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ポルトガルの食べ物、生活、観光情報


by caldoverde
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かぼちゃの夢

 ポルトガルのかぼちゃは一般に皮がオレンジ色で中身も鮮やかなオレンジ色。ハロウィーンのお化けを作るあのタイプだ。水っぽくて甘味はほとんどなくてすぐに煮崩れる。こちらに来て何度日本のぽくぽくしたかぼちゃの煮物が食べたくなったことか。残念ながら根本的に種類が違う。皮が緑色の一見北海道のかぼちゃ風のものでも、煮てみるとやっぱり水っぽくて美味しくない。でもこちらのかぼちゃにはこちらの調理法があるのだ。スープにしたり、ジャムにしたり、またくり抜いてウサギのシチューを詰めたりと日本にはない独自の食べ方がある。そしてクリスマスの時期にはかぼちゃを使ったお菓子が登場する。

 それはソーニョス(夢)という名の揚げ菓子である。一口大の、かぼちゃを練りこんだドーナツ生地を油で揚げて、シナモンと砂糖をまぶしたものである。お菓子屋でもよく売っているが、家庭でも作られる。日本のおはぎみたいなものだろう。小さいのでつい何個も食べたくなるが、油と砂糖をたっぷり使っているので食べすぎ注意である。なぜ「夢」という名前なのか?夢のように美味しいお菓子なら他にいくらでもありそうだが。夢のようにふわふわとはかなく、一口で終わってしまうからか。クリスマスのお菓子天国の夢に浸っている間にポルトガル人は血糖値を上昇させベルトの穴をまた移動させるのだ。
かぼちゃの夢_a0103335_449682.jpg

 ポルトガル人の夢といえば宝くじを当てることだろう。この国はカフェと競うように宝くじを扱う店が非常に多い。ユーロミリオンという定期的にヨーロッパ全域で発売される巨額の宝くじを当てたポルトガル人が何人かいる。人口がわずか1千万の国だから、その確率はかなり高いものである。日本のジャンボの6億円どころではない。何百何十億円である。ポルトガルでは当選者が狂わないように心理学の専門家がケアしてくれるそうだ。私も何回か挑戦したがかすりもしなかった。敗者に対する心理的ケアは行ってくれないのだろうか。
Commented by M at 2007-12-02 07:03
日本でも高額当選者には、とある冊子が配られるのだとか。テレビでみました。まずは、「借金を返しましょう」とあるそうで…。その後に、「仕事をやめないように」と続くようですが、世界中宝くじで人生を狂わせる人の思考回路は大差ないものかもしれませんね。。
Commented by miwakof at 2007-12-02 08:18
おっと。宝くじじゃなくて「夢のようにはかないかぼちゃのお菓子」の、お話でしたね。ついついジャンボを買おうか迷っている自分に引き寄せて考えておりました。かぼちゃドーナツって、日本にもあっていいかも。私は、最近年のせいか、揚げ物は本当に口にしなくなってしまいました。。。おいしいんだけどね。食べられるうちに、いっぱい食べておけばよかった。
Commented by おっちゃん at 2007-12-02 08:49
ポルトガル版冬至南瓜ですね。冬至南瓜に年末ジャンボ、今年も終わりですねぇ。シミジミ…。
Commented by caldoverde at 2007-12-02 17:45
ゆうべ何百何十億円が当たったらどうしようと考えているうちに眠れなくなってしまいました。まず、黒豚の生ハム100gと10ユーロ以上のワインを買って家で豪遊します。
Commented by ちゅんち at 2007-12-03 05:13
あぁ、もう邯鄲の夢でいいからって。
人の夢が儚いのは、重々承知してますが。

やっぱり、ソーニョシュよりフィリョーシュが好きです。
だから一つ食べるとお腹いっぱいになってしまうのだけど。
冬至に近い生まれのワタシも、かぼちゃ入り菓子を食べて
一陽来復と行きますか。
by caldoverde | 2007-12-02 04:51 | お菓子・カフェ | Comments(5)