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ポルトガルの食べ物、生活、観光情報


by caldoverde
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鰯横丁のヒメジ

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ポルティマンの主、コウノトリ

 突然アルガルヴェに行く仕事が来た。去年のアルガルヴェ小旅行で鉄道を使うのは駄目だと学習した。また観光地で郷土料理を探すのも難しいことが判った。これらの反省を生かしWifiの入る長距離バスの中ではiphoneでよさげなレストランを探しながら3時間の移動時間を過ごした。ところが週末だったため、食指の動くレストランは皆休みだった。仕事のあるポルティマンのレストランリストはピザ屋とかハンバーガー屋ばっかり。外人相手のリゾート地はこんなものである。
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 ポルティマンに着いたのは夜9時半で、バス停近くのホテルにチェックインし、遅い夕食を食べようとした頃は10時を回っていた。必然的に今からオーダーを受け付けてくれるところで食べるしかなかった。しかし観光地だけあって広場の周りの飲食店はどこも開いていた。その中の「手長海老のリゾット」を名物料理として出している店に入り、それを注文したが2人前からということで断られた。女1人だからといって2人前食べられないというのは偏見である。私の腹を見よ。せっかくの客をみすみす逃すポルトガル人の商売だ。仕方がないのでシーズンの鰯の塩焼き5ユーロ90セントを頼んだ。店の売り上げは8分の1になった。

 やってきた鰯は6匹と数は素晴らしかったが、メザシほどの大きさの、痩せた鰯だった。6月のポルトガルの鰯は産卵期で脂がのって丸々としたものではなかったのか?味も炭火焼とはうたっているものの、何か中途半端な生焼けのような、冷凍じゃないかと疑ってしまうような貧相なものだった。写真を撮る気も失せた。
 デザートに郷土菓子のイチジクのタルトで口直しをした。はっきり言ってまた食べたいというものではないが、リスボンにはない珍しいものとして、アルガルヴェに来たからには一度は試してみるのも良い。
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一番下は黒いキャロブ豆の餡、真ん中がイチジクのペースト、上の黄色い部分はアーモンドとジラ(糸かぼちゃ)か卵の黄身クリーム。どこを食べてもねっとり。

 翌日の昼こそうまいものを食べるぞと意気込み、一緒に仕事をした地元のポルトガル人ガイドにお勧めのレストランを挙げてもらった。アルガルヴェの郷土料理のシェレンというトウモロコシの粉を使ったシチューを食べたかったのだが、それを出すレストランはスポーツクラブ所属の店で、日曜日は休みだということだ。日曜日こそスポーツクラブを営業すればもっと会員が増え、レストランにも人が入るのに、ポルトガル人はよう判らん。

 他に推薦されたのは、また鰯屋だった。昨夜の鰯がうまかったとしても2食続けて鰯は勘弁して欲しい。ところが彼は熱心に、そこがどんなに安くてうまいか語るのだ。5匹で5ユーロなら昨日の店と同じだが、観光客でなく地元のポルトガル人が食べに行くところだそうだ。そんなに言うのなら、と二つの橋に挟まれた川沿いの鰯横丁に行ってみた。

 そこには5~6軒ほど同じようなシーフードレストランが並び、どこもメニューの筆頭が鰯である。鰯と海老やイカのコンビネーションもあり、値段は5~6ユーロである。1列に並んだレストランの端から橋まで2往復して選んだ店は、並びの中央にあり、高校生くらいの男の子が呼び込みをしている店で、郷土料理の「マテ貝のリゾット」が決め手となった。1人分でも作ってもらえるかと聞くと、厨房の人に聞いてみますと言って店の奥に消えた。やはり2人前からということであった。しかし彼は諦めずにガラスケースの魚を一つ一つ紹介し、みな新鮮で美味しいよと力説する。特に珍しいものはなかったが、丸々と大きなサルモネッテ(ヒメジ)が目を引いた。男の子はサルモネッテは魚で唯一マリスコ(エビ、カニ、貝などの甲殻類)味の魚です、すごく美味しいです、と熱心に口上を述べた。がんばっているなあと感心し、またカールした金髪の可愛い子だったので、ヒメジを焼いてもらうことにした。
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暑い日ならヴィーニョヴェルデ500ml1人で飲めます

 川に面した席で冷たいヴィーニョ・ヴェルデを飲みながら魚が焼けるのを待った。その日は30度の夏日で、からっとした青空にかもめの飛ぶ川を眺めながらの食事は実に気持ちが良い。やって来たヒメジはハーブをまぶした茹でジャガイモとトマトサラダつき。ヒメジの身はプルンと弾力があり、全く魚臭くなく、淡白だがアミノ酸系の旨みのある味で、リスボンで食べたセトゥーバル産のヒメジよりも大きくてはるかに美味しい。私は魚の食べ方が下手で頭などは丸ごと残してしまうのだが、このサルモネッテはほおの肉やえらの内側まであさってしまった。
 多分鰯もそれなりにうまいのだろうが、もしまたポルティマンに来ることがあれば、またここでサルモネッテを探すだろう。お値段は鰯の3倍になるが、その価値はある。
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思い出すとよだれが・・・
Commented by Moreia at 2011-06-29 00:40
今年の鰯は小さくっていけねぇや、でも夏に向かってだんだん大きくなるよ、と魚屋が言っていた。ヒメジがマリスコ風味だとは納得できないが、新鮮なものは本当に美味。
しかし、金髪の池麺が高い魚を薦めるあたり、外国人熟女の溢れるアルガルヴェ商法と言えなくもない・・・・かな?www
Commented by おっちゃん at 2011-06-29 04:14
津波被害の仙台では、魚の種類は今年は少ないです。港も倉庫も製氷所も流されました。魚も野菜も放射線量を計ってから、市場に出回ります。そうやって新鮮な魚を食べられるのが、本当の幸せですよね。
Commented by caldoverde at 2011-06-29 06:15
ポルトガルに来てから仙台の米や魚がどんなに美味いかわかりました。ヒメジは高級な笹かまぼこの味を思い出したんですが、生産されているんでしょうか。リスボンでも有志が募金活動を行いました。皆さんどうもありがとうございました。
Commented by pato at 2011-07-02 04:03
うーん、久々に焼き魚が食べたくなってきました。
昨日買ったSalemaを煮たんだが余りピンとこなくての。
笹かまぼこも食べたいぞ。あと、ずんだもちですな。
萩の月とかさ。
さっき夕食したのにまだお腹が空いてるのか?私。
by caldoverde | 2011-06-27 03:11 | シーフード | Comments(4)