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ポルトガルの食べ物、生活、観光情報


by caldoverde
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イワシの缶詰① オリーブオイル漬け

イワシの缶詰① オリーブオイル漬け_a0103335_16335196.jpg
レトロな魚の絵皿は泥棒市で見つけた。いくら漂白剤に漬けても汚れが取れないので包装されたものやナッツを入れるのに使用。


最近NHKの番組「世界はほしいモノにあふれている」でも紹介されたが、ポルトガルのお土産の代表格にシーフードの缶詰がある。最もポピュラーなものはイワシの缶詰で、安いのはスーパーの自社ブランド、高いものは綺麗な包紙に包まれた専門店のものまで、多種多様である。日本でも輸入食品を扱う小売店などで比較的容易に入手できる。実家のある仙台では「酒のやまや」という酒の量販店で、僅かな種類ではあるがポルトガルのワインやイワシ缶、チョコレートが売られているので、現地調達したお土産が無くなるとここで補充して、さもはるばるポルトガルから持ってきましたという顔をしてプレゼントしたりする。


イワシの缶詰① オリーブオイル漬け_a0103335_16343237.jpg

一番右のグリーンの缶がオリーブオイル漬け


「やまや」のイワシ缶は缶詰メーカーとして定評のあるBOM PETISCOブランドで、私にとっては高級品の部類に入る。オイル漬けが3種類、トマトソース漬けが2種類の計5種類揃っている。そのまま食べてももちろん美味しいが、ちょっと手を加えて料理っぽくしようと思い立った。


イワシの缶詰① オリーブオイル漬け_a0103335_16391553.jpg


巷ではアヒージョというスペイン風のつまみが流行っているので、イワシ缶をアヒージョ風にアレンジしてみた。アヒージョはオリーブオイルで魚介や野菜を煮込むので、当然オリーブオイル漬けのイワシ缶詰を選ぶ。これにキノコを加えるのだが、マッシュルームは日本ではそれほど日常的な食材ではないので、鍋物用のシメジ、舞茸、エリンギのキノコセットを使用。椎茸でもいいと思う。パックに入ったキノコを洗いもせず手で適当な大きさに割いて、キャセロールに放り込む。ニンニクも皮をむいて指でパキッと割ってぶちこむ。指で切れ目を入れた月桂樹や鷹の爪も加える。そこにオリーブオイルをドボドボ注ぎ、レンジでチン!キノコに火が(電気が)通ったら、イワシをオイルごとあけて、再びレンチンする。キノコとニンニクの香りに磯の香りも混じった匂いが漂えば出来上がり。10分もかからない。


イワシの缶詰① オリーブオイル漬け_a0103335_16394566.jpg
実は月桂樹も後から思い出して出来上がってから入れて撮影。初めから入れたらもっと美味しいはずでした。



赤ワインと共にいただくが、なんか物足りない。あーっ!塩を入れるのを忘れた!イワシ缶のイワシはほとんど塩味が付いていないので、適宜塩を加えた方が美味しい。もっとも減塩中の方には塩無しでもいけると思う。塩を入れるなら、粒の大きな天然塩がお勧め。残ったオリーブオイルはパンにつけて平げよう。


by caldoverde | 2021-01-24 16:33 | シーフード | Comments(0)