家を見ては不動産屋を訪ねたり、メールを送ったりして過ごしている。これが超面白く、またそこはかとなく悲しくなる。

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正面は市の図書館になっている。ベンフィカ地区。

1、最初に気になったのは、1910年に建てられた、当時のリスボンのデパートの従業員の社宅である。道路に面している部分は、アメリカのコロニアル様式の建物を思い起こさせるオサレな長屋だ。
 リスボンにはあちこちにヴィラと呼ばれる労働者の住んでいた小住宅がある。たいてい大きなアパートに囲まれた中庭に造られ、昔ウサギ小屋と揶揄された日本の文化住宅が邸宅に思えるほどだ。
 この薔薇色のヴィラ・グランデーラは2軒ほど売りに出されていたが、市の文化財に指定されているだけあって、不動産屋に行った時にはすでに売約済みだった。

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竹を植えて灯篭を置く予定でした

2、地下室に住むという選択は私になかったが、実際に見ていいなと思ったのが、この庭付きの半地下のアパートだ。光を入れるために掘り下げた庭があり、3部屋あったのを壁をぶち抜いてリビングと台所を一体化して広々としている。少し暗いが、静かで、よそから覗かれることもない。庭を京都の坪庭風にしようとデザインを考えたりしていたが、2度目の見学を申し込みに行ったら、ほんの少し前にイギリス人に買われたばかりだった。がっかり。



風呂場が家の中で一番広い部屋

3、持ち主が不動産屋を介さずに直接ネットで広告を出していた物件は、プロモーションビデオまであった。値段と浴室がかなり魅力的だったが、バスの便が少ないのと、3階の屋根裏部屋は夏暑く冬寒いと思われるので、候補から外した。

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改装すれば2のようになるかも?

4、別の半地下の物件は、多分管理人用の部屋で、改修が必要。しかし意外と明るいし、建物の外観に関しては良く手入れされている。しかし壁に出来たシミが気になる。ポルトガル人は湿気を何よりも嫌う。このシミは湿気から来るのでは?湿気が配管や建物の瑕疵に由来すると、工事費の方が高くついてしまう。


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容積は普通の家の半分ほど。身長180㎝の人には苦しい。

5、古い建物を改装したばかりのステキなアパートがうちの近くにあると言われ、行ってみた。屋根裏部屋でバルコニー付き。綺麗にリノベーションしてあるが、木の階段がすごい傾斜で、年寄には登るのも降りるのもきつい。リスボンにはこのような屋根裏部屋がたくさんある。


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以前から広告が出ていたが、なかなか買い手がつかないみたい

6、一応カンポ・デ・オリークだけど、地区の外辺のあまり評判の良くない通りの少し手前に位置している家は、南向きにもかかわらずなんか暗い。いずれなくなるのだが家具が巨大な仏壇のように陰気臭いのと、建物が古くてあちこち傷んでいるようで、どうも感じが良くない。値段は安いのだが・・・管理費が年25ユーロでは、確かに何も修理出来ない。管理費が安すぎるというのも考えものだ。

 
 この中でバスタブ付きのバスルームのある物件は2と3だけで、他はシャワーのみだ。以前カンポ・デ・オリークに住んでいた漫画家のヤマザキマリさんの家もシャワーしかなく、「たっぷりとした湯船に浸りたい」という欲求が原動力となって「テルマエ・ロマエ」という傑作を生み出した。私も訳あり物件に住めば、隠れた才能を開花させることができるのではないだろうか。少なくとも今のアパートでは既に何枚ものポルトガル語のクレームの手紙を書き、ポルトガル人からこれは私が書いたのかと感心されたものもある。ここに留まるも引っ越すも大作家への道の一歩を歩み始めたのには変わりがない。




 
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by caldoverde | 2013-11-14 05:49 | 生活 | Comments(5)
「快楽」という名のカフェ兼レストランがアパートの1階と地階に開店し、静かな夜が破壊されて丸2年になる。私と隣の巨大猫ガト君のおばさんはアンケートを取り管理会社に訴えたり、警察に通報したり、市役所に苦情を申し立てたりと、カフェとの直接の接触を避けながら闘ってきた。はかばかしい成果は出ないながらも、じわじわブローが効いているようだ。それは私たち外部からの攻撃よりも、内部からの綻びと、世の中の趨勢によるところ大なのであるが。
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行きつけの別のカフェのフランセジーニャ

 昨年の市の環境課による騒音検査で基準値を超えるデシベルが私の部屋で検出され、カフェは今年の4月に市から改善命令を受けたが、何ら改善された形跡は見られない。部屋の壁全体、ベッドのマットレスからも響く不快なモーター音は私の睡眠を妨げ、暖かくなってからは、いくらかましな居間のソファで夜明かしする日も多かった。

 6月に市の環境課が改善命令後の状況を調べるための騒音検査を行った。ところがわずかながら基準値を下回っていた!そんな馬鹿な‼ 確かに以前と比べれば音は低くなったが、逃れようのない不快な音は依然として私を苦しめている。人間は寝なくても死なないものだと納得した程だ。それなのに、基準内とは!カフェは防音工事など全く行っていないのは明らかで、音が低くなったのは、客が減ったために喫煙スペースの空調や厨房のダクトを使う時間や出力が減ったからであり、客が戻ればまたやかましくなるのは自明だ。しかしその時は、カフェの設備は基準にかなっているという役所のお墨付きを得ているのだ。それだけは絶対に阻止しなくては。
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眠れなくて白髪になった猫

 私はその場で抗議し、その後、低周波騒音問題の専門家であるルゾフォナ大学のアルヴェス・ペレイラ教授にも助言を受け、環境課に再検査を要請し、受理された。また、ガト君のおばさんはリスボン市役所に見切りをつけて、行政を監視するオンブズマンと消防署に直訴した。元々用途が倉庫だった地下に喫煙可のレストランを作るのは、素人目にも防災上問題ありありだ。数週間後に消防署が店と屋上の排気装置を見に来た。当然だが、基準を満たしていないので改善命令が出された。オーナーはやっと自分の店が基準に従っていない事に気付いたようだ。
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イワシの酢漬けとオリーブ。これはアルファマで食べたもの

 しかし市役所や消防署の改善命令に素直に従うカフェではない。と言うか、そんな余裕は無いらしい。長引く不景気でこのカンポ・デ・オリーク地区の店はバタバタ潰れていて「快楽」もご多分に漏れず閑古鳥が鳴いている。勝手に午前1時まで営業時間を延長したものの、最近は21時過ぎには店じまいしている。ところがガト君のおばさんは閉店後も地階のレストランには人がいる気配がするという。実は、店を切り盛りしている支配人(オーナーの異母弟、既婚者)が、調理師の女性と客のいない地階で楽しんでいたらしい。遂に彼の奥さんが店に乗り込み、修羅場となって支配人は警察を呼ぶ騒ぎとなった。その翌日調理師は辞め、また支配人もいなくなり、制服を着ていない若い男が一人で店番をしていたそうだ。まるでドラマか漫画のような話が階下で繰り広げられていたのだった。
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噛みごたえのあるステーキはエストレーラ大聖堂そばのグリルで

一方オーナーは金策に駆け回っていると思われる。ガト君のおばさんによれば、従業員の給料の遅配は恒常化し、もう元のメンバーは誰もいない。あちこちに融資を申し入れても、もう貸してくれるところはない。しかしオーナーは政治家か政党と繋がりがあるらしく、今度の選挙について誰かと話していたそうだ。それでノーチェックで開店できたのかと納得した。当初3人いた共同経営者の一人の、オーナーのすぐ下の弟はマフィアみたいな人物で、カーボヴェルデ人を使った売春や麻薬売買にも手を染めているという恐ろしい噂を近所の人から聞いたが、幸いにして早々とオーナーと仲違いし、もう店には出入りしていない。で、もう一人の共同経営者の異母弟も愛人と共にいなくなってしまった。
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市電を改装したカフェはジェロニモス修道院とパスティス・デ・ベレンの間にある

「快楽」は空中分解したまま夏休みに突入した。店の扉には8月1日から29日まで夏期休暇との紙が貼られている。願わくば無期休暇となって欲しい。しかしメールで状況を報告してくれるガト君のおばさんも私も、油断できない事を認識している。オーナーが居抜きで店を売って飲食店が継続されれば、騒音も継続される。それは絶対に阻止しなければ。しかし肝心の飲食店営業許可に関する苦情については、今だに市役所から回答を得ていない。多分オーナーの友達の政治家が手を回したのだろう。そうなると、住民が一致団結し管理組合会議でアパートの飲食店開業を拒否するしかない。ところが反対者がいたにもかかわらず、2年前カフェは開業した。一体どういう事なのか?カフェ、市役所、管理会社、某政党、某政治家とブラックな友達の輪に絡まってしまったアパートだが、静かに眠らせてくれれば何の文句もない。少なくとも8月29日までは住民は静寂を満喫できるが…(まだ続く)

*写真は本文とはほとんど関係がありません。

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by caldoverde | 2013-08-02 21:30 | 生活 | Comments(9)