ポルトガルの食べ物、生活、観光情報


by caldoverde
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

<   2013年 03月 ( 2 )   > この月の画像一覧

Exposição "Joana Vasconcelos Versailles"

 現在最もキャリアも身体も脂ののりきったポルトガル人アーティストといえば、この人を置いて他にいない。

 ジョアナ・ヴァスコンセーロス
は1971年パリ生まれだが、彼女の容貌も作品も100%ポルトガル。自身の体格にふさわしいスケールの大きな作品は、女性らしさとポルトガルらしさとユーモアで満ちあふれている。リスボンのアジューダ宮殿では、ベルサイユ宮殿から凱旋した彼女の展覧会が8月25日まで開かれている。

 セクシーなレース編みの動物たちは中身がボルダロ・ピニェイロのセラミックで、ポルトガルのおばさんたちがせっせと編んだもの。
a0103335_232049.jpg

a0103335_2332541.jpg

a0103335_234868.jpg

a0103335_2351815.jpg


 BOSCH社のアイロンで出来た噴水。私にはカネゴンにも見えた。
a0103335_238239.jpg


 「マリリン」と名付けられた巨大なハイヒールは彼女の代表作。ポルトガル製の鍋でできている。
a0103335_23434091.jpg



 ポルトガルの伝統工芸のフィリグラーナ(金線細工)の、伝統的な文様というベタなフォークロアが現代芸術に。素材はプラスチックのスプーンやフォーク。作品名はアマリア・ロドリゲスのファドの歌詞からとった「コラソン・インディペンテンテ」(自立した心)
a0103335_23135969.jpg


 「花嫁」という優美なシャンデリアの材料は何と…生理用品。ネーミングも意味深。
a0103335_23151543.jpg


 報道や救助に使うヘリコプターがピンクの駝鳥の羽根とスワロフスキーのビーズで飾られてマリー・アントワネットのお散歩用「リリコプター」に変身。操縦席はピンクの皮のソファにアライオロスカーペットととてもロココ。
a0103335_2311848.jpg
a0103335_2312587.jpg


 「ロイヤル・ワルキューレ」カーテン生地、房ひも、クロシェ編み、アレンテージョのニザという町の伝統工芸のアップリケなどをパッチワークした巨大なオブジェ。
a0103335_23262738.jpg


 数年前にリスボンの世界遺産のベレンの塔が彼女のデザインのネックレスで飾られた。赤や緑の宝石は漁船で使うプラスチックの浮き。

 ありふれたものをゴージャスで壮大なオブジェに変身させるジョアナは、優れたプロデューサーでもある。アイディアを形にするには多くの人々の協力とスポンサーが必要となるが、彼女は次々とプロジェクトを実現させる。現在進行中なのは、廃船となっていたフェリーを丸ごとポルトガル館としてベネツィア・ビエンナーレに出展しようという計画である。プロジェクトが発表された途端、色んな企業からの商品や資材の提供の申し出でで、電話が鳴りっぱなしになったという。国際的に知名度の高まっている彼女が、世界中の注目を浴びる著名な芸術展でポルトガルをプロモートするのに選んだのは、かつて労働者を乗せてテージョ河を往復していたオンボロ船。アート界に旋風を巻き起こすジョアナはまた、青息吐息のポルトガルの産業・経済界にとっても様々な示唆を与える存在だ。
[PR]
by caldoverde | 2013-03-26 23:23 | カルチャー | Comments(6)
 相変わらずアパートの騒音は止まない。騒音源は階下のカフェで、基準値を9db超えているのが検査ではっきりしたので、当局は何らかの処分を行うはずなのだが、状況は全く同じ。
 私は慢性的な睡眠不足で頭が回らなくなった(必ずしも生まれつきではない)お肌にハリツヤがなくなった(年のせいばかりではない)身長の伸びが止まった(寝る子は育つと言われている)など甚大な被害を受けている。
a0103335_8514175.jpg
記事とは関係ないが、バイシャ地区のレストランで食べた牛飯。仔牛の肉がごろごろ入ったパエリャタイプ。

 特に休業日がなぜかうるさい。隣のガト君のおばさんによれば、休業日は冷蔵庫が空になり機械の振動が余計大きく響くのではないかと言う解釈だ。
 日曜は夜に大きなグループの予約がなければカフェは早めに店じまいし、月曜は休む。そして何袋ものゴミ袋と生ゴミ専用のゴミ箱をアパートの入口の隣にある元家具屋だった空き店舗の前に、日の高いうちから放置する。回収は月曜日の深夜なので1日半放置していることになる。無論違法なので、私は毎週月曜日はカフェの出したゴミの写真を撮りため、これもまた市役所に苦情として持って行った。
a0103335_854689.jpg
記事とは関係ないが、ジェロニモス修道院の前をパレードする共和国警察の騎馬隊

 周波数の違う3種類の耳鳴りのような騒音に悶々としていた日曜から月曜の明け方、我慢していたものがプツッと切れた。夜明け前の5時頃、家を出て近くの交番に向かい出動要請をした。やって来た警官は若くてイケメンだった。それだけでも通報した甲斐があった。自分の空耳かもしれないが、機械の音で眠れないと訴えた。警官は発生源がどこかとは言えないが、騒音があるという調書は書いておくと言ってくれた。これで第3者による証言ができたわけである。そして警官を呼ぶほどうるさいという事実を突きつけに、またまた月曜の朝一番で市役所の苦情窓口に行く決心をした。

 積りに積もったカフェに関する苦情のいくつかは、行政命令を行う部署(罰金課)に回されていた。

1、勝手に営業時間を延長していた件
2、騒音の件
3、営業許可の件
4、屋上の物置の上に設置された違法な排気装置の件

少なくともこれらの4つの案件が処理中である。

 1の営業時間に関しては最低罰金何ユーロと処分はほぼ確定している。
 2の騒音については、カフェに3月5日から30日以内に騒音を解消するためのしかるべき処置を行わなくてはならないとの通達がなされている。もう半月経っている訳だが、実際は騒音がなくなるどころか逆にうるさくなっている。
 面白い事に、私が管理会社に苦情を持って行ったり、管理組合の会議があったり、隣のガト君のおばさんが警察を呼んだり、騒音検査があったり、市役所が文書を送ったりすると、騒音が酷くなる。わざと嫌がらせしているのか、あるいは音が響かないように何かいじって逆効果になるのか知らないが、不思議なシンクロである。
a0103335_8545837.jpg
記事とは関係ないが、近所の快楽ではないカフェの牛飯。玉ねぎご飯に仔牛の肉と野菜の餡をかけた中華飯タイプ。

 市役所は一応何か指導したようで、いつも日曜午後から月曜日の夜にかけアパートの前に放置されるカフェのゴミ袋とゴミ箱がこの月曜日はない。朝アパートを出た時は何もなかったが、夜帰るとカフェの生ゴミ用のゴミ箱だけが出されていた。珍しくゴミ袋はなかった。カフェの誰かがわざわざ休業日に、許可された時間帯に、ゴミ箱を出しに来たのだろうか。(当然そうすべきであるが)
 ガト君のおばさんは、最近店の前の写真を撮ってカフェの主人と何か話している男性を目撃した。彼女は男性は市役所の職員で、舗道に放置されたゴミを見に来たのではないかと推測している。

 はたして解決の道を一歩踏み出したのか、泥沼の戦争に片足を突っ込んだのか…(まだまだ続く)
[PR]
by caldoverde | 2013-03-22 09:11 | 生活 | Comments(4)