人気ブログランキング |

ポルトガルの食べ物、生活、観光情報


by caldoverde
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

幻のブーム

 2004年はポルトガルでサッカーのユーロカップが開催され、日本人のサッカーファンが大挙して訪れ、いよいよポルトガルブーム到来か?と期待した。しかしサッカーを見に来る人はサッカーファンであって必ずしもポルトガルファンではなかった。それでもこの頃はマスコミにしばしばポルトガルが取り上げられ、テレビを見て興味を持ったという観光客も結構いた。この年をピークにポルトガルを訪れる日本人のツアーの数は横ばいまたは下降気味の感がある。このブログの野望はポルトガルの認識を高め、関心を呼び起こし、親近感を持っていただき、ひいては一人でも多くの日本の方にポルトガルに来ていただくことである。
 親近感は容易に持てると思う。失礼ながらポルトガル人は日本人並みに脚が長くない。垢抜けない。正直言ってどんくさい。(ポルトガルの方々ごめんなさい。でも、とってもいい人たちだ) 憧れの対象にはなりにくい。憧れの対象にならないところが、ヨーロッパの観光地としては弱点である。ポルトガルに行ったら絶対あれを買おうといった、購買欲をそそるブランド品がない。観光客からお金を使うところがないですねと言われることがある。よく見れば結構いいものもあるのだが、センスがフランスやイタリアなどに比べるといまいちの感は拭えない。ポルトガルの洋服のブランドを教えてくださいと聞かれて答えに窮してしまう。ない訳ではないが、名前がONARAである。特に意味はないそうだ。

 この番組で取り上げられればポルトガルのブレイク間違いなかったのが、例の「あるある×××」。実はポルトガルで取材が行われ、放映を待つばかりになっていたのに、あの納豆騒ぎを発端とするデータ捏造問題で番組自体が消滅し、幻の番組になってしまったテーマがあったのだ。それはイワシのパテであった。

 ポルトガルのレストランに入ると、まずテーブルにパンとバターが運ばれる。バターと共にチーズやイワシまたはツナのパテなども混じっていることがある。パテは直径5cmくらいの小さな容器に入って、パンに付けて食べる。大好きな人もいるし、それほど好きじゃない人ももちろんいる。好きじゃなければ無理して食べなくても良い。ところが日本は健康にいいとかダイエット効果があるとかプラスアルファを宣伝された途端、猫も杓子も買い求め店頭からその商品がなくなるという現象が頻繁に起こる。データを捏造してまで、実際にあるかどうか判らない効能を強調しブームを操作したこの番組の製作者は、ポルトガルではありふれた、この小さな副食物にいったいどんな奇跡を発見したのだろう。ポルトガルでの取材をコーディネートした通訳の方によれば、とても良い出来栄えだったそうで、もし放送されていればきっとポルトガルに来る人も増えて、イワシのパテがブームになったのに、と残念がっていた。私もその内容が嘘であれほんとであれ、ぜひ見たかった。
a0103335_1261839.jpg

 忘れかけていたこのイワシのパテを思い出すきっかけになったのは、やはりテレビの影響である。最近ツナのパテの新製品を宣伝するCMが盛んにテレビで流され、その美味しそうな映像に惹かれてスーパーに走り、2,3個買って食べてみた。バターナイフで薄いピンクのパテをたっぷりすくい、パンに塗りつけると、すーと滑らかに伸びていく、という映像は誇張ではなかった。レストランで出される一食分の小さいパッケージではなく、家庭用の大き目のサイズのツナパテ1缶を、数個のパンとともに1度に食べきってしまった。パテって美味しいものだったんだと改めて認識した。ツナパテがこんなにいけるなら、イワシも、他の種類のパテも旨いかも・・・と好奇心が頭をもたげてきたのだ。

 安くて軽いイワシのパテは、日本のお土産に買うことはあっても自分が食べるために買うことはほとんどなかった。ところがパテを送った友達から、ご飯のおかずに良く合うと言う報告が届いた。予想外の食べ方を知ったので、スーパーで数種類のパテを購入し、試してみることにした。奮発してポルトガル米でない、寿司米と銘うった短粒米でご飯を炊き、ポーションになったパテをその上に乗っけた。色、形、ねっとりとしたテクスチャー、なんとなくフォアグラに似ている。フォアグラもどきイワシパテとご飯を海苔で包んで食べると、おおっこれは・・・?!ほんの一瞬、遠い昔味わった幻の味が、塩釜の有名な寿司屋で食べたウニ丼の味と香りが感じられた。これは幻覚か?と2口目を食べたときはやはりイワシの味であった。でも不味くない。確かにご飯が進む味である。イワシの臭いを何かで解消することによって、ポルトガルのどこでも激安ウニ丼が食べられる可能性が生まれた。次回はマヨネーズとかわさびを加えて研究してみよう。ひそかなマイブームになりそうな予感である。
Commented by おっちゃん at 2007-10-01 00:54 x
先日、5分くらいのスポットのリスボンの紹介ビデオを見ました。カモインス(だったと思う)広場と海洋博物館が流れていました。そこを散歩する親子連れも、平凡なTシャツに平凡なストレートのジーンズ、茶色がかった黒髪でずんぐりして、一見日本人観光客かと見まがう外見をしてましたね。確かに。でも日本人はもうちょっとオシャレかも?オシャレして出掛けるようなところでもないんでしょうね。普通の公園みたいでしたものね。
パテはおいしいですね。ツナの軍艦巻きみたいに、キュウリや薄切りのさらし玉ねぎと合わせて海苔で巻いたら確かに旨いかもね。
Commented by caldoverde at 2007-10-01 06:40
おっちゃんさん、素晴らしいアイデアありがとうございます。パテの軍艦巻き今度試してみます。
Commented by ショー at 2007-10-01 08:35 x
鰯パテ、ほんま旨いもんですね!ご飯に合うとは驚き!あるあるナントカラでそんな事情で没になったなんて、いかにもポルトガルらしいですね。そういうずっこけ方って、まさしくポルトガルですよねー☆
by caldoverde | 2007-09-30 01:36 | 調味料・その他 | Comments(3)