ポルトガルの食べ物、生活、観光情報


by caldoverde
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ポルトガルの夏の味覚

ポルトガル人に夏の食べ物は?と尋ねると「焼き魚」という答えが返って来た。年中食べられそうなものなのだが、夏→海→魚→焼き魚という連想なのかもしれない。確かにイワシは6月、初夏の風物詩だ。では他には何があるだろうか。夏→暑い→冷たいビールと来て最後にカタツムリ、と落ち着く。カタツムリも夏の風物詩である。夏の午後7~8時ごろの、まだ明るくて暑さも幾分弱まった頃、バールのテラス席でカラコイス(カタツムリ)をつまみにインペリアル(生ビール)を飲みながら夕涼もポルトガルならではの楽しみである。
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カタツムリの親分、カラコレッタ

しかしどうしてもあのでんでん虫を食べるのは抵抗があるという方には、大きめのカラコレッタ(大カタツムリ)から始めると良いかも。これはツブ貝だ、エスカルゴだと言い聞かせながら食べればそれほど抵抗がないだろう。味にそれほど違いはない。しかしヌルヌル度が若干高い。それはちょっと…と仰るのなら「ベン・アッサード(よく焼いてね)」と注文すれば、ヌルヌルも減少する(ような気がする)。
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このお菓子の中身はなんでしょう?

果物ならチェリー。最盛期にはリスボンの街角にサクランボの屋台があちこちに登場する。最近近所のカフェに珍しく新製品が登場した。パリパリのパイにカスタードクリームと砂糖漬けのチェリーが交互に重なったチェリーパイ。夏の限定商品か、あるいは1年中登場する定番になるのか定かではないが、このお店のオリジナル商品らしい。
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この店のパイ関係は美味しい

でも何と言っても夏の果物と言ったらスイカでしょ! 近所の果物屋には濃い緑の縞のないスイカ、黄緑色に黒の稲妻の入ったスイカ、楕円形の大きなスイカなど大小様々なスイカが入荷された。値段はキロ49セント(70円)!大玉5キロとしても350円である。私の冷蔵庫は小さいので買わないが。そういえばポルトガルでスイカ割りをしている映像を見たことがない。ビーチサッカーやラケットボールで遊ぶ人はよくいるが、あまり暑い日に激しいスポーツは体に悪い。スイカ割りを日本の伝統スポーツとして普及させ、武道と同じく段位をもうけ、選手権大会を開けば、スイカの消費促進にも役立つし楽しいと思うのだが。
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思わず叩きたくなる、大砲の弾のようなスイカ
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by caldoverde | 2014-07-19 18:56 | 季節 | Comments(3)
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イケメンの土人形職人の土人形

今年も恒例の工芸見本市がリスボンのエキスポ地区で開催された。以前はポルトガルの素朴な伝統工芸品に満ちあふれていたこの催し物も、昔の活気は薄れてきている。衰退の要因の一つはグロバリゼーションだと思う。その土地で生産される材料で、地元の工人たちが緬々と作り続け、地域の人々に消費され続けてきたものが、スーパーや中華百貨店で売られている、どこかの国で安く大量に作られたものに取って変わったからだ。伝統工芸品にはそれに太刀打ちできる要素があるか?機械も凌駕する職人技、センスや美的感覚、天然素材の良さ、それに加えて納得のいく値段であることが必要だ。
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おじさんがミシンのような機械で作業しているものは…
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象嵌細工の模様になる板を切り抜いていたのでした

安ければそれに越したことはないが、質に見あった値段、生産者が生きていける値段であることも大事。ひょっとするとこの見本市では21世紀中に消えてしまう工芸品を今見ているのかもしれない。
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山岳地方のフェルトのマント。可愛いけどポルトガルで着ている人は見たことない。
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い草のショッピングカート。面白い!売約済。
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コルクのドレスです。
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大理石職人の土人形。伝統と現代がマッチ。

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ニワトリの置物よりも売れること確実ですが、本人の肖像権がどうなっているのかは不明。

去年はちょっと盛り返した感もあったこの見本市は、今年は伝統とコンテンポラリーがごっちゃになり、今まで明確だった地方ごとの区分けも曖昧になり、規模が小さくなったのに一層混沌としているように思えた。

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おなじみ生ハムサンド

それでも足を運ぶのは「食」のコーナーが魅力的だからで、今年は国産牛のコンクールが行われ、入場券が会場に出店しているレストランの割引券になるからであった。私が食べたのは北部の知らない村の名前がつけられた赤牛のステーキ16€。ポルトガルでステーキを頼む時はビッフェ(薄切り)よりポスタ(厚切り)がお勧め。外がこんがり中が生焼けのミディアムが美味しい。しかし出てきたものは焼きが足りず、焼き直しを頼んだら良くなった。
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びっくりしたのはヴィーニョ・ヴェルデの赤ハーフボトルを頼んだら、フルボトルが出てきたこと。間違えたのだろうと思ったが、まあいいやと飲み始めて半分でやめておいた(1人だった)。軽く冷やしたオリのたっぷり入った酸味の強い赤の緑ワイン、勘定書きはちゃんとハーフボトルになっていてちょっと安心。隣のカップルは肉はうまいがフライドポテトが来ないと文句を言っていた。急ごしらえのリスボン支店では仕方あるまい。
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パステル・デ・ナタもヴァリエーションが増えた。ホワイトチョコやマンゴーなども。
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by caldoverde | 2014-07-07 07:32 | カルチャー | Comments(4)