風邪にはうどん
2018年 02月 20日
リスボンです。
1月の終わりから2月の初めにかけて珍しくずっと風邪をひいていた。まず喉をやられ、声が出なくなった。治りかけの頃、別のウイルスが鼻と気管を攻撃した。去年からポルトガルは干ばつで、雨らしい雨がほとんど降っていないカラカラ天気で、厳しく冷えたかと思えばポカポカ暖かくなるものだから、馬鹿な私でも一人前に風邪をひき、2週間も長引いた。
以前風邪には牛肉が良いというガセネタを仕入れて1週間ステーキを食べ続けたことがあったが、ステーキが効いたのか、自然治癒したのかはっきりしない。多分後者だと思われる。しかしプラシーボ効果というものもあり、効くと信じて摂取すれば、少なくとも気休めになる。
しかし今回はボリュームのあるステーキを食べる気も起こらず、日本人なので、消化の良さそうなうどんやラーメンをふうふういいながら食べれば早く治るのではないかと考えた。しかし高価な日本食品店で仕入れた貴重な讃岐うどんや蕎麦はもう食べ尽くした。バスに乗って買い物をしてまた家に帰って調理する間に新たなウイルスや細菌に感染しないとも限らない。どうせ外に出なくてはならないのなら、外食しよう。
まずリスボンのチャイナタウンであるマルティン・モニス地区にある中華きしめん店に行った。不愛想な女の子が顎で指図する接客、どのメニューも5€という値段、厨房から中国人の職人が麺を打っているのが見えるといういかにも本場の「大面店」だ。店のお勧めはメニュー筆頭の豚角煮きしめんらしく、これを食べている客が多いので、私も注文した。水餃子も食べたかったのだが、今日はないと言われ、麺だけにした。金属のボウルに盛られた豚角煮きしめんは、大した量でもなさそうに思えたのだが、半分ほど食べて胃が次第に重くなって来た。餃子がなくてよかった。手打ちの麺はコシがあって食べ応えがある。角煮はこってりほろほろ濃厚な味だ。
同じマルティン・モニス地区の別の通りにはベトナムうどんのフォー屋がある。フォーは米の粉で作ったきしめんで喉ごしが良く、牛肉の薄切りとたっぷりのコリアンダーの入ったスープは脂が少なく、それ自体は淡白な味だ。これにもやしや唐辛子、ナンプラーを好みで入れて食べる。馬鹿な私はより暖かくなるかもしれないと思い、普段と同じように唐辛子やナンプラーを全部入れたら、風邪で弱った胃腸には刺激が強過ぎたようだ。
風邪をおして仕事をして、昼ごはんはリベイラ市場の外にあるアジアンフード店に入った。ラーメンというメニューに狂喜するも、今日はないという店員の言葉に落胆した。シーフード焼うどんのようなものがあったので、それを注文した。出て来たものは強烈にトマトケチャップ味のする昭和のナポリタンスパゲティをぶっとくした代物だった。エビやカニが入っているので、結構なお値段(15€位)だった。
結局風邪を治したのは、抗生物質と鼻うがいだった。生姜が良い、ネギが良いと言われているので、最初は生姜の砂糖漬けや、ネギを積極的に摂っていたが、どちらも刺激物なので喉には逆効果と言われ、レモンの皮を煮出して蜂蜜を入れたものに変更した。日本ではレモンは輸入品で、農薬などが使われているのでお勧めできないが、ポルトガルではよく庭先にレモンの木を植えている家があり、形も大きさも不揃いの有機栽培?のレモンが多いので、喫茶店にはレモン茶(シャ・デ・リマゥン、カリオカ・デ・リマゥン)という、熱湯にレモンの皮を入れただけの飲み物がある。風邪をひいている間はコーヒーではなくレモン茶を飲んでいた。
鼻うがい器は、日本で買った100mlのボトルよりも、ヨーロッパで売られている500mlの巨大なのがパワーがあり、驚くほどスッキリした。やはり鼻のでかい人種用に作られているだけある。
やっぱり風邪の時は汁物に限る!「大椀麺」の炸醤麺が好き、その向かいにも謎の中華食堂ありますね。
ポルトガリア近くに手打ち麺が出来て、美味しくて安いの。お兄さんが麺打つ姿はスペクタクルよ。
拉麺は今や中国でも流行してるみたいね。





