バルセロナ菓子店
2010年 04月 09日
店名が示すとおり、オーナーはバルセロナ出身で、かの地の影響をうけたオリジナルなお菓子を作っている。バルセロナのお菓子の特徴はコンデンスミルクを使うことだそうだ。キャラメル状になった濃厚なコンデンスミルククリームを使ったパイは、リスボンではたぶんこの店にしかないだろう。
サンドイッチなど食事系のものも、そこいらのカフェにあるようなごつい丸パンに無造作にハムやチーズを突っ込んだようなものではなく、味や色合いのバランスを考えてパンや中身を選び、ひとつの料理として作ろうとしている姿勢が伺われる。
まだお客が少ないのは4ヶ月前にオープンしたばかりという事情もあろうが、ポルトガル人は食に関しては保守的なので、慣れ親しんだものばかり好んで食べるため、あるいはひそかに自分たちの食べ物が最高であると自負しているのでスペインのものなんか、という偏見やライバル意識が働いているのかも知れない。今はポルトガルのお菓子も甘さ控えめになりつつあるが、小さいながら強烈な甘さのバルセロナ菓子店のケーキが、変にポルトガル人の好みに迎合せず個性や創造性を保ち続けてくれるといいのだが。
この美味しそうなお菓子の写真を見て、口の中が涎でいっぱいになりました。
今が空腹なのもありますが、どこでもドアがあるならこの店に行って腹いっぱいこの店のお菓子を食べたくなりました。
caldoverdeさんのブログで紹介されている料理はどれも美味しそうなので、目に毒です(笑)
これからもこちらのブログを楽しみにしています。
それでは。
ぜひどこでもドアか航空券を入手してお越しください。
リスボンにはどこでもドアというか、いきなりドアというか、
開けると4m下の道路に転落・・・という恐ろしい建物がよくあります。
なかなか味わいのある街です。