ポルトガルの食べ物、生活、観光情報


by caldoverde
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クリスマスの来訪者

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 ご近所に住んでいた漫画家のヤマザキマリさんがシカゴに引越して2度目の冬になる。リスボンに住んでいた最後の1年から怒涛のブームを巻き起こしている「テルマエ・ロマエ」が遂に映画化され、来春公開の運びとなった。予告編を見ると往年のハリウッド史劇を彷彿とさせる壮大な出だし、そしていきなり昭和の「時間ですよ」の世界へぶっ飛ぶ古代ローマ人。もうこれだけでも十分可笑しい。劇場でコーラなど飲みながら見るのは危険だ。 


 そんな期待度100%の映画を作った武内英樹監督がリスボンに遊びに行くのでよろしくとヤマザキさんからメールが来た。ご本人からも電話を頂いた。とても気さくな声で楽しみにしていると仰った。私にではなくリスボンに期待していると思うが。ひょっとしたらリスボンを舞台に映画を作るつもりかも知れない。もしリスボンがつまらないと思われたら、企画は流れポルトガルの国家的損失になる。責任重大だ。

「のだめカンタービレ」「電車男」などの話題作で華々しく活躍中の武内監督は街の中心部からやや離れた、普通のホテルに宿泊。空港からはエアポートバスでホテルに来たそうで、このバスの切符がメトロを除く市内の乗り物が自由に使える1日乗車券にもなるということを教えて頂いた。さすが既に訪問国が50カ国という旅の達人である。ちょうど昼時だったので、日本式カステラのお店「カステラのパウロ」でランチをとった後、切符を有効に使うべく市電でリスボンの散歩に出かけた。
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ミゲル君が歌っていたサン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台で歌うのも監督の重要なミッションだった
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リスボンの青山カンポ・デ・オリーク地区のヤマザキ邸

 この日は素晴らしい天気で、ひなびた街並みもおもちゃのような市電も監督は多いに気に入ったようだ。「出汁がきいてるな~」とは武内監督のリスボン評である。市電から降りて迷路のようなアルファマ地区を歩き、サンタ・アポロニア駅でポルト行きの切符を購入し、プラゼーレス墓地の近くにあるヤマザキマリ邸を訪れ記念写真を撮り、ついでに近所の私のアパートで小休止をとった。「高級住宅街じゃないですか」「リスボンの青山」と賛辞を頂いた。その後ケーブルカーで「消臭力」のミゲルが歌っていた展望台に行き、向かいのポートワイン協会のバーで1ユーロ60セントのグラスワインの味と安さに感嘆していた。ファドをぜひ聴きたいと言うことでバイロ・アルト地区のファド酒場をチェックした後、レスタウラドーレス広場に面したベタなポルトガル料理屋で夕食をご馳走になり、翌日のポルト日帰り旅行後、夜はガイド仲間とのクリスマスパーティーへの合流を約束して別れた。
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マヨネーズたっぷりの海老のカクテル
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ポルトガルに来たらお約束のシーフードリゾット

 友達のマンションはリスボンのウォーターフロントことエキスポ地区にあり、そこから浦安、ディズニーランドの話に発展し、監督も別の友達もそこでバイトしていたという偶然も重なってパーティーは大いに盛り上がり、2時過ぎ迄に4~5本のワインが空けられた。

 次回作のロケハンという目的でスペインやモロッコに滞在中の武内監督、ついでに立ち寄ったポルトガルが、エキストラから主役に抜擢されて一大ブームを巻き起すことを期待していますよ!
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by caldoverde | 2011-12-27 01:58 | カルチャー | Comments(5)