ポルトガルの食べ物、生活、観光情報


by caldoverde
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食欲の秋のポルト

ご無沙汰しています。更新をサボっていましたが、ちゃんと生きています。

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きれいに紅葉した街路樹。リスボンにはない。

ポルトで1日過ごせる機会ができたので、リスボンに無いうまいものを食べようと、まだ夜の明けぬ朝7:00のバスに乗ってポルトに向かった。

もう落ち着いた頃だろうと思ったら、10月半ばになってもポルトはどこもかしこも観光客で一杯で、レロ書店やカフェ・マジェスティックには相変わらず行列ができている。ボリャオン市場も昔と変わらずキタナいが、ほとんどのお客さんは外国人で、月曜日のせいもあるが出店は土産物を売る業者が半分を占めていた。昔は八百屋やチーズ屋や肉屋など地元民向けの店がほとんどだったのに、変わったなあと少し寂しくなった。

ポルトで時間が出来たら絶対に行こうと思っていたのは、ケーキ屋のtavi。近所のフランス菓子店がなくなって以来、リスボンに私を満足させる洋菓子店は無い。また海を見ながら綺麗で美味しいケーキを食べるのだ!しかしその前に、お昼をとらなければ。どこか良い所はないか…と大先輩のMOREIAさんに尋ねたところ、候補を3つ挙げてもらった。少々高くても経費で落としてやれと、その中で一番高級で、評判の良いCafeinaという店に行った。よく雑誌にも紹介されている有名店で、入るとダークスーツを着たビジネスマンばかりが食事をしている。「ビジネスランチ」と銘打った昼の(比較的)お手頃なメニューが用意されているが、私には十分贅沢な金額だった(16€)。3種類のメインディッシュから、私はセーラ・ダ・エストレーラチーズのソースを使ったステーキにした。

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大きさは4x10x2cm位

正直に言うと、見た瞬間「え、こんだけ?」と思った。味も肉質も焼き具合も申し分ないが、期待していた大きさの半分だった。何を基準にしたかと言うと、何度か食べているボルサ宮そばのフェレイラ・ボルジェス市場の中にあるグリルレストランの牛肉サンドと比較してである。値段がたったの7.5€で、炭火で焼かれた赤身の牛肉は、噛むと柔らかくじわっと肉汁が染み出すいい焼き加減で、味も良い。しかもパンからはみ出すほど大きい。

Cafeinaは高級店だけあって、メインディッシュが来る前に前菜やスープを食べるのを想定して、ポーションが小さいのだろう。コースとして食べればちょうど良い量だ。が…。
ビジネスランチにはデザートも含まれていたが、taviでケーキを食べるのは決定事項だったのでパスした。

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この日はポルトの街を歩き回ったので、大丈夫

むしろこちらが優先課題であったtaviの、クリームをたっぷり使った生菓子系は4種類。その中からデリシア・デ・マンガ(マンゴーの快楽)を選んだ。固めに泡立てたマンゴームースの下は、濃厚なチョコレートガナッシュで、甘みと苦味の調和が素晴らしい。こういう店が身近にないので、なんとか体重を増やさずに済んでいる。

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でかっ

夜はホテルから近いのもあるが、確実に腹一杯になる「アバディア・ド・ポルト」に行った。以前ここでトリパス(牛モツと豆の煮込み)を頼んだら、鍋で来た。連れはかなり大きく美味そうなポスタ・ミランデーザ(ミランダ牛ステーキ)を食べていて、そっちもいいなあと心が揺れた。よほど夜もステーキにしようかと思ったが、やはり身体に優しい(ような気がする)魚介類にしようと考え直し、タコのグリルを頼んだ。昼の高級店のステーキの倍の大きさのタコの足に野菜炒め、皮付きのジャガイモの付け合わせ。おなじみてんこ盛りのポルトガル料理で、見た目のボリュームは満点だ。タコはスプーンで切れるほど柔らかく、プリっというよりはねっとりした感触で、焦げた部分が香ばしい。値段はやはり2桁€になるけれど、物理的な満足感は十分に与えられた。やはりお腹いっぱいにならないとポルトに来た気がしない。

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# by caldoverde | 2016-10-18 05:09 | ポルトガルの旅 | Comments(4)

傘とイワシと仔豚で乾杯

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最近アゲダという町が日本で有名になっているらしい。夏の間の商店街が傘のアーケードで彩られる「傘祭り」が行われ、TVや雑誌で紹介されて「地球の歩き方」にまで載るようになり、今年の夏はこの祭りとコインブラ、ナザレ、オビドスを1日で周る個人向けのツアーが登場し、ポルトガルに居ながらにして初めてアゲダという地名を知った次第である。

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「傘祭り」は現地ではAgitAgueda(アゲダ揚げた、のようなネーミング)と称し、特に7月は傘に加えて様々なストリートパフォーマンスが繰り広げられる。8月は動きのあるイベントは少ないものの、アンブレラに合わせてベンチや街灯も虹色にペイントされた歩行者天国に、若い日本人女性は大喜びである。昔若い女性だった私もストリートの可愛らしさに心躍るが、それよりも心惹かれたのは、通りの入り口にあるカフェの看板であった。傘やイワシや仔豚の形をしたお菓子の写真が店に張り出されている。

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こわもてのおじさんと可愛いお菓子

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傘のクッキー

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同じに見えますがアジとイワシ。中身がアーモンドクリームと糸かぼちゃジャムの違い。

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仔豚の形のレイタンパイ

コインブラからアゲダに向かう途中にメアリャーダという町がある。ここは仔豚の丸焼き「レイタン」で有名で、メインストリートは両側にずらりとレイタン専門店が並ぶ仔豚街道だ。町の入り口のロータリーには、仔豚の彫刻や串刺しにした仔豚を釜に入れて焼く職人を描いたアズレージョのパネルもある。またこの地域はバイラーダというワインの産地でもある。重厚な赤ワインやキレの良い白ワインもあるが、有名なのはスパークリングワイン(エスプマンテ)。辛口、甘口、中辛、白だけでなく赤やロゼもある。街道のキノコ型のコルク栓のオブジェはこの地方が誇る美酒エスプマンテをシンボルしている。

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どうだ‼︎

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付け合わせはポテチとサラダ。
残念ながらエスプマンテのグラスワインはないみたい。

パリッと香ばしく焼けた皮、甘みのあるとろけるような脂肪、柔らかくジューシーな肉、ピリッと胡椒のきいたソースに、爽やかに弾ける香り高い発泡ワインが絡み合い、至福のハーモニーを奏でる。コインブラ、ルーゾ、ブサコ、アゲダの辺りに行ったら、ちょっと足を伸ばしてメアリャーダの仔豚街道でレイタンとバイラーダのエスプマンテをぜひ。大きな専門店は(多分生きた)仔豚の加工から調理まで一貫して自社で行う。広い駐車場が一杯になっている店ならば、間違いないだろう。

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# by caldoverde | 2016-09-02 08:36 | 肉料理 | Comments(2)

黄金海岸のバカンス 2


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大西洋に日が沈むのは午後8時15分頃。その頃は既にアルモグラーヴェ村のレストランはそこそこ賑わって、なかなか一人客のテーブルも空かなければ、うまく席を確保してもすぐに注文を取りには来ない。ここはアレンテージョなんだから、別に急がないのだからゆったり構えるべしと自分に言い聞かせそこは我慢できるが、一年のうちの2ヶ月だけ忙しい海岸の村のレストランでの夕食は、どうも今ひとつであった。冷凍食品の疑い濃厚なモンゴウイカのフライや、リスボンの近所の店でも良いのが食えるビトックを選んでしまったのは、あんまり地方色を感じないものしかメニューになかったからだ。夏は黙っていても客は来るからね…

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香ばしく焼いたクロダイにコリアンダーとニンニクがたっぷり

2泊3日の短いバカンスの最後の昼食は、隣村のロンゲイラのもう一つのレストラン、「ジョアン・ダ・ロンゲイラ」でようやく郷土食らしいものを食べることができた。メニューは基本的に前日行った「ジョズエ」とほとんど同じだが、ちょっと違うのが、魚のグリルがコリアンダーまみれ(コエントラーダ)になっている点だ。店の女の子お勧めのクロダイのグリル・コリアンダーソースとハーフボトルのヴィーニョ・ヴェルデを注文した、昨夜の店のカラフに入ったハウスワインが不味かったので、信頼の置けるメーカーの瓶入りのワインを選んだ。正解であった。

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カップ入りのブルーベリーチーズケーキ

砂浜と輝く太陽を求め海にやって来る人達は、砂や岩場に生きる動植物にあまり目を向けることはない。夕日に何の感慨もないのか、皆、赤く染まった海を振り向きもせず家や宿やレストランに向かう。夕涼みでビールを片手におしゃべりに興じる人々の頭上には都会では見えない天の河や様々な星座が展開する。食事は期待外れでも、それを補うのに十分な自然の魅力がたっぷりなのだが、関心を持つ人は少なく思える。最近はアレンテージョの海岸がモードになっているようだが、遅かれ早かれアルガルヴェ化してしまうのではないかと心配だ。

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とても変わった形の花弁

葉はなく砂中から重そうな蕾を付けた茎が出て、妖精のような美しい花を咲かせる不思議な植物は砂ユリ。砂丘にはハマカンザシの株があちこちに見られ、春の砂丘は白やピンクのぼんぼりが風にそよいでさぞかし綺麗だろう。3月から6月にかけて砂丘は様々な花で彩られる。アルモグラーヴェ海岸は独特な植物の宝庫らしいので、その時期にぜひまた訪れたい。

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群生するハマカンザシ

地層も興味をそそる。いかなる大地の動きがこのような形や模様を作り出したのか不思議である。まるで古代ローマの遺跡が海に沈んでいるかのようだ。

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渦を巻いたりアーチを描く地層

夏のポルトガルのビーチでは、Tシャツと長いズボンというスタイルは相当な厚着で、フランスで問題になっているブルキニ並みにビーチで浮くことこの上ない。目立たないようにするには、露出度の高い服装で。水着は女性はぜひビキニを。ワンピース水着はおばあちゃんと子供しか着ていない。太っていても全然平気、誰も気にしない。かなり日差しが強いので、UVローションで十分プロテクトしよう。午前中と午後の日没に近い時刻は日射も強すぎず人も少ないのでお勧め。日射病にならないよう必ず帽子かパラソルを用意しよう。砂に寝ころんでいると混み合う時間帯は案外人の話し声が響く(特に子供)ので、ヘッドフォンを持って来れば良かったと少し後悔。バスの中で30分も携帯で話す迷惑野郎対策にも役立ったのに。



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# by caldoverde | 2016-08-30 05:45 | ポルトガルの旅 | Comments(2)

黄金海岸のバカンス

今年は春に足首を骨折して大損害を被ったので、恒例の夏のアソーレス旅行は諦め、毎年帰省するお盆に仕事をして挽回した。仕事がひと段落した夜中、突然思いついてビーチのホテルを予約した。最後の一部屋だった。アレンテージョのシーネスという町の南にあるアルモグラーヴェという海岸だ。

ポルトガル南部のアレンテージョ地方の海岸はまだまだ自然が残され、知る人ぞ知る美しいビーチが点在する夏の穴場である。コスタ・アレンテジャーナまたはコスタ・ヴィセンティーナと呼ばれ、黄金海岸の異名も持つ。夏の乾燥した気候は草木を金色に枯らし、海岸はさらさらの黄色い砂浜だからだろう。幸いリスボンから路線バスで気軽に行くことができる。グーグルアースで地形を見ると、自転車で散歩できそうだ。久々に愛車ブロンプトンを携えての遠出である。

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ポルトガル最良のビーチと自負するアルモグラーヴェ海岸は、黒い岩礁がベージュの砂浜を抱く様な形をなし、その外側にもまた別のビーチがある。ビーチにはバールや物売りは無く、レンタルのパラソルやチェアもない。トイレはあるが、シャワーは使えなくなっている。この海岸に来るのは、村に宿泊する人か村人であることが前提の様だ。あちこちにこの辺の動植物を紹介する看板があるのだが、すっかり色あせてほとんど読めない。そんな観光客を突き放した姿勢が、逆に自然保護に一役買っているのかも?

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遊歩道の先にも別のビーチが

アルモグラーヴェ海岸から海沿いに埃っぽい道路を小一時間ぶらぶら歩くと、通りの突き当りに漁港がある。漁師小屋とわずかな漁船があるばかりの小さな港だ。そこに発泡スチロールでできた粗末な手漕ぎボートが上陸した。観光客が遊んでいるのかと思ったら、れっきとした漁船で、バケツには色んな種類の魚とタコが満載されていた。漁師がバケツの魚を地面にまけて仕分けし始めると、野良猫がやってきて、魚をせしめた。漁師にどのレストランが良いか尋ねると、ホテルからほど近い「ラヴラドール」と隣村の「ジョズエ」を挙げた。側にいたフランス人夫婦も「ジョズエ」を推したので、昼はサイクリングを兼ねてロンゲイラという隣村に食べに行った。

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今日は大漁だ!

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0.007トンの黄金丸と大西丸

海岸から少し離れたロンゲイラは、街道沿いに平屋の小さな家がくっつきあっている典型的なアレンテージョの村だ。その街道の突き当りに近い場所に「ジョズエ」がある。メニューにウツボがあるのだが残念ながらその日は無かったので、シーフードのパン粥(アソルダ・デ・マリスコス)を頼んだ。先程見た漁師の獲物にはカサゴやヒメジなど色んな魚があったのだが、レストランにあるのはクロダイ、スズキ、ヒラメのみ。2人以上であれば、シーフードリゾットなどもっとチョイスが増えるのだが、おひとり様だと選べるものが限られ、魚のグリル以外では必然的にパン粥になる。コリアンダーやニンニクをたっぷり使った郷土料理であるが、シーフードが冷凍食品なのがマイナスポイント。しかし食後のコーヒーを頼んだら自家製リキュールが3種類もおまけされたので、まあ良しとしよう。

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白壁に青い縁取りの平屋の並ぶ小さな村、ロンゲイラ

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日本でも話題のコリアンダーたっぷりです

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市販の瓶に入っていますが自家製

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鮮やかな色のミントのリキュール



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# by caldoverde | 2016-08-26 00:56 | ポルトガルの旅 | Comments(2)

ポルトの暑(厚)い夏

猛暑というか激暑というか、バリバリに焼けるような真夏のポルトガルでは、各地で火事が相次いでいる。山火事に加え、カステロ・デ・ヴィーデのサマーフェスティバルの駐車場で400台以上の車が焼けてしまったという、街に住む人にとっても他人事でないケースもある。

それでもリスボンは、内陸に比べれば海や河が側にあり、かなり気温が上がっていても吹く風が心地よい。しかしさすがに33度ともなると冷房のあるところに避難したくなる。そうだ、北に行くんだった。ポルトならリスボンより3度は涼しいはずだ。ところがその日はリスボンを凌ぐ39度という予想最高気温。一体どうなっているのやら…

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フェレイラ・ボルジェス市場のテラスからエンリケ航海王子の銅像を眺める

「最も良いローコスト旅行先」の上位に入り、昨年辺りからかなり観光客が増えているとは聞いていたが、久々のポルトは見たことがないほどの観光客でごった返していた。リベイラ地区のドウロ河に面したいかにも外国人が喜びそうな場所は避けて、一本入った薄暗い通りの大衆食堂で食べようにも、通り抜けるのに苦労するほど人で溢れかえっていた。河沿いで食べるのは諦め、少し上にある赤い鉄とガラスでできたフェレイラ・ボルジェス市場に飲食店があるはずだと思いついた。市場の上階は工場を改装したような面白いインテリアのレストランになっていたが、その日は全て予約が入っているということだった。

外のバールも同じレストランの経営で、風が吹いて中よりも涼しいからそこに行けと促され、不承不承バルコニーに設けられた、ガラス張りのバールに移動し、ビールと軽いもので済まそうと思った。どうせ大したものはなかろうと全く期待していなかったが、先客が注文したピザをチラッとみると、なかなか美味しそうだ。でもポルトでなぜピザを食べなくちゃいけないのか。ポルトにはトリパスをはじめ、美味くてボリュームのある郷土料理がいっぱいあるのに。

時間もないので直ぐに出来上がりそうな「プレゴ・ノ・パン」を注文した。プレゴは豚肉サンドのビファナのいとこというか、焼いた牛肉を挟んだサンドイッチだ。シンプルなプレゴとトリフソースのプレゴがあり、高級な感じがするが1€位しか値段の違わないトリフソースの方を頼んだ。7,5€というとファストフードにしては高い。観光地だからこんなものだろうと期待せずに待っていると、何と…

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パンの下にも牛肉が隠れているので、肉は見た目の3倍です。厚さは2cm位

プレゴの肉といえば、牛肉を叩いて伸ばしたような薄いものだと思っていたら、厚みのたっぷりあるステーキと言って良いほど立派なのが出てきた。肉の焼き加減は表面はこんがり、中はうっすら血のにじむミディアム。ルッコラがたっぷり添えてあって、彩りも良い。パンはスカスカしたカルカッサではなく、かみごたえのあるもっちりしたバゲットタイプ。半分に切ってあるが、手にとって頬張れそうにない大きさだ。おまけに肉に隠れてハムとチーズも挟んである。ボリューム満点だ。これで7,5€なら高くない。さすがヨーロッパ随一のローコストディスティネーション、ポルトはポルトガルの大阪、くいだおれの街だ。

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# by caldoverde | 2016-08-09 02:55 | 肉料理 | Comments(6)