ソラマメ(ファヴァス)
2013年 05月 21日

日本ほど季節感のないポルトガルであるが、やはり時期にならないと流通しない野菜・果物がある。春から初夏にかけて登場するソラマメもその一つである。爽やかな薄緑色の平べったいソラマメを色や形を綺麗に残しながら料理するのは難しい。ヒスイのように美しいソラマメご飯を作る自信は私にはない。ポルトガル人にそれを求めるのは無理があろう。しかし彼らは鼻からそんなことは気にしない。色や形がどうであろうと、腹が膨れてうまければOK、ソラマメは季節の風物詩ではなく、季節のエネルギー源に過ぎない。そんな春のスタミナ料理にファヴァス・ア・ポルトゲーザ(ポルトガル風ソラマメの煮込み)がある。これはフェイジョアーダ(豆と肉類の煮込み)の赤豆や黒豆や白豆をソラマメに替えたものである。皮付きのソラマメを豚のバラ肉とチョリッソ数種類と一緒に煮込んだものだ。黒いブラッドソーセージやピリッと赤いチョリッソがアクセントをつけているが、ソラマメの緑色は失われ、豆は実が半分溶け出してでかいおからになり、くたくたのあまり見栄えのよいものではない。賄い料理か田舎の家庭料理みたいなもんである。

スパイスの効いたチョリソや塩気のあるあばら肉にニンニクやコリアンダーが、繊細なソラマメをパワーフードに変える。豆は結構お腹が膨れるので、少量の肉でも満足できる。しかも安い。バイシャ地区の観光用ゴーカートレンタル屋の隣の、注意しないと通り過ぎそうな、昔ながらの大衆食堂の本日のメニューがファヴァス・ア・サロイア(サロイア風ソラマメ)5ユーロ也であった。サロイアとはリスボン近郊の田舎、またはその住民のことで、要するに田舎者である。体格のいいシェフのふるさとのお袋の味なのだろう。

3月末から4月の初めにアルガルヴェを旅行した時も、エストイのポザーダの裏にあるレストランで、ファヴァス・ア・アルガルヴィア(アルガルヴェ風ソラマメ)を食べた。こちらはソラマメの色や形もとどめ、クルトンやミニトマトをあしらい洒落た盛り付けになっている。でも味はやはり田舎のチョリッソ風味だった。
おおお、久々の更新。
しかし、マメは私の体質に合わないのか
食した後に体調を崩すのであった。
しかし、マメは私の体質に合わないのか
食した後に体調を崩すのであった。
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バイシャ地区は観光地の割に安いレストランが多いけど、観光客は特定の高い通りしか歩かないようで、このお店も昔ながらの常連のおじさんグループがいただけでした。
体にもいいですし、腹持ちもよさそうですよね。最後の写真の料理は見た目も鮮やかで、飾り付けもいい感じです!
ソラマメ、季節ですね。私は塩ゆで、炒めて、ご飯でとシンプルに食すね。皮がめんどくさい。スープは皮つきなの?村田でソラマメクッキーあるよ。
皮どころかサヤごとぶつ切りにして煮込む料理もあるようです。食物繊維たっぷりですが…
ファヴァス、それはそれで美味しいと思いますよ、ってか懐かしい味かもね。あれだけ栽培してるんだから、炒ったり揚げたりして塩味のつまみにするとか、できないものかなぁ、できないんだろうなぁwww
サヤごと直火で焼いても美味しいのね。
サヤごと直火で焼いても美味しいのね。
by caldoverde
| 2013-05-21 03:23
| 豆
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Comments(6)

