黄色い豆
2022年 12月 01日
ご無沙汰です。今は世界中ワールドカップで盛り上がっていますが、ポルトガルは順当に予選を勝ち進んでいます。日本ースペイン戦では善戦を期待していますが、ひょっとしてドーハの奇跡は再び起こるのか?
先日の日本ーコスタリカ戦は、Moreiraさん宅の大画面TVで観戦がてら、開催国カタールにちなんだ中近東風のブランチをご馳走になった。ぺったんこのパンに、チーズのディップやフムス、カボチャのジャムを挟み、トマトサラダやビーツに舌鼓を打ちつつ、スパイスを加えて淹れたコーヒーを楽しむというセミベジタリアン的ヘルシーメニューで、デザートにもう1人のサポーターであるOvosMolesさん手作りの梨のチーズケーキも参戦した。しかし応援虚しく日本はコスタリカに敗れた。敗因は肉が足りなかったからであろう。日本人は肉食の歴史が浅く、筋肉のつき具合が他の国の選手と違って華奢で、上背もない。また負けて帰ったらどんな目に会うか分からない国に比べ、闘争心というか必死さが足りない。サッカーは球技でなく格闘技なのだ。さてスペイン戦ではどんな試合運びを見せてくれるだろうか。
応援する側も肉を食べながらビールをがぶ飲みして大声を張り上げれば、そのエネルギーが選手に伝播したかもしれない。しかし試合が肉料理を食べる時間ではない場合は、ビールのつまみに何を食べよう?ポルトガルの一般的なビールの友はハウチワマメだ。トウモロコシを大きくしたような平べったい豆の適度な塩味はビールにぴったり。日本の枝豆のような位置付けであろう。ハウチワマメは春の野や庭園を彩るルピナスの実だ。ルピナスの豆はポルトガル語でトレモソスで、先日訪れたエストレモスの地名の由来となっている。昔刑務所からこの町に逃げてきた男が灼熱のアレンテージョの野原で日陰を得たのがルピナス(トレモセイロ)の葉影だったという言い伝えによる。
もう一つの黄色い豆にひよこ豆がある。中近東ブランチのフムスは、ひよこ豆のペーストで、胡麻ペーストやオリーブオイルなどが使われている、タンパク質や繊維に富んだ栄養価の高い食べ物だ。ポルトガルでもひよこ豆は良く食べられている。乾燥豆もあるが、簡単に調理できる水煮の缶詰や瓶詰めは、今のところ1€以下と言う物価の優等生なので、最近はよくお世話になっている。
エストレモスで買った2種類のチョリッソと一緒にトマトで煮込んだひよこ豆。固く燻したスパイシーな肉のチョリッソと独特の味わいの血のチョリッソは噛みごたえがあり、柔らかく優しい風味のひよこ豆に時々パンチを与える。
ツナ缶、ニンニク、玉ねぎを加えて、塩、胡椒、オリーブオイルで味付けしたサラダ。
バカリャウ(塩鱈)ならなお良いのだが、ツナ缶も悪くない。
シナモンシュガーたっぷり
クリスマス時期に登場する半月型のお菓子、アゼヴィアの中身はクリーム状のひよこ豆の餡。ポルトガル版揚げ饅頭。
ひよこ豆はくせがなくどんな味付けにも馴染む。インド料理店にはひよこ豆のカレーもある。
ひよこ豆は乾燥した気候でも良く育ち、世界中の広い地域で食べられているので、色んな食べ方がある。日本は多雨なので栽培には向かないそうだが、水煮の缶詰やパウチ入りのが売っている。適当に料理してもそれなりに美味しくなるので、お試しあれ。
ウチワマメは、ハウチワマメだという指摘があり、訂正します。でも、はうちわって何だろう?







