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ポルトガルの食べ物、生活、観光情報


by caldoverde
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阿蘇列島旅日記 ファイアル島・ピコ島ジオツアー①

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ピム港からピコ島を臨む


今年のゴールデンウィークは10連休で、ポルトガルにも日本のお客様が怒涛の如く押し寄せて来るはずだが、その嵐の前の静けさだろうか、4月半ばは私のスケジュールは凪の様に静まり返っている。家にいるとだらだらとYouTubeなどで日がな一日過ごしてしまうので、またまたアソーレス諸島に行く事にした。2年前仕事でアソーレスに行った時に、現地ガイドから色々な情報を得ることができた。特にファイアル島の火山噴火口と固有植物に興味を持ったので、その2つを主な目的に、3泊4日の旅に出た。

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飛行機の窓から見るピコ島の山頂


リスボン~ファイアル島間はアソーレス航空の直行便。最近はイージージェットやライアンエアーなどのLCCばかり使っていたので、2時間半のフライトで軽食も出るのは新鮮だ。席を選んでも追加料金がかからない。行きは2列目、帰りは3列目のAを予約したが、素晴らしい眺めが堪能でき、飛行機に乗っただけでも十分満足する程であった。


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カラフルな家の並ぶオルタの町


空港からタクシーでオルタのホテルに行き、荷物を降ろした後、路線バスでカペリーニョス火山に向かった。火山は島の西端にあり、島を一周する路線バスが近くを通る。予算の関係もあるが、路線バスに乗るのが好きなので、既に2回訪れたカペリーニョス火山に「路線バスで」行くのが希望である。私が乗ったのは北回りのバスだったので、帰りは南回りでタクシーでオルタに戻り、半日でファイアル島を一周してしまった。途中から乗客は私一人となり、時間調整なのか、南回りのバスとすれ違うためなのか山の中の停留所で10分停車する。誰も乗らない。1時に火山センターのガイドツアーを予約していたのでさっさと出発してくれと焦ったが、火山には何とか5分遅れで到着できた。


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息を呑む光景


カペリーニョス火山は何度見ても見飽きない。その奇観には口あんぐりである。1957年に海中で噴火が起こり、火山礫や火山灰が降り注ぎ、新島とファイアル島を繋いでしまった。噴火が収束するまで、火山は形がどんどん変わり、今も風雨や波により刻々と侵食されている。一方で火山灰によって不毛の地となった周辺の土地には緑が復活しつつある。地球は生きていることが実感できるのがアソーレスの魅力である。


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灯台に登るとこれまた唖然とする景色が見渡せる。この灯台の下には建物があったのだが、すっかり灰の中に埋もれている。それが火山センターの展示室の一部となっている訳だが、やがて火山灰が吹き飛ばされて再び陽の目を見る日が来るかもしれない。


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センターや灯台の見学の後は、火山灰の丘に登ってみた。歩いてみると地面は荒い砂のようで本当にもろい。あちこちに人の拳大のヤシの実型の石が転がっているが、火山弾だ。こんなものが直撃したらひとたまりもない。センターには噴煙を上げる火山をバックにした家族や子供の写真が展示されている。危ないのに皆ニコニコ楽しそうである。その下にはやむなくアメリカやカナダに移民した人々の家や畑が埋まっているのだ。


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一泊40€で大満足


オルタの宿はまだ新しいアパートホテルで、事前にクイーンサイズのベッドの部屋を希望したら、ピム港の真ん前で、ピコ島も見えるという素晴らしい眺めの部屋だった。火山灰の丘を歩いて筋肉痛になった身体を十分伸ばせて、どんなに寝相が悪くても絶対落ちる心配のないベッドと、同じく手足を伸ばせるバスタブがある清潔な部屋だ。調理器具を備えた台所と、バーベキューのできる吹き抜けの中庭がある。町の中心部までは歩いて10分もかからない。


夜は2年前の仕事で来たことのある元ヨットマンの店「GENUINO」で食べた。当時はガイドである私の席はなかったのでリベンジだ。その時のメニューは地元名産の聞きなれない名前の海産物で、旅行会社でも何なのか調べようと一生懸命だったが、旅行後にセミエビという高級品であることを知った。茹でるのに結構時間がかかるので、10人を超えるグループには冷ましたものが出されたが、茹でたてでない、と不満を述べる方がいらっしゃった。何とかセミエビの名誉を回復させようと、去年のテルセイラ島でセミエビを食べ、あまりの美味さに感動した。あの味を再びと期待に胸を膨らませていたのだが、残念ながら4月はセミエビはなく、また旬でも予約注文が必要である。仕方なくお勧めの魚のペイシャン(大魚)という黄色い鯛のような魚を食べた。去年12月にサン・ミゲル島でも食べたが、こちらの方は更に大きく、新鮮で美味であった。さすが島民誰もが推薦する店だけある。


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前菜は島のフレッシュ・チーズと唐辛子ペースト、ワインはピコ島の白。

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付け合わせの野菜やじゃがいもも美味しい

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さつまいものプディング





by caldoverde | 2019-04-26 17:05 | ポルトガルの旅 | Comments(0)