ポルトガルの食べ物、生活、観光情報


by caldoverde
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国民的飲み物スモール

最近は良いお天気が続き、かねがね欲しいと思っていたものが手に入り、とても嬉しい。
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この猫のいる窓の隣りにカフェがある。いると嬉しい。

飲食店ではよくコーヒーや清涼飲料水、ビールの会社の広告のついた什器が使われている。コーヒーカップや、薄っぺらい紙ナプキンを入れる箱などは、飲料メーカーから卸先の飲食店に無償で提供される非売品だそうだ。
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近所のおじさん2人がやっている小さなカフェは、ポルトガルの清涼飲料水Sumolのロゴの入った、フォルクスワーゲンのミニバスの形をしたナプキン入れを使っている。ちゃんと車輪も付いている。可愛い!駄目元で、一つ売ってくれないかと頼んでみた。するとおじさんは、売りはしないが、今度業者が来たら聞いてみると答えた。欲しがったのは私だけではなく、すでに2人のお客さんに譲ったそうだ。その時は余分な数があったのだが、今はお店で使っているものが全てて、譲れる分が無いとのこと。

それ以来、私はおじさんが忘れない程度の間隔で、コーヒーを飲みに行き、2回に1ぺんは、バスは手に入った?とさり気なく尋ねるようにした。おじさんは、忘れちゃいないから、とは言うものの、私が消えると多分忘れていたんだと思う。5〜6回目に尋ねたら、たまたま他に客がいなかったせいか、私のしつこさに嫌気がさしたのか(私自身はしつこいと思われるのが嫌なのだが)、おじさんはカウンターの上のバス型ナプキン入れを取り上げると中の紙を抜いて、ささっとパンを包む紙袋に入れて私に渡した。常々買うからと言っていたので、10€置こうとしたが、受け取ってくれなかった。
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発見のモニュメントにいるヨーグルト屋
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遊覧船のチケットを売る車

最近リスボンでは屋台が大はやりで、このフォルクスワーゲンのミニバスを改造した屋台も時々見かける。若い人たちがやっているお店や屋台は、古い家具や車を再利用した、レトロな感覚のものが増えている。先日エキスポ地区でヴィンテージ・フェアがあり、年代物の家具やバイク、ラジオ、古着、そしてフォルクスワーゲンのミニバスが販売されていた。40〜50年前のブラウン管テレビのような丸っこい温かみのある形のものが、今新鮮に映る。
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最近問題になっているVWですが可愛い!

ところでゲットしたミニバスに付けられたロゴマークのSumolは、アメリカのコカコーラと並ぶ?ポルトガルの代表的な清涼飲料水で、爽やかなグリーンの容器に、オレンジ、パイナップル、パッションフルーツ、レモンの4種類の味、軽い口当たりの炭酸入り。かのイタリアの文学者タブッキの小説「レクイエム」の中にも出てくる由緒正しい飲み物だ。

1954年以来親しまれてきた国民的飲み物のCMは、サーフィンやスケボーに乗った若者を映しただけの、安直な印象があったが、今年のは面白い。





ポルトガルにはビールならサグレスかスーパーボック、ミネラルウォーターならルーゾか炭酸水のアグア・ダス・ペドラス、ソフトドリンクならこのスモールがある。果物を絞った生ジュースも美味しい。更にマデイラ島やアソーレス諸島にはそれぞれご当地の飲み物がある。バドワイザーやコカコーラも悪くないけど、せっかく来たなら地産品をどうぞ。


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by caldoverde | 2015-11-20 04:43 | 調味料・その他 | Comments(2)

夏が戻った

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2015年11月8日のギンショ海岸

11月の最初の日曜日は、まさに小春日和と言うか、ほとんど夏になった。冬に入る少し前のポルトガルでは、サン・マルティーニョの夏と呼ばれる、暖かい日が出現する。だいたい11月11日の聖マルティーニョの日の前後に多いので、こう呼ばれる。せっかくの好天の週末を、いつものように自宅や近所のカフェでだらだら過ごすのはもったいなく感じ、久々に自転車を出した。
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サドルとハンドルを革にしてドレスアップしたbrompton

電車に自転車を乗せてカスカイスまで行き、そこから海沿いのサイクリング道路を走り、ギンショ海岸に向かう。約6kmのアスファルトの自転車道はアップダウンもなく、片側は海、片側は美しい邸宅や灌木の広がる原野の向こうにシントラ山脈を臨む素晴らしい景色が楽しめる。しかし、大西洋から吹きつける潮風は、最初は背中を押してくれるが、帰りはペダルをこぐ度にヨイショコラショと気合を入れなくてはカスカイスに戻らせてはくれない。それをカスカイスに住む友達に話したら、11月のギンショ海岸は、しばしば風のない、とても穏やかな日があると教えてくれた。今日はまさにその日である。
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海のそばに生えていた茸、食べられるのかな?

以前と同じように、赤いアスファルトの自転車道が終わるギンショ海岸で折り返し、カスカイスに戻るつもりだったが、驚いた事にその先に木の香りも清々しい、真新しい木製のデッキ状の遊歩道ができていた。浜から吹き寄せられた砂の上に架けられた木の遊歩道を過ぎると、再び赤いアスファルトの敷かれた自転車道が現れ、海岸の東に広がる砂丘の方に伸びている。ここからはもう登り坂なので、翌日の筋肉痛を避けるために、サドルを降り自転車を引っぱって登った。坂を登りきったところは何やら車がたくさん停まっている。小さな黒い建物がある。砂丘の自然を紹介するインフォメーションセンターとカフェだった。うっすら汗をかいた後の、海を見ながら飲む生ビールは美味い!
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砂丘には何本かの木製の遊歩道があり、ギンショ海岸や城塞を改装したホテルやシーフードレストランに伸びている。十数人のハイキング姿のグループもいた。インフォメーションに事前に申し込めば、1時間半のガイドツアーも行うそうだ。砂丘内の狭い遊歩道は、自転車は降りて歩かなくてはならないが、砂丘に生きる植物に目を留めるのにはその方が都合がいい。
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それにしてもポルトガルで自然に親しもうとすれば、車を出さなくてはならない。電車やバスで観光地に行くのは外国人か貧乏人(私は両方)。風光明媚な場所は休日は車で一杯。海も街も路上駐車の車で溢れかえっている。マイカーは快適だが、大気汚染や自然破壊は大丈夫なんだろうか…砂丘の遊歩道や立派なインフォメーションセンターは、なんだか大航海時代に未開人を教化するという崇高な目的をもってキリスト教を布教したポルトガル人宣教師の業績に通じるものがあると感じるのは、私だけでしょうか?
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ロカ岬も見える

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by caldoverde | 2015-11-09 05:43 | ポルトガルの旅 | Comments(6)