ポルトガルの食べ物、生活、観光情報


by caldoverde
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
a0103335_02453967.jpg

白くて丸いケイジョ・フレスコ(生チーズ)入りのサラダと組み合わせて。

ウィンナーソーセージといえば、昭和生まれの人間にとっては、真っ赤な合成着色料で染められたビニールなのか何なのか判らない皮の中に、恐らく魚や澱粉が結構な割合を占める怪しげな肉に似せたものが入った、大人の親指位の大きさの物体だった。切れ目を入れたりタコの形に形成して、運動会の弁当やお祭りの屋台のヤキソバには欠かせない華のような存在だった。

a0103335_02454004.jpg

ボリュームたっぷりのポテトサラダと、カリーブルスト(カレーソース付きソーセージ)

ヨーロッパの端くれ(失礼)のポルトガルに住んでみると、いかに西洋人が肉を無駄なく利用し保存するために工夫を重ねてきたかに感銘し、その食肉文化の恩恵を受けないわけにはいかない。しかしポルトガルは気候が温暖なせいか、腸詰関係は塩分とスパイスを効かせて干した水分の少なめなものが多く、フランクフルトソーセージのような、ブリっと弾けるような歯ごたえにジュワッと肉汁が溢れるようなタイプのものは少ない。スーパーには焼肉パーティ用に太めの生ソーセージはあるが、ポルトガル伝統のものではないと思う。

a0103335_02454167.jpg

カリカリのベーコンを添えた、チーズ入りソーセージ

さて、齧るとプリっと弾けてジュワッと肉汁が出てくるような本物のウィンナーソーセージを食べさせる店が、リスボンのリベイラ市場隣の広場の一角にある、オーストリアン・ソーセージレストラン、Hansiである。ソーセージは、どれも本場で作られたもので、スパイシーなものあり、牛肉のものあり、チーズ入りのものあり、羊その他の肉との合挽きあり、カレーソース付きありと、ヴァラエティに富んでいる。これに三種の地中海風のサラダ、胡椒のきいたフライドポテト、マヨネーズを使ったこってりタイプのポテサラなど5種類の付け合わせを組み合わせれば、毎日ソーセージ漬けでも構わないような気になる。飲み物はクリーミーな生ドイツビールがぴったり。

a0103335_02454249.jpg

a0103335_02454271.jpg


デザートはザッハトルテほど上品ではないがウィーンの伝統を継承していると思われるチョコレートケーキと、素朴で甘さ控えめなリンゴとラズベリーのパイ。よくドイツ人と仕事をする同僚によると、お皿もソーセージもデザートも典型的なあちらのスタイルなのだそうだ。オーストリア人はドイツ人と同一視されるのを好まないのではないかと想像するが、メニューは両国に共通するものも多いと思う。きっとどちらの国の人も、昭和の日本のウィンナーソーセージやフランクフルトソーセージを見たら憤死するだろう。でも食べたら気に入るかもしれない。だって体に悪いものは美味いもん。

a0103335_02454357.jpg

齧ってしまいましたが、本物のフランクフルトソーセージは長い!
[PR]
# by caldoverde | 2017-02-12 02:39 | インターナショナル料理 | Comments(7)
a0103335_07171774.jpg

a0103335_07171865.jpg


フルナスの最終日。午前中はまたカルデイラスにホットスプリングズを見に行った。プチプチ細かい泡が出る小さな湯だまりもあれば、煮えたぎった熱湯が勢いよく噴き上がる泉もある。灰色の泥がボコっと膨らんでは破裂する穴もある。白い地面からほんわか湯気が立っている場所もある。見ていて飽きない。あちこちに水が出るパイプがあるので、試しに口に含むと、ペッ酸っぱい!鉄臭い!シュワっとする!こんな小さなエリアに様々な泉質と温度の水が湧くのにまた驚いた。

a0103335_07171826.jpg

コジードと共にフルナス名物の双璧をなす、ボーロ・レヴェド

a0103335_07171962.jpg

こんなに美味い袋菓子がアソーレスにあったとは…ビールクッキー


最後の日はお菓子の食べ比べになった。カルデイラスの土産物屋で買ったビールクッキーはサクサクと香ばしく今まで食べたポルトガルの袋菓子で1、2を争う美味しさ。特産の里芋のケーキは、ねっとり感と土臭さを抑えつつ甘さも控えめにして意外と上品だ。お土産にフルナス名物のボーロ・レヴェドを買うついでに、その店の「豆のケイジャーダ」と「フルナス谷のケイジャーダ」という2種類のケイジャーダ(フレッシュチーズを使ったお菓子)も試してみたら、どちらも甘さ控えめで美味しい! 乳製品の産地であるアソーレスのお菓子は程よくバターやチーズが使われていて、本国の何を原料としているのか判らないやたら甘い菓子よりも上質だ。サン・ミゲル島のヴィラ・フランカ・デ・カンポやグラシオーザ島のケイジャーダは有名だが、フルナスの小さなお菓子屋のケイジャーダもなかなかの実力。せっかく温泉やサイクリングでカロリーを消費したのに元の木阿弥になった。

a0103335_07172043.jpg

黒糖饅頭に通じる味の里芋ケーキ

a0103335_07172086.jpg

某有名観光地のケイジャーダよりも数倍美味しい

最後の夜はたっぷり厚みのあるアソーレス牛のステーキを食べたいと思い、微生物センターの男の子に聞いたところ、サン・ミゲル島で一番美味しいステーキは、リベイラ・グランデの畜産協同組合のレストランであるという。残念ながらリベイラ・グランデまで行ってステーキを食べる時間は無いので、微生物センターにチラシが置いてある関係も窺われるが、彼の推挙する村のレストランに行ってみた。フルナス湖にもこの店の名前の立札の刺さった砂山があったので、温泉コジードで有名なんだろうが、インターネットの評判はあまり芳しくない。

a0103335_07172181.jpg

やっと来たら、冷めている

店内はそこそこお客が入っており、評判ほど悪くはないのではないかと期待した。しかし注文したステーキがなかなか来ない。 やっと来たら冷めている。出来上がったのを放置していたのか焼く温度が足りなかったのか。焼き直しを頼んでしばらくして食べかけのステーキが来たが、結果は全く同じであった。それどころかフライドポテトは更に萎びていた。我慢して食べ始めたが、リスボンで食べるステーキは厚かろうが薄かろうが熱々が来るのになあと思うと、もう一度言わずにはいられなかった。素材は良いのに調理人のセンスが足りないのか、客席に持っていくタイミングが悪いのか…グラシオーザ島でステーキをミディアムで頼んだらウェルダンで焼かれたのを思い出す。それがこの店の流儀だとしたら、私はクレーマーだ。

a0103335_07172158.jpg

作り直し?のステーキも大差なし

入店から2時間後、2枚目のステーキが来た。今度のは幾分熱いので、せっかくの新しい肉を無駄にするのは申し訳なく完食した。しかしフライドポテトの方は前の皿のリサイクルらしく、更に硬く芋ケンピのようになっていた。リスボンのアソーレス料理屋のトカゲステーキ・ミゲル風はこれまで食べた最も美味いステーキだったのに、現地のステーキはなぜこんなのか理解に苦しむ。しかしポルトガル語で話しても英語で返事する給仕を見て、何となく解った。夏はイギリスやドイツの観光客が怒涛のごとく訪れ、最近はアメリカ人の観光客も増えている。彼らはゴムのような肉や芋ケンピのフライドポテトもうまいうまいと食べているに違いない。コジードは温泉が作ってくれるので、料理人の腕はあまり関係しない。そう言えば、観光案内所の隣にも関わらず、職員が紹介した何軒かのレストランの最後におまけのように付け加えたのがこの店であった。

勘定を見ると、15€だと思ったら11€しかついていない。私は15€の仔牛のビッフェ(ステーキ)を頼んだのに、店員はビトックを厨房にオーダーしたらしい。だから目玉焼きが付いて薄くて硬かったのか。それにしても1時間かかってぬるい料理が出されたのは解せない。今度来るときは、島民が口を揃えて勧めるリベイラ・グランデの畜産協同組合で最高のアソーレス牛のステーキを食べてやる。

肝心のフルナスの温泉効果であるが、4日通って足首の痛みはほとんど消えた。骨折が治った後も捻った靭帯がずっと鈍痛を持っていたのだが、2日目辺りから軽くなっているのを感じた。水着着用だからこそ混浴の可能な露天風呂で、様々な国の様々な年代の人々の色んな言葉のおしゃべりを聞くのも楽しいし、赤い小川の流れ、里芋畑に来る小鳥、浴槽の石に生える苔などを観察するのも飽きない。思いの外楽しめた湯治だった。

[PR]
# by caldoverde | 2017-01-01 06:49 | ポルトガルの旅 | Comments(4)
ずっとフルナスで温泉三昧しようと思ったが、ラゴアという町に「火山の家」という施設があるのを知り、また良いレストランがあるらしいので出かけることにした。フルナスから10時半に出発したポンタ・デルガーダ行きの路線バスは、くねくねした山道を走りいくつもの村や町を巡りながら正午ごろにラゴアに着いた。ラゴアには漁港があり、直ぐ隣に魚が美味しいと評判のレストランがある。ガラスケースにはいろんな魚が並び、お店の人が名前を教えてくれる。私は「インペラドール(皇帝)」というキンメダイに似た魚を注文した。この魚は高値で取引され漁が制限されていたらしい。ということは美味いのだろうが値段もそれなりに張るに違いない。先に来た客は前菜に私の大好きなカサガイを頼んでいたが、ぐっと我慢した。

a0103335_06370934.jpg

a0103335_06371079.jpg


開いて炭で焼いた皇帝は、上品な白身の魚で、ノドグロのようにエラの内側が黒い。味もノドグロに似て程よく脂が乗り、とても美味である。デザートはマラクジャのムース。マラクジャ(パッションフルーツ)アソーレスの名産品の一つで、バールにはマラクジャのリキュールもよく置いてある。コーヒーを飲んでお勘定を見ると驚きの11€だった。ということは魚は7€ぐらいだった。カサガイも食べれば良かった。

a0103335_06371018.jpg

a0103335_06371141.jpg


昼食後に「火山の家」を訪れた。海の真ん前にあり、隣はユースホステル。見学は午後の2時半、3時半、4時半の三回ガイドツアーが行われる。学芸員はアソーレス諸島やサン・ミゲル島の成り立ち、火山が生み出す様々な種類の石、世界中から集めた鉱物や宝石、化石などを解説してくれる。この日の2時半の回の客は私一人なので、色々質問したり、展示物をじっくり見ることができた。アソーレス諸島に旅行するようになって、地理や地学に興味を持てるようになった。中学生や高校生の頃だったら尚良かったのになあ。

a0103335_06371135.jpg


フルナスに戻り、また温泉を楽しんだ。夜はこれまた地元の家族連れやカップルが多い。住民は年間パスでも持っているのだろうか?毎日4€の入浴料は家計に大きいと思うが。お風呂はみな石で出来ていて、もちろん源泉掛け流し。お湯は透明だが、かなり鉄分を含んでいて、石の隙間や川底は沈殿した酸化鉄で赤く染まっていて、真っ白いタオルや薄い色の水着は染みがつく恐れがある。なおタオルは温泉で2€で借りることもできるし、水着も売っている。

a0103335_06371205.jpg

a0103335_06371379.jpg


最初のお風呂は「瞑想の湯」深さ130cm、私が立つと頭から下が全部お湯に浸かる。水温は39度。次は「静穏の湯」深さは90cmほどで段差があり、掛けて腰湯に浸かることもでき、肩まで沈むこともできる。「河岸の湯」は山から流れて来る水と温泉の湯の混じったお風呂で水温は28度。「テルマエの集い」は浴槽の段差が3つあり、小さな子供も大人も一緒に入ることができる。またこの浴槽は滝がなく体に負担がかからない。「神話の湯」は浴槽の一辺が滝のカーテンになり、全身を優しくマッサージすることができる。それぞれの浴槽の底は沈殿物や小石でヌルヌルザラザラするが、海水浴の一つのバリエーションと思って我慢。お風呂の後はやっぱりビールが飲みたくなる。アソーレスの地ビール「エスペシャル」で乾杯!

a0103335_06371346.jpg

イケメンや美女と混浴できます。


[PR]
# by caldoverde | 2016-12-29 06:24 | ポルトガルの旅 | Comments(2)
a0103335_05280011.jpg

フルナスの朝は、村を環状に囲む山や森に霞がたなびき、まるで日本の山村のようだ。通りに出ると道の奥は特に霧が深く立ち込めている。歩いていくうちにそれは霧ではなく湯気であることに気が付いた。道路のマンホールや排水溝の隙間から白い蒸気が立ち上り、硫黄の臭いが漂う。ついに湯気の大元に行き着いた。そこには黄色がかった白い地面にいくつかの石の輪があって、輪の中からほんわか湯気が立ち上り、あるいは煮えたぎった湯が恐ろしい音と共に噴出する。そばには川が流れ、河原の至る所でもうもう湯気が吹き出している。現地ではカルデイラス(ボイラー)と呼ばれているが、日本なら地獄釜とか地獄谷と名付けられそうな場所だ。怒り狂ったように吹き上げる熱湯の泉の合間に置かれた、中世の城や聖家族やラクダに乗った東方の三博士の書き割りがなんともミスマッチだ。閻魔様や鬼の方が断然似合う。

a0103335_05280115.jpg

昔の湯治場だった小さな建物は、今は温泉に棲息する微生物を紹介する科学館となっている。髪の毛の30分の1の細さの藻のような生物や、100度を超える温泉に存在するバクテリアなどが展示されている。中には地中の350度の高温を生き延びることのできる種もあるそうで、そんなのが人類を襲ったら大変なことになる。微生物センターでは温泉の水を使ったお茶やコーヒーも飲むことができる。

a0103335_05280124.jpg

そのあと、愛車のブロンプトンでフルナス湖畔のサイクリングに出かけた。初めてフルナスにきた時は、紫陽花の綺麗な、しかし車がビュンビュンとばす国道から外れて牧場に入り、そこからぬかるんだ細い登山道を歩いて湖に出たと記憶している。あれから9年、ひょっとして起伏の少ない舗装された遊歩道やサイクリングコースができていないかと期待したが、結局同じ山道を自転車を引いて歩くことになった。峠を越えるとき、別の道から来たイギリス人らしき女性に「ユーアークレイジー」と笑われた。

a0103335_05280216.jpg

a0103335_05280368.jpg

しかしその苦労は、フルナス湖畔を自転車で半周し美しい景色を大いに楽しんだことで報われた。以前来た時に温泉の地熱でコジードを作っているのを見たのはここだった。レストランの立て札がつけられた砂山の下で、肉や野菜たちはじんわりと茹でられ互いの味がしみていく。水辺では鴨やガチョウのような鳥が、観光客から売店で販売している餌を貰っている。もう家禽化しているので、こいつらも温泉で茹でたら美味いのでは…と不謹慎ながら思った。

a0103335_05280372.jpg

コジードを作る温泉から湖沿いに5km位先にある、フルナス湖自然保護観察センターを訪れた。近年は牧場が原因の水質の富栄養化や、外来植物の繁殖が問題になっているので、フルナス湖を本来の姿に戻すのがセンターの目標である。観光や農業の振興と自然保護をいかに調和させるかが、アソーレスの大きな課題である。格安航空会社の就航に伴い大幅に観光客が増えたのは良いが、観光開発が自然を破壊しては本末転倒だ。今のうちにアソーレスに行けと警告する旅行サイトもある。ブームになる前に(もうなっているかもしれないが)是非とも訪れるべき場所だ。

a0103335_05280460.jpg

ようやく前日食べたコジードが1日半かかって消化された。夕食は同じ店「Tony's」でカサガイのグリルとアブロテイアという白身の魚のフライを食べた。アブロテイアはサン・ミゲル島ではよく食べられる魚で、鱈系の癖のないあっさりした味だ。飲み物はモランゲイロ(イチゴワイン)。酸味が強く、やや濁った、イチゴの香りのするワインははっきり言ってそんなに美味しいものではないが、地酒ということでアソーレスに来たら一度は飲んでみるのも良いだろう。

a0103335_05280559.jpg

a0103335_05280558.jpg


[PR]
# by caldoverde | 2016-12-27 03:40 | ポルトガルの旅 | Comments(0)
a0103335_00072686.jpg

飛行機から見たロカ岬

かねがね春に骨折した足首の養生を兼ねて、12月は温泉に行こうと漠然と考えていたが、ネットでたまたま格安航空会社イージージェットのリスボンーポンタ・デルガーダ往復56€の航空券を見つけたので、冬のアソーレスも体験してみようと切符を押さえた。ローコストキャリアはちょっと考えていると値段がすぐに変わる。

a0103335_00072702.jpg

テーラ・ノストラ・ガーデンホテルの温泉プール。赤い水は水着を一つダメにした。

それからサン・ミゲル島の温泉を探したら、以前訪れたフルナスに天然温泉の公衆浴場があるではないか。昔行った時は気付かなかったが、地元ではよく知られた温泉で、数年前に新装開店し、なんと朝は7時から夜は23時まで一年中営業しているという。また最近フルナスのテーラ・ノストラ・ガーデンが、世界の名庭ベスト100の内ポルトガルから選ばれた5つの庭園のひとつとなったので、再訪したいと思っていたのと、地熱で作るフルナス名物のコジードももう一度食べたかったのもあり、今回のアソーレスの旅はあちこち移動せずにフルナスに連泊することにした。

a0103335_00072858.jpg

中央の白い家がポエムの家 (Casa do Poema)

フルナスの代表的な宿泊施設は何と言っても大きな温泉プールと素晴らしい庭園のあるテーラ・ノストラ・ガーデンホテルなのだが、シングルの部屋は狭いし冬でも結構高い。オフシーズンにもかかわらず温泉に近いホテルやペンションはほとんど満室で、唯一残っていたのが「ポエムの家」というポエマーな名前の築4年の小さな一軒家で、料金は4泊200€に清掃代35€。台所や洗濯機など長期滞在も可能な設備が全て揃い、リスボンのおしゃれなアパートのような内装だ。
a0103335_00072832.jpg

小さな家だが吹き抜けがあり、広々とした印象

自転車でフルナス湖の周辺を散歩したいと思い、後から自転車の積載を追加したら、料金が驚きの98€で、人間様より高い。格安航空会社の最安チケットで持ち込める荷物はキャビンに積める手荷物一つのみで、女性のハンドバッグや土産物の紙袋まで追加料金の対象になる。ケチ!
朝7時出発の便が10時半に遅れるとアナウンスがあり、結局9時半ごろリスボンを離陸した。一応お詫びの4.50€のミール券を貰った。この会社の機内食は有料なので、少しばかり得をしたような?
昼頃にポンタ・デルガーダの空港に着くと「ポエムの家」のオーナー、ルイスさんが迎えに来た。時間の都合がつけば、送迎や観光案内もしてくれるので、帰りも空港までのトランスファーを頼んだ。北回りの幹線道路をドライブしながらフルナスに到着し、早速宿の近くのレストラン「トニーズ」でフルナス名物温泉コジードを久々に食べることができた。
a0103335_00072902.jpg

3種の肉と芋+2種類の腸詰とキャベツ+人参+ご飯で限界の満腹度

昼食の後は、テーラ・ノストラ・ガーデンを散歩した。広大な庭には湯気の立つ小川が流れ、水辺には里芋が群生し、地面は苔で覆われ、赤や白の椿が咲き、銀杏が黄金色の落葉を歩道に敷き詰め、杉の巨木の下には季節外れのツツジもぽちぽち咲くかたわら、ジュラシックパークに出てきそうな巨大なシダが大きく葉っぱを広げ、見慣れないトロピカルな植物もありといった具合の、日本とヨーロッパと古生代の混じったなんとも不思議な庭園である。
a0103335_00073047.jpg

a0103335_00073197.jpg

a0103335_00073260.jpg

a0103335_00073246.jpg

a0103335_00073368.jpg

庭園の里芋の収穫。煮物が食べたい!

庭園の後は、天然温泉の「ポッサ・ダ・ドナ・ベイジャ」に出かけた。勢いよく流れる赤茶色の小川を挟んで、5つの異なった深さと温度の露天風呂があり、地元民や外国人のカップルや家族連れがまったりと湯に浸っている。水温は28度の一つを除き、他は39度の熱くもぬるくもなく、長時間浸れる湯加減である。お湯から出る度に冷たい空気に当たっては体を縮めたが、5つの浴槽を一巡りした頃には、身体がぽかぽか温まっていた。


[PR]
# by caldoverde | 2016-12-25 20:56 | ポルトガルの旅 | Comments(2)