夏だ!イワシだ!お祭りだ! 2016
2016年 06月 13日
空港でも聖アントニオがお出迎え
最近の気候の変化はジャカランダの開花を遅らせ、イワシも不漁で、6月のリスボン祭り月間には供給不足で輸入の冷凍物に頼っているという。水道橋の見えるカンポリーデの公園の祭りの屋台のメニューを見ると、1匹2€という結構なお値段だ。昔は1匹1€だった。しかし6月12日の聖アントニオの日の前夜祭はやはりどうしてもイワシが食べたい。屋外で炭火で焼いたイワシをパンにのせて食べるとめちゃ美味い。しかし冷たい風の吹く中を長時間立って待った挙句に皿を持って空いた席を探してウロウロするのは何度か経験済み。今年は足の怪我もあるので、イワシはレストランで食べることにした。しかし今日は4連休の3日目でしかも日曜日。広場の屋台以外のほとんどの店は休業している。
眺め抜群のカンポリーデのお祭り会場
カンポ・デ・オリーク市場のそばにあるグリルレストラン「ヨーロッパ」は、そんな日にもかかわらず営業していた。しかもペニーシェという漁港で水揚げされたイワシが本日のおすすめだ。12.5€と高めではあるが、一皿6匹にサラダが付くので屋台と値段はそう変わらない。粗塩をまぶされていい具合に焦げ目のついた小ぶりのイワシは、ワタの苦さもうまさを引き立てるアクセントになって食欲は加速され、次から次へと骨と頭だけになっていった。
サラダの焼きピメントも美味い
満腹してアパートに帰り、テレビをつけるとちょうどリベルダーデ大通りのパレードの生中継が始まるところだった。今年は十数年ぶりに地元のカンポ・デ・オリーク地区が参加するので、ぜひ見ようと思っていた。優勝するのは大抵アルファマなどの歴史と伝統のある古い地区だが、そうでない地区も斬新なアイディアで勝負。例えばカンポリーデ地区は刑務所があるので、衣装は縞々の囚人服をイメージしたものに、鉄格子を小道具に使うなどのユニークな演出もあった。
最近のポルトガルは空前の数の観光客を迎えているらしい。バイロ・アルトやアルファマは今夜は外国人でごった返すことだろう。しかし観光客の来ない普通の住宅地でも祭は行われている。昨夜は向かいのアパートの小さなベランダに提灯や小旗を飾って音楽を流し、十数人ほど集まってパーティをしていた。毎週末なら苦情を入れるが、音楽が明らかにお祭り用なのでこの日1日だけと目を瞑るしかない。
今や日本ではイワシの塩焼きなど気楽に食べられないですから、ノスタルジーを求めて行くのかも。
前よりは運営が良くなったせいか?1時間位の間に
6チームは見られました。
(以前はダラダラしてて1時間居てもせいぜい3チームしかに見られなかったです)
後は、4年ぶりにCampolideの縁日にも行ったよ。
イワシは食傷気味なので食べませんでしたが珍しくビールを飲みました。
コップ1杯で1ユーロ、21年前のカモンエス広場でも300エスクード、1.5ユーロだったのでビールの値段は据え置きなのか?
同じ21年前にアルファマのレストランで頼んだイワシは1,000エスクード、5ユーロで10匹出てきたけど。