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ポルトガルの食べ物、生活、観光情報


by caldoverde
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ヴィアナに行こう

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ヴィアナの町の「アマリア通り」のプレートとアマリア・ロドリゲスのレリーフ。彼女が歌ったファドに「ヴィアナに行こう」という曲がある。


たまたま格安航空券のサイトを見ていたら、リスボンーポルト間が何と5€というチケットがあった。3月に何も仕事がない週があるので最小の出費で小旅行をと思いたち、数日後同じサイトを見たら、既に15€になっていた。それでも長距離バスよりも安いので、LCCのライアンエアーでポルトまで飛び、そこからポルトガルの最北部の都市ヴィアナ・ド・カステロに行くことにした。

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随分前に8月の有名なヴィアナのお祭りを見に行った事があるが、予約なしで行ったものだから「歩き方」に載っている安宿は満室か、ダブルの部屋のみでカップルでないと、と断られる始末。観光案内所で唯一空室のありそうな宿として紹介されたのが16世紀の貴族のお屋敷ホテルで、初めての日本人客という事で、オーナーに夕食を招待されるという特別歓待を受けた。今考えるとあのゴージャスな雰囲気であの値段は全然高くはなかった。今回は日帰りだが、彫刻の美しい大きな窓のある建物をもう一度見たかったのと、その頃はまだ無かった民族衣装博物館を見学するのが今回の旅の主な目的だ。

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私が最初の日本人ゲストだったお屋敷ホテル Casa dos Costa Barros 

飛行機を使おうがバスや電車だろうが、朝リスボンを発ってヴィアナに着くのはどうしても12時半過ぎになる。博物館も昼休みに入るので、まず腹ごしらえをしなくてはならない。ところが行く前にいろんな人にヴィアナの名物や良いレストランの情報提供を求めても、皆言葉に詰まってしまう。ヴィアナは観光地としてはそこそこ知られているし港町なので、直ぐに名前が出てくるかと思いきや。昔、貴族の館の当主にご馳走になった店はヴィアナ随一のレストランだったが、今は昔日の名声はなくなった模様。駅前の新しいホテルのレストランはなかなか良さげなのだが、入っても従業員も客も誰もいなくて、お値段がどれも1皿15ユーロ以上と、節約旅行の食事にしてはやや高めなのでパスし、街中の適当なところでお昼を取ることにした。数件比較したが、やはりピンとくる所はなく、魚はサーモン、スズキ、鱈とどこにでもあるものばかりなので、路地に入った小さなレストランでミーニョ地方の郷土料理のロジョンイスを食べた。ロジョンイスは角切りの豚肉、豚レバー、チョリソを下味をつけて揚げ煮し、コロラウ(パプリカ)やクミンで香りをつけた料理。田舎のおじさんはよくクミンの臭いを漂わせているが、これを食べるせいかもしれない。ミーニョの地酒といえばヴィーニョ・ヴェルデのしかも赤なのだが、この店には置いていない。ヴィアナで陶器の茶碗に注いだヴェルデの赤を飲もうと思っていただけに、少し残念だった。

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中央の指のようなものは、ゴムのように弾力のある腸詰め

ヴィアナの民族衣装はとても美しく、8月半ばの「嘆きの聖母祭」では、女性たちが赤や緑や黒の華やかな衣装に身を包んだパレードや、数十組のペアが凄い速さのステップで踊るフォークダンスが行われ、その素晴らしさは一生に一度は見る価値がある。まだハイハイをしているような赤ちゃんが同じ衣装のお母さんやおばあちゃんに抱かれていたり、小さな男の子も白いシャツに黒い帽子のいでたちで女の子をエスコートしている姿は本当に可愛く、カメラのメモリーカードやバッテリーは十分に予備を用意しなくてはいけない程。そのお祭りの衣装を集めた博物館は、旧市街の広場の一角にあるのだが、残念ながら内部は撮影禁止で、普段はもちろん民族衣装を来て歩く人はいないので、本物のヴィアネンス(ヴィアナの女性)の盛装姿を撮るにはやはり8月のお祭を見に行くしかない。


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大きなポスターとレリーフのある民族衣装博物館

民族衣装はスカーフは頭と胸用に2枚、麻のブラウス、ビロードのベスト、ストライプのスカート、ウールの変わり織のエプロン、手編みレースの靴下、エナメルのサンダル、ペチコート、ポシェットからなり、皆刺繍やレースを使ったハンドメイドなので一揃えするとかなりの金額になりそうだ。その上に金のアクセサリーを複数、イヤリングはもちろん、ペンダントは最低三本は着けないと様にならない。親子代々受け継がれたものを誇示するのだ。

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アーチの形が面白い建物

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歴史的な建物の集まるレプブリカ広場

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18世紀の豪壮な邸宅もあちこちに

オフシーズンのヴィアナも素敵だ。大航海時代のマヌエル様式や18世紀のバロック様式の建物がさりげなく銀行や商店になっている。山の上には豪華な薔薇窓のあるサンタ・ルジア教会がそびえ立ち、ケーブルカーで登ると大西洋に注ぐリマ川、クレーンの立ち並ぶ港、白い建物の集まる市街の絶景が一望できる。流石にポルトガル北部で最も美しい町の一つに挙げられるだけある。でも食べ物に決定打がないのが、色気より食い気の私には物足りない。タクシー運転手に聞いてもはかばかしい返事は得られず、別の町のポンテ・デ・リマの方が美味いと言っていた。目にはヴィアナ、舌にはポンテ・デ・リマという事か。今度はポンテ・デ・リマに行こう。


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露天の魚屋さんに集まるお客さんと猫

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町のシンボル、サンタ・ルジア教会

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夏は大賑わいの白いビーチ

Commented by veronica at 2018-03-24 02:24
更新待ってました。
ヴィアナドカステロは昔、ロジョインシュとパッパスデサラブーリョを食べる為に訪れたことがあります。やはりクミンが印象的でした。
リスボンーポルトが5ユーロとは!いつもバスで移動しているのですが、飛行機に挑戦してみようかと思いました。
Commented by caldoverde at 2018-03-24 04:03
ライアンエアーは色々制限がありますが、日帰りや一泊の旅には便利。でも空港には早めに着かなくてはならないので、時間的にはバスや電車とほぼ同じなんですけどね。CAが面白い事を言って笑いを取ってます。リオ・デ・ジャネイロ行きだとか、リスボンの直行便なので、ガイアやコインブラBには止まりませんとか。機内販売では百万ユーロ当たる宝くじも売っています。
Commented by veronica at 2018-03-24 08:48
価格に驚きました。機内では夢も買えるのですね。

以前ブログに挙げられていた、マルティンモニスの5ユーロの中華料理のお店で女の子に顎で接客されてみたいのですが、お店の名前、もしご存知でしたら住所を教えていただけますか?宜しくお願い致します。
Commented by caldoverde at 2018-03-24 16:54
Calçada da Mouraria, 大碗面 と看板があります。
Commented by veronica at 2018-03-24 21:00
ありがとうございます。もし良かったら、ご都合の宜しいときご一緒したいです。
Commented by veronica at 2018-03-25 06:24
個人的な連絡先を教えていただきたいです。
宜しくお願い致します!
Commented by caldoverde at 2018-03-25 18:08
> veronicaさん

個人的な連絡先は、イケメン限定で公開しています。
その内お店に食べに行きますね。
Commented by veronica at 2018-03-26 02:31
イケメンでもないのに図々しくも聞いてしまった御無礼をお許しください。
お待ちしています。
by caldoverde | 2018-03-23 00:43 | ポルトガルの旅 | Comments(8)