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ポルトガルの食べ物、生活、観光情報


by caldoverde
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2度目のマデイラ

昨年の春足首を骨折し、予定していたマデイラ旅行は取りやめた。そのリベンジを果たすべく、4月初めに10年ぶりのマデイラ島訪問を決行した。

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飛行機はローコストキャリアのイージージェット、ホテルは2泊で30€という激安の旅。とにかく無事に飛んでくれれば良いし、眺めはどうでも寝る場所があれば良いのだが、ぎっしり乗客の詰まった小さな飛行機が飛び立つと、突然、マデイラの空港は滑走路が急な崖に並行して設けられた着陸の難しい造りで、ポルトガル航空TAPのパイロットが一番うまく着陸できる技術があると、昔聞いたことを思い出して不安になった。島に近づくと、たくさんの柱が支える高速道路の一部のようなものが見えてきた。飛行機は大きく旋回し、飛んできた方向と反対側から滑走路に入り無事着陸した。客席から拍手が起こった。ポルトガル人(田舎の人)が多い飛行機では、よく着陸時に拍手が起こる。故郷に帰れた嬉しさもあるのだろう。

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数日前にフンシャル空港が「クリスチアーノ・ロナウド空港」に改名され、本人、大統領、首相がセレモニーに出席し、銅像の除幕式が行われた。世界中に衝撃と失笑が巻き起こった。空港の正面玄関に置かれた、似ても似つかぬロナウドの首と記念写真を撮る観光客が後を絶たない。新たな観光名所が生まれた。

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空港とフンシャルの町を結ぶ高速道路はよく整備され、快適だ。10年前はまだ建設中の道路があって、島の移動はくねくねした山道をけっこう時間をかけて走っていた記憶があるが、かなりインフラが整備されている。山の斜面に引っかかるように建っているたくさんの白い家がマデイラの魅力的な景観を形成しているのだが、住民が街道に出るのに階段を昇り降りするのは大変だろう。潜在的にロナウドのような足腰の強靭な子供がいるだろうが、外に出るのを嫌って家でゲーム三昧の子が増えてはポルトガルサッカーの将来は明るくない。

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CR7ミュージアムの前の銅像もなんだかなあ。股間を掴んで記念撮影する若い女性もいた。

ホテルは昔ながらのペンサォン(ペンション)で、設備も古くダサいが、有名なラヴラドール市場のすぐ裏で、非常に便利な場所にある。午前10時過ぎに着いたので、荷物を預けて早速市場を見に行った。この日はクルーズ船がフンシャルに寄港していたので、船客でごった返していた。売り子もポルトガル人らしからぬ積極的な営業で、果物の試食をあちこちで勧められた。変わった果物を1個づつ数種類買ったら、計20€位になった。多分観光客値段にされたのだろう。
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マデイラ刺繍の販売所とマデイラワイン工場は、閉店ギリギリに滑り込んでちょっと覗くことができた。その日は土曜日なので、多くのモニュメントや施設は午後は閉める。リスボンはエンドレス営業している所がほとんどになったが、地方はまだ昼休みや土日休みをとる所が多い。昼ご飯は地元のおっちゃんがビールを飲んでいる店で、マデイラ名物のパン、ボーロ・デ・カコに挟んだ牛肉のサンドイッチを食べた。飲み物はマデイラのビール。観光客が多い所は、高くて大した味じゃないという偏見があるので、地元民のいる店は値段も味も許容範囲の可能性が高いという自分基準で飲食店を選ぶことにしている。

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今はどこもかしこもボーロ・デ・カコバーガー

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マデイラで初めてカサガイを食べた時は、あまりのうまさに衝撃を受けた

お昼の後は、城砦の中の軍事博物館、ショッピングセンター内のマデイラの歴史を紹介する映画、カテドラル、コレジオ教会などを見た。マデイラ島が大航海時代以来、いかに軍事的商業的に重要な拠点であったか、また昔からイギリスの植民地みたいな存在だったのが判った。
今もイギリス無くしてはマデイラは成り立たない。それをまざまざ見せつけられるのは、フンシャルの西にあるホテル街(ラブホではない)で、ラグジュアリーなホテルやレストランが集中している。かなり規模の大きなホテルも多く、この地区がハイシーズンになると、一体何万人滞在するのか想像できない。一方私の借りた宿のある旧市街には、失業者やホームレスもしばしば見受けられ、世界で最も魅力的な島の影の姿が垣間見える。

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老舗のリーズパレスホテルの向こう側にも延々巨大ホテルが立ち並ぶ

Commented by pato at 2017-04-14 16:51
最初の写真の船はコロンブスの船の再現船かしら?
前に一度乗って、オウムと記念撮影したよ。
Commented by caldoverde at 2017-04-16 06:08
遊覧船で、実際にクルーズするみたいです。
by caldoverde | 2017-04-05 00:59 | ポルトガルの旅 | Comments(2)