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ポルトガルの食べ物、生活、観光情報


by caldoverde
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私の隔離生活

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風邪は万病の元、ただの風邪でも油断なさらずに


ポルトガルでは1月下旬に連日5~6万人のコロナ新規感染者が出ていたが、2月に入り減少の兆しを見せている。リスボンでは2月末まで指定の薬局や検査センターで無料検査を実施しており、私も毎週受けて、いつも陰性だった。混み合った場所や時間帯は避け、友人と食事するときは店の外のテラス席にいた。ある日突然保健庁からのショートメールを受信した。7日間自己隔離せよというメッセージだが、身に覚えがない。保険庁に電話もメールもしてないし、だいいち陰性だし。誰かと間違えて私の携帯番号にメッセージが送られたのだろう。だとすれば本来自己隔離すべき人が出歩いてウイルスをばら撒いている恐れがある。保健庁のコロナ専門ダイヤルに電話しその旨を伝えたら、眠そうな声でメッセージは無視して良いという返事だった。相当忙しいようだ。ミスもしょうがないなと0.1%ほど同情した。


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出入り口を分け、客席を2/3に減らし、客が出る度にテーブルを消毒している。これほど真面目に規則を守っている店も珍しい。


それから3日後、どうせ陰性だけどと思いながら、近所の薬局で検査を受けた。家に着いてまもなくメールで結果が送られてきた。今回は早いなと思いながら添付書類を開くと、いつもの様式と違う。よく見ると「陽性」となっているではないか⁉︎うっそ~~‼︎


思い当たるのは、大型ショッピングセンターに行ったあの時。家からバスと地下鉄を乗り継ぎ(ここで既に市中感染か)、人の出入りの多いショッピングセンター入口で(ドアを手で開けなくてはいけない)、知人夫婦と待ち合わせし、会った途端にハグされ互いにほっぺたを合わせる伝統的挨拶をされた。2020年のイタリアの感染爆発の原因の一つともみなされている行為だ。今どきマスク越しでも誰もやらないのだが。その後1時間ほどお茶を飲みながら会話をした。濃厚接触者は彼らしかいない。陽性の知らせを受けて、念のため検査を受けた方が良いと連絡したが、その必要は感じないとの返事だった。一応義務は果たしたので、その後彼らがどうなったのかは聞いていない。


幸い検査の前日に食料を買っていて、数日間は持ちこたえられそうだった。何人かの友達も必要なものがあれば届けてくれると申し出てくれた。持つべきものは友。今ある食材で1週間分の献立表を作ってみたら、なんとか間に合いそうだ。狭いアパートから出られないので、腹八部目で丁度いい。ただし、ずっと同じ材料で料理しなくてはいけない。野菜はジャガイモ、玉ねぎ、人参、ブロッコリー、ポロねぎ。タンパク質は牛挽肉、ベーコン、ツナ缶、イワシ缶と卵。穀物は米、パスタ、インスタントラーメンとそうめん。果物はレモン。ワインは1本しかない。しまった…。


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乾燥きのこがあったので、きのこご飯も作った。味噌汁の味噌はいつ買ったのか思い出せないが、食べられた。


メインディッシュは肉じゃがとハンバーグで、各3日分作る。挽肉はアソーレス産ビーフで400gのパッケージになっている。防腐剤が使われているので、多少は日持ちするはずだ。添加物も時には必要である。挽肉を炒めてジャガイモと人参の乱切りを加え、麺つゆで適当に味付けして圧力鍋で一気に加熱し、火を止めて蒸気が下がるまで放置して肉じゃがの出来上がり。牛肉の味が良いのか、麺つゆの威力なのか、結構美味しくできた。挽肉のもう半分はハンバーグに。玉ねぎで増量し、パン粉がないので片栗粉を使ったら、結構まとまった。どちらかをおかずに、ブロッコリーやツナサラダなどを付け合わせてご飯と味噌汁でお昼を食べ、夜は主に麺類を食べた。こんな時日本で買った明太子やたらこのパスタソースが大いに役に立った。朝食は甘いものが欲しい。しかしこの前作ったあんこは食べ切った。何かないかと台所の引き出しを探すと、ありました!きな粉が。貴重な宮城県産餅米と普通の米を混ぜて炊いておはぎを作り、砂糖を加えたきな粉をまぶして食べた。


初めは何の症状もなく、検査結果は間違いだったのではないかと疑ったが、2~3日すると鼻声になり、喉の内側が腫れてきた。咳き込むことはないが、痰を出そうとすると痛い。熱は平熱でむしろいつもより低めだ。味や匂いは感じる。関節痛や筋肉痛はなく身体は普通に動く。花粉症かもと思ったが、連続するくしゃみや鼻水鼻詰まりはない。「ただの風邪」とはよく言ったものだ。これがオミクロン株の特徴なのか、ワクチンのお陰で軽症で済んだのか、私の体質なのかは不明である。隔離期間も終わりに近づくと、喉の違和感はかなり軽減された。隔離中は掃除をしたり、YouTubeでエクササイズをして運動不足を解消した。定められた期間プラス1日が過ぎたので、久しぶりに外に出た。太陽の温もりを全身に浴びながらカフェに向かった。自由に歩けるのがこんなに素晴らしいとは!数日後ふと思い出して携帯にインストールしておいた保険庁のアプリを開くと、回復証明書なるものが現れた。検査で陽性になってから症状が出なければ11日後に発行されるものだ。全く症状が無かった訳ではないが、まあいいや。これでしばらくはコロナには罹らないはず。それにしても、陽性が判明する前に来たあのショートメールは何だったのだろう。まるで予言のような…。


Commented by fernandapessoa at 2022-02-11 11:45
なんともトーンの落ち着いた写真に(前回との激しい落差から)かえって驚いてしまいました…ともあれ、無事快癒なさってよかったです! 
Commented by caldoverde at 2022-02-11 17:31
多くの国がピークアウトして、規制を解除しつつあります。ポルトガルではマスク着用義務を撤廃するのはまだ早いという見解で、店や建物の中では必ず付けていますがイギリスやフランスはマスクには憎悪に近い嫌悪感を抱いているようですね。飛行機は有効なワクチン証明か、陰性証明かどちらかで良くなりました。日本はいつまで鎖国を続けるのかな?意味のない水際対策やまんぼうは損失が大きすぎます。
by caldoverde | 2022-02-10 23:35 | 生活 | Comments(2)