ポルトガルの食べ物、生活、観光情報


by caldoverde
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阿蘇列島旅日記 サン・ミゲル島 その1

セッテ・シダーデス村の小さな教会。アソーレスの石畳や建物は溶岩が固まって出来た黒い石で作られている。
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 リスボンのアソーレス料理店で数回食事をして以来、アソーレス諸島(の食べ物)に対する興味は高まり、ついに一緒に行くべき恋人の出現も待たず、単身アソーレスに乗り込む決心を固めた。インターネットで航空券とホテルを手配し、8月初旬4泊5日のサン・ミゲル島への旅に出たのであった。アソーレス諸島は9つの島があり、できれば他の島にも行きたかったのだが、ポルトガルの国内線は格安国際線よりはるかに高く、今回は1番大きなサン・ミゲル島だけにとどめた。

 航空会社は、行きはポルトガル航空TAP、帰りはTAPとアソーレス国際航空SATAとの共同運航便である。本国とアソーレスとの時差は1時間、リスボンから州都ポンタ・デルガーダまで正味1時間20分の空の旅である。最近リスボン空港に国内線専用の第二ターミナルが出来た。プレハブに毛が生えたような安普請で、カフェが1つと航空会社の切符売り場があるだけのわびしいターミナルである。飛行機がちゃんと発着してくれれば別に良いのだが、ひそかに恐れていたことが起こった。わざわざタクシーを使って早めに空港に着いたにもかかわらず、乗るべき便が1時間遅れの出発と言うではないか。
 先日テレビで、ポルトガルのサッカーチームがポルトからリスボンに移動する際、TAPの飛行機に乗るはずだったのを結局バスで移動したというニュースが報道された。どうも飛行機が遅れたのに業を煮やして選手たちはバスを使うことにしたらしい。そういえば仕事で空港に行くと出発や到着が遅れているのはTAPが多いような気がする。私が実際にTAPの飛行機に乗ったのはほんの数回に過ぎないが、確かに何か緊張感が足りないような仕事ぶりだった。出発時間を過ぎているのに、搭乗が始まらない、乗務員も飛行機に乗り込んでいない、というような調子であった。今回大々的にニュースに取り上げられたので少しは時間を守るようになったかと思いきや、相変わらずであった。

 とりあえず飛行機は飛び立った。軽食もサービスされた。別に期待はしていなかったが、ほんの少しローカル色が感じられた。メニューはサンドイッチとヨーグルトに飲み物である。サンドイッチは表面にゴマを振った香ばしいコッペパンに、甘くジューシーなパイナップルとあっさりとしているが味わいのある焼き豚を挟んだものだ。材料はそれぞれ美味しい。が、この三つを同時に咀嚼すると、それほどでもない。パンはパイナップルの水分を吸収してべちゃっとなっている。豚肉はパイナップルの甘味に負けている。材料をバラして別々に食べたほうが美味いと思う。アソーレスはパイナップルの産地なので、こんなところで地方色を出そうとしたのかもしれないが…ヨーグルトもアソーレス産の牛乳を使ったものであった。味はともかく路線の特色を出そうとしている点は評価できる。
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 島が近づいてきた。切り立った海岸線、緑に覆われた山、火山の噴火で出来たカルデラ湖、白い家並み、空から見るサン・ミゲル島は息をのむような美しさである。海沿いの原っぱのようなポンタ・デルガーダ空港に到着。飛行機は私たちの乗ったTAPのエアバスのほかに、プロペラ機が1台のみ。タラップを降りる際、猫をケージに入れて連れていたおばさんが「動物がいるのに何で遅れたのか」と抗議していた。人間だけなら誰も文句は言わなかっただろう。スタッフは「この飛行機はカラカスから来たので」と答えていた。よく飛んだものだとヒヤッとした。
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Commented by おっちゃん at 2007-08-15 21:06 x
とうとう恐怖の飛行機旅行へと旅だったのですね。ワクワク…。
by caldoverde | 2007-08-15 08:25 | ポルトガルの旅 | Comments(1)