かぼちゃの中のうさぎ
2007年 04月 21日
トマールという町には有名なものが3つある。1つ目は世界遺産のキリスト修道院。「ダ・ヴィンチ・コード」で言及される、テンプル騎士団を前身とするキリスト騎士団の城郭を兼ねた修道院で、そういえばどことなく異端の雰囲気漂うミステリアスな建物である。2つ目は4年に1度行われるタブレイロス祭。高く積み上げたパンと花の飾り物を頭に載せた白装束の女性が男性を従えて何百人もパレードするとてもきれいなお祭りだ。
3つ目はポルトガルのベストレストランリストの常連の「シコ・エリアス」。この店は日本のガイドブックには載っていない。なぜなら完全予約制だから。と言っても一見さんお断りの敷居の高い店というわけではない。最低前日まで予約を入れて食べ物を注文しないと作ってくれないからである。
これには訳がある。季節によってメニューが変わり、この日はこれこれが出来ますと向こうからメニューが限定される。その中から選ぶのだ。しかも伝統的な調理法によって、中には薪で何時間も調理するものもあって仕込みに時間がかかるからなのだ。だから当日に予約なしで行っても断られる可能性がある。
場所は町の中心から外れた、そばにワイン工場のあるような半分田舎、半分住宅地の場所にあるので、電車でトマールに着いたらタクシーで行ったほうが良い。そんな所にあっても評判を聞きつけたグルメが全国から来るのだろう、店の中には新聞、雑誌の切抜きがたくさん飾られている。その中に日本語の記事の切り抜きもあった。十数年前にポルトガル観光貿易振興局が日本で発行したパンフレットの表紙を飾ったのが、この「シコ・エリアス」のシェフのおばさんなのだ。私はそれを日本で見て以来ずっとこの店でこのおばさんの作ったこの料理を食べたいと夢見ていた。そしてついに夢は実現した!やっと4回目の来店でそのメニューに巡り会うことができたのだ!!
それは、ウサギのシチューかぼちゃ詰め。一抱えもある大きなかぼちゃをくり抜いて中にウサギのシチューを入れて薪のオーブンでとろとろ煮込むものだ。なんせ見た目がダイナミックだ。こんがりとあめ色に焦げたかぼちゃがどでんと陶器のキャセロールの上に乗ってやって来る。うわーと歓声が上がる。上部が切られてそこから鮮やかな黄色いかぼちゃの断面、そしてぐつぐつ煮えているウサギのシチューがのぞいている。無造作に突っ込まれたお玉杓子。さあ、食いねえ!

で、お味は。実は、かぼちゃが登場する前にすでに鱈料理と豚料理2皿出てきてまして、これがまたおいしい~んですが、量が多いんですよ。おまけにポルトガルの料理屋の常として、メインが来る前に色々な前菜が出てきて、すきっ腹を刺激するわけです。女6人我慢できずにワインを飲みながらちょっとだけ前菜をつまんだり、まだ暖かいパンを1切れだけ食べてみるつもりが、あら、これも美味しいじゃないそれもいけるわねと結局出されたもの全てに手をつけてしまう訳です。あんなに堅く貞操を誓ったにもかかわらず、次々と誘惑の魔の手に落ちて、いつの間にか満腹しているところにウサギさんが来たちゃったもんだから、ビジュアル的にはものすご~くインパクトあったんですが、どうも味のほうは覚えていないんです。おばさんごめん。今度はウサギ一筋でいきます。
3つ目はポルトガルのベストレストランリストの常連の「シコ・エリアス」。この店は日本のガイドブックには載っていない。なぜなら完全予約制だから。と言っても一見さんお断りの敷居の高い店というわけではない。最低前日まで予約を入れて食べ物を注文しないと作ってくれないからである。
これには訳がある。季節によってメニューが変わり、この日はこれこれが出来ますと向こうからメニューが限定される。その中から選ぶのだ。しかも伝統的な調理法によって、中には薪で何時間も調理するものもあって仕込みに時間がかかるからなのだ。だから当日に予約なしで行っても断られる可能性がある。
場所は町の中心から外れた、そばにワイン工場のあるような半分田舎、半分住宅地の場所にあるので、電車でトマールに着いたらタクシーで行ったほうが良い。そんな所にあっても評判を聞きつけたグルメが全国から来るのだろう、店の中には新聞、雑誌の切抜きがたくさん飾られている。その中に日本語の記事の切り抜きもあった。十数年前にポルトガル観光貿易振興局が日本で発行したパンフレットの表紙を飾ったのが、この「シコ・エリアス」のシェフのおばさんなのだ。私はそれを日本で見て以来ずっとこの店でこのおばさんの作ったこの料理を食べたいと夢見ていた。そしてついに夢は実現した!やっと4回目の来店でそのメニューに巡り会うことができたのだ!!
それは、ウサギのシチューかぼちゃ詰め。一抱えもある大きなかぼちゃをくり抜いて中にウサギのシチューを入れて薪のオーブンでとろとろ煮込むものだ。なんせ見た目がダイナミックだ。こんがりとあめ色に焦げたかぼちゃがどでんと陶器のキャセロールの上に乗ってやって来る。うわーと歓声が上がる。上部が切られてそこから鮮やかな黄色いかぼちゃの断面、そしてぐつぐつ煮えているウサギのシチューがのぞいている。無造作に突っ込まれたお玉杓子。さあ、食いねえ!

で、お味は。実は、かぼちゃが登場する前にすでに鱈料理と豚料理2皿出てきてまして、これがまたおいしい~んですが、量が多いんですよ。おまけにポルトガルの料理屋の常として、メインが来る前に色々な前菜が出てきて、すきっ腹を刺激するわけです。女6人我慢できずにワインを飲みながらちょっとだけ前菜をつまんだり、まだ暖かいパンを1切れだけ食べてみるつもりが、あら、これも美味しいじゃないそれもいけるわねと結局出されたもの全てに手をつけてしまう訳です。あんなに堅く貞操を誓ったにもかかわらず、次々と誘惑の魔の手に落ちて、いつの間にか満腹しているところにウサギさんが来たちゃったもんだから、ビジュアル的にはものすご~くインパクトあったんですが、どうも味のほうは覚えていないんです。おばさんごめん。今度はウサギ一筋でいきます。
caldoverdeさん、臨場感あふれる文章に、思わずごっくんでございますよ。食べ物は旨いし、ワインもいけるし、どーしましょ!GOしかないですねぇ。
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Caldoverdeさん、ポルトガルのお勧めの季節はありますか?
ショーさん、ほんとにポルトガルは美味しいですよね。また新規開拓しましょう。ポルトガルのお勧めの季節はと言うと、1年中です!でもあえて選ぶなら夏かな。だって仙台の夏は、じめじめして日照時間が少ないし、すぐ終わっちゃうもん。ポルトガルの夏は暑いけどからっとしていて、過ごしやすいです。夜は9時ごろ暗くなります。でも日本は四季がはっきりしてそれなりにきれいだと思います。季節ごとに色んな食べ物があるし・・・ポルトガルにはあまり季節感がないです。
四度目にしてようやく巡り逢えた恋人のことを覚えていないとは。。。それも、、軽い気持ちの浮気が原因で!!裏切られた彼は、もう二度とあなたの元へは帰ってこない…なんてね。
これって、外側のかぼちゃも食べられるの?シチューは、もちろんクリームなのかしら?すごく好みのタイプなんですけど…
次回は、しっかりレポートお願いします。あ、お支払いは、そちら持ちで。。。
これって、外側のかぼちゃも食べられるの?シチューは、もちろんクリームなのかしら?すごく好みのタイプなんですけど…
次回は、しっかりレポートお願いします。あ、お支払いは、そちら持ちで。。。
一般的なことを申し上げますと、ウサギ肉は淡白な味です。シチューの色は赤っぽかったので、ワインと血で煮た物だと思います。こっちのかぼちゃは水っぽくて、日本のようかぼちゃのように甘くもなく、ぽくぽくもしていません。主にスープやお菓子、ジャムに使います。ああっ北海道のかぼちゃと小豆を甘く煮たのに餅を入れた冬至かぼちゃが食べたい・・・
新規開拓って、男…?
ワインと血。。。さすが、ヨーロッパだなあ。彫りの深い情熱的タイプ、、、苦手かも。しかし、ポルトガルじゃ、冬至かぼちゃが食べられないのか!ないのは、ポクポクかぼちゃだけ?小豆と餅は、そちらにもあるんですかい?
日本人は体の中に日本酒と醤油が流れてるもんね。でも南瓜はこの頃じゃメキシコ産だったりするしね。
メキシコかぼちゃでもいいんだけど、見たことないなあ。こちらにないのはシソ、大葉!シソの葉がないなら、刺身なんかいらない!シソの葉のスパゲッティが食べたい!そうめんや冷奴の薬味にシソの葉の千切りが欲しい!畑があったらかぼちゃとシソを栽培します。
植物は下手に密輸すると検疫とかに引っ掛かって国外退去になっても困るし…。
それは大麻でしょ。
私の前世(の1つ)はボルドーのワイン樽職人なので、体にはワインが流れています。でも焼酎も好きです。
私の前世(の1つ)はボルドーのワイン樽職人なので、体にはワインが流れています。でも焼酎も好きです。
by caldoverde
| 2007-04-21 05:46
| 野菜・果物・キノコ
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Comments(11)

