ご馳走の嵐のクリスマス
2022年 12月 29日
世界各地で大雪の報道を目にする12月であるが、リスボンでは雨、時にはゲリラ豪雨の多い今年の冬でしかも妙に暖かい。ホワイトクリスマスならぬレイニークリスマスの25日は、仕事の大先輩方とその配偶者や友人が集まるXマスパーティに招待された。リスボン近郊のビーチに程近いHoly邸では当主のマダムHolyさんとブラジル人アシスタントのAriさんが、メインディッシュ2品とクリスマス菓子を着々と準備していた。メインは肉料理なので、それに合う野菜料理をとのリクエストを受け、私はクレソンのサラダ、カボチャと胡桃のサラダ、大根と人参のなますを持参した。
味も見た目もお洒落
メインの準備中は、Moreiaさんが用意した繊細な5種類のディップで、其々グリッシーニや野菜につけて味当てクイズを楽しんだ。ご贔屓チームの色の赤に身を包んだサンタならぬ炎の料理人Mr. Luísは、チョリソ焼き器とアルコール持参で、3種類の腸詰の盛合せを調理。OvosMolesさんは自宅で下準備したスポンジケーキを加工し、可愛いサンタのいるブッシュ・ド・ノエルを制作。ミセスChocoさんが電気釜ごと運んだ鰻のひつまぶしの、甘辛いタレの絡まったご飯はワインにも良く合う。
さて、メインの豚の骨つき肉のローストのこんがりした焼き目とジューシーな柔らかさは、十分に下味をつけオーブンで数時間かけて焼いた賜物だ。茹でた後、パンチを入れて少し潰したじゃがいもに塩とオリーブオイル、香草を振ってオーブンで焼き目を付けたゲンコツポテトが付け合わせ。香ばしく焼かれたお肉もさることながら、肉汁を絡めて食べるじゃがいもの旨いこと!
もう一つのメインは、アロース・デ・パト(鴨ご飯)そっくりに作った鶏ご飯。レストランで食べる鴨飯は、米が固めで、鴨肉がバサバサした感じのものも多いが、マダムHolyの鶏ご飯は、こんがり焼かれたチョリソの下のソフトな鶏肉とほんのりスパイシーなご飯が優しくクリーミーで、とても上品な味わいだ。
お腹が一杯になったら、今度はデザート攻勢が待ち構えている。コテコテのバスクチーズケーキ、生クリームをたっぷり使ったブッシュ・ド・ノエル、ブドウジュースを使ったタピオカデザート、チーズ、ナッツ、ドライフルーツ、チョコレート、クッキーが、肉の行き先とは多分別の器官に次々と吸収されて行く。極めつけはシナモンシュガーをまぶした揚げ菓子のソーニョスで、この日に出された小山の他に、まだ50個分できるほどの生地が残っているそうだ。菓子屋で1個1.50€もすることに憤慨したマダムHolyが作ったソーニョスは、良質共に菓子屋を凌ぐ出来栄えだった。
普通のポルトガル人なら、前日のイブにかなりのご馳走を食べているはずで、25日はその続き、ひょっとすると元日までこのご馳走攻めは続く。そんなポルトガルはまだ平和だ。2023年は、世界が疫病と戦争から解放され、希望に満ちた1年になることを心より願う。
この3年はうんざりです😮💨











