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by caldoverde
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写真は前の記事のものと同じ角度から撮ってます

限られた予算で内装をどうするか。
最初は新居のインテリアを和風にしようと考えた。ネットで畳や障子を販売する会社がスペインにあるのを知り、また「無印良品」がリスボンにも出店したので、2畳の和室コーナーを設け、掛け軸や違い棚を飾り、「無印」の三つ折りマットレスを2つ並べてソファにして、窓辺にカーテンの代わりに障子を置いたらどうだろうと夢想していた。しかし「無印」は外国では高い。三つに折ってソファの高さになるマットは250€。楕円形のちゃぶ台風のテーブルは約300€。はっきり言ってそんなに高そうに見えないし、やたらデコデコした見た目重視の西洋家具に比べ、地味で面白くない。
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名付けてビター&ホワイト(チョコ)

では大衆的な値段と機能性・デザイン性を兼ね備えたIKEAの家具は?悪くはないが、落とし穴がある。自分で持ち帰り自分で組み立てなくてはいけないし、失敗してやり直すとゆがんでしまう。有料の配送や組み立てサービスがあるけど、だったらもう出来上がってる真っ当な職人の作った家具を買うのと値段が変わらなくない?
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TVをのせた引き出し付きの家具とPCテーブルはIKEA。TV台はガンプラ並みに組み立てが面倒だった

しかし解決方法はあった。中古品で揃えるのだ。OLXという個人間の売買を仲介するサイトがあり、ありとあらゆるものが扱われている。家に居ながらにして欲しいものを検索し、値段を比較できるのは便利である。
そこで一目惚れしてしまったものがある。市松模様のソファベッドだ。謳い文句が「お掃除が簡単です」ますます惚れるではないか。おまけにたった150€。インテリアはこのソファベッドに支配されることとなった。
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小さな部屋がなるべく広く見えるように引き戸を鏡にしたクローゼット。これは特注。

次々とOLXで掘り出し物を発掘した。30€の本棚、20€の椅子、9€のテーブルetc. また1960年代〜70年代の家具が安く売られている。少し前までどうしようもなくダサく見えていたのに、今なぜか不思議にかっこ良く思える。木目プリントの合板、合成皮革、プラスチックなど当時は最新の「ナウい」素材もチープなまがい物に堕ちていったが、21世紀の現在は「レトロ」「ミッドセンチュリー・モダン」と肯定的な評価を得ているらしい。
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変な脚の変な棚もミッドセンチュリー・デザイン

かくして絵皿や風景画で飾られたカントリー風黄色いアパートはクールな1970年代風インテリアに変貌した。自分で言うのもなんだが、本当にクールだ。特に強い風が吹く日は窓から隙間風が入って。
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女らしさはほとんど無いかも。
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by caldoverde | 2014-03-29 09:28 | 生活 | Comments(23)
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「快楽」との仁義なき闘いに白旗を揚げた訳ではないが、このアパートに住み続けるのは精神的・肉体的に限界が来た。市の環境課の最後の騒音検査の結果が(たまたま)法の定める範囲内だったという事が、私を吹っ切れさせた。もうこれ以上眠れない家に高い家賃を払い続けるのは我慢できない。不動産屋を訪ね歩き、インターネットのサイトをチェックし、近所に良さげなアパートを見つけて引っ越す事に決めた。平面図を手に入れると、どんな家具をどのように配置しようかあれこれ考えるのがホビーとなった。今までのアパートは家具や冷蔵庫・洗濯機が付いていて、ほとんど何も買う必要がなかったのだが、今度引っ越すところは中身がないので、必要なものを買い揃えなくてはいけない。
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建物は1980年代のもので、日本式の5階建て、2~4階は2戸、5階に1戸、計7世帯入る。1階は何かの事務所で飲食店はない(これ重要)。小さいながらエレベーターがある(かなり重要)。今まで住んでいた部屋は3階で、捻挫した時や大きなトランクを運ぶ時などはエレベーターの有り難さをしみじみ感じた。
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部屋はT0と呼ばれる、寝室兼居間が一つに、独立した台所とバス・トイレからなるワンルームである。日本のように玄関にたたきがあって内と外の間にワンクッションあるのではなく、ドアを開けるといきなり部屋になるのである。総面積は33m2、寝室兼居間は12畳位だろうか。
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前の住人は一人暮らしの60代の女性で、広告の写真によると温かみのあるこじんまりした部屋である。クリーム色の壁、黄色いソファ、生成り色のカーテンと、黄色が好きだったらしい。絵画や置物、家族の写真が上品に飾られて女性らしさが漂う。部屋の中央に白い本棚を2つ背中合わせに置いて分割し、プライベートとパブリックのスペースを区切っている。前のアパート同様、景色は周りの建物しか見えないが、騒音や排気をまき散らす飲食店やスーパーのダクトはない(超重要)。
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台所が壁で区切られているので、食べ物の匂いが部屋中に充満することはなくなるはずだ。前のアパートのキッチンは居間の壁際の一角にあり、換気扇の吸い込みが悪く、窓を全開しても匂いがなかなか抜けなかった。これからは思いっきりカレーや揚げ物や醤油を使った料理を作れる。実際に作るかどうかは別として。
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不満はバスルームに浴槽がないこと。元々バスタブはあったのだが、前の持ち主がシャワーブースに改装し、余ったスペースに物入れを置いた。しかし考え方によっては、また浴槽に戻すことも可能とも言える。実際、普段は朝シャワーのみで浴槽にお湯を張ってお風呂を楽しむのは1ヶ月に1回か2回だったので、風呂桶がなくても困ることはないのだが。でも、たまには肩までお湯に浸かりたい…
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by caldoverde | 2014-03-26 08:45 | 生活 | Comments(8)