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ポルトガルの食べ物、生活、観光情報


by caldoverde
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阿蘇列島旅日記 コルヴォ島篇 大釜散歩

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飛行機の翼の下に見えるコルヴォ島


一昨年の12月にフローレス島とコルヴォ島を再訪した時は、時間がなかったのと悪天候で、コルヴォ島の火山噴火口(カルデイラン=大釜)の底を歩くという主目的は果たせなかった。いつかお釜の底を歩いてみたいものだとずっと願っていたが、チャンスは急にやって来た。10月末にぽかっと仕事が無い週ができて、エアチケットやホテルの値段を調べるうちに、たまたまコルヴォ島の安い切符や宿を見つけてしまった。残り2席とか最後の1部屋などという文句に背中を突き飛ばされ、2泊3日のリベンジ旅行を決行した。10月はアソーレス諸島に熱帯性低気圧が通過することがあり、今年も10月の月初めに台風が襲い、幸いコルヴォ島には大きな影響が無かったものの、隣のフローレス島に大きな被害を与えた。天候に一抹の不安があったものの、無事最果ての孤島への3度目の渡航を果たした。


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空港の直ぐ側に3つの風車がある。


10月のコルヴォ島はバードウォッチャーが多く訪れる。ヨーロッパで唯一、アメリカの渡り鳥がやって来る場所で、またアソーレスにしか見られない種もいくつかある。私もコンパクトではあるが一応50倍の望遠となるカメラを持ってきたが、撮影した動物は村をうろつく猫ばかりだった。


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黒い石造りの家にマッチした白黒猫


2年前はクリスマス時期だったため、観光案内所やミュージアムやレストランが軒並み休業でただでさえ寂しい島が本当に孤島になっていたが、現在は新しい施設や観光業者が増えた。以前はカルデイランと村を往復するタクシーが1台だけだったが、今は観光用のバンが2台あるし、カルデイランや村のウオーキングツアーを請け負うガイドもいる。考えてみるとハイキングや登山の経験のない私が1人で噴火口の中に入って無事戻れるかどうか怪しいものだった。歩きながら色々説明してくれるガイドが同行してくれた方が楽しいし安心なので、宿に名刺のあったノエルさんにツアーを頼んだ。同じ宿に泊まったポルトガル人男性も参加した。料金は午前中カルデイランのハイキング、午後は村のウオーキングツアーで一人1日45ユーロだった。


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霊柩車を改装したっぽい観光バス。


まず車で噴火口の縁まで登り、車を降りて公式のトレイルコースに沿って歩く。一応ハイキング用のシューズとパンツで装備してきたが、杖は持っていなかった。しかしガイドのノエルさんは客用の杖を用意していた。コースはそれほどきつくはないが、大小の石、小川、ぬかるみ、そして牛の糞が多く、ドロドロになるので靴は防水性のあるハイキング用と普段用の2足あった方が良い。9時に宿を出発して大体2時間半~3時間で噴火口の中を一周できる。自然遺産であるカルデイランにはトイレはないので、そのつもりで。


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写真を撮る自分の影が写り込んだ


時折強い風が吹いたが、概ね薄曇りで暑くもなく寒くもない絶好のコンディションだった。観光写真とは違う角度からカルデイランを眺める。圧倒的な美しさである。雨水が溜まってできたカルデラ湖にはいくつもの小島があるが、何とアソーレス9島が揃っているのだそうだ。ひとつだけ杉の木か何かが生えている小島があるが、かつては島全体が深い森に覆われていたそうだ。わずか数十人から始まった入植はあっという間に島の姿を変えた。それでも孤絶した位置にあるコルヴォ島は、今も独特のエコシステムを保っている。


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噴火口の内部から見た景色も素晴らしく、どこを撮ったら良いのか分からなくなるほど。

12時ごろカルデイランのハイキングは終わり、午後のウォーキングツアーに備えて、村に2軒しかない食堂のひとつで腹ごしらえした。

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ニンニクとピメントの塩漬けを使ったアソーレス風ステーキ

by caldoverde | 2019-11-02 06:09 | ポルトガルの旅 | Comments(0)