酔っ払いの木
2012年 10月 02日
初夏のジャカランダと並んでリスボンの美しい花木といえば、初秋に咲く「酔っ払いの木」。濃いピンクの細長い花弁は縁がフリルの様に波打ち、花の中心部は黄味を帯び、白地に濃い紫の斑点模様。大きさは10~15cm、割りと大きな花だ。そのあでやかさは人気の極みの女優のようだ。

ジェロニモス修道院と
しかし幹を見るとぼってりした下半身デブで酒飲みのビール腹のようである。この姿が「酔っ払いの木」別名「トックリキワタ」と呼ばれる由縁である。おまけに幹の表面はびっしりと棘で覆われている。まるで男性の髭の剃り残しのような。木の周りには重すぎて風に吹き寄せられることもない花弁が、打ち上げられたヒトデのようにぐったりと横たわり、通行人に踏み潰される。



トラベスティと呼ばれる女装した男性の芸人が後輩に人気を奪われ落ち目になっていく、芸(ゲイ)の世界の愛憎を描いたポルトガル映画「Morrer Como Um Homem(男として死す)」がある。「酔っ払いの木」は精一杯着飾りながら、肉体の衰えにおののく中年男であるこの映画の主人公を思い出させる。


しかし幹を見るとぼってりした下半身デブで酒飲みのビール腹のようである。この姿が「酔っ払いの木」別名「トックリキワタ」と呼ばれる由縁である。おまけに幹の表面はびっしりと棘で覆われている。まるで男性の髭の剃り残しのような。木の周りには重すぎて風に吹き寄せられることもない花弁が、打ち上げられたヒトデのようにぐったりと横たわり、通行人に踏み潰される。



トラベスティと呼ばれる女装した男性の芸人が後輩に人気を奪われ落ち目になっていく、芸(ゲイ)の世界の愛憎を描いたポルトガル映画「Morrer Como Um Homem(男として死す)」がある。「酔っ払いの木」は精一杯着飾りながら、肉体の衰えにおののく中年男であるこの映画の主人公を思い出させる。

酔っ払いの木の下で飲む酔っ払いたち
木によって花の色や形が違う
Corisia speciosaとして知られていて、私も「コリージア」で覚えたのですが、最近になってCeiba speciosaに分類が変わったらしいです。「酔っ払いの木」はスペインでの通り名「パロ・ボラッチョ」からなのね。沖縄では「とっくり木綿」って言うそうです。
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わたしはポルトガル語でスマウマと教わりました。シマウマと間違えやすいですね。
私もスマウマでいってます。これ、「ウ」のところにアクセントがくるのよね。添乗員さんが和名は「木綿」だと言ってました。年に何度か咲いてませんか?
名前訂正:とっくりの木→トックリキワタです。木綿はキワタと読むんですね、この木の場合。
パンヤ綿ってのも、この木から採るんだって?南米の植物かと思ってました。
by caldoverde
| 2012-10-02 18:56
| 動植物
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Comments(6)




