ポルトガルの食べ物、生活、観光情報


by caldoverde
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

知られざるキノコ、シレルカ part3

 日をおいて再びトマール近郊のレストラン「ア・ルリア」に、季節も終わりに近づきつつあるキノコ、シレルカを食べに行った。メニューはこの前とほぼ同じ、シレルカ入りスクランブルエッグ、焼きシレルカ、サーヴェルのフライ魚卵入りアソルダ添え、焼肉盛り合わせと、ベジタリアンの参加者のために前菜に小鰯のマリネ、メインにタコのオーブン焼きも加えた。今回は焼肉の付け合せとしてアソルダの代わりにシレルカのリゾットを頼んだ。

たっぷり玉葱ののった小鰯のマリネ。元祖南蛮漬け。
a0103335_8235538.jpg

信じられないほど柔らかいタコのオーブン焼き
a0103335_8255187.jpg

 シレルカ関係のメニューで一番美味しいのはこのリゾットだと思う。ふわっとキノコ特有の春の土のような香りが立ち、とろりとクリーミーなリゾットのお米は弾力のある、しかし芯はないポルトガル人好みの炊き上がり。細かく切ったベーコンが隠し味になって、塩味も程よく、お替りの進む味だ。肉や魚がなくても、このリゾットだけでも満足できそうだと思うのは、やはり米が主食の日本人だからだろうか。
a0103335_827010.jpg

 この日は6人でワイン、デザート、コーヒーも頼んで1人当たりたったの18ユーロだった。レストランの帰りに生のシレルカを分けてもらおうと考えていたが、あまりにも満腹し、このうえ食べ物を持ち帰る気にはならなかった。しかし、夜にこの文章を書いている内に、まだ胃は昼間食べたものを消化中であるにもかかわらず、シレルカのリゾットを好きなだけ食べたいという欲求が湧いてきた。生シレルカを持ち帰っていれば、明日自分で作れるんだった。どうしよう、誰か車を出せる人に頼んでキノコがなくなる前にトマールに行くべきか・・・

 ポルトガルのど田舎にはしばしば、こんなところにこんな店がと思わせるような、味が良くてボリュームたっぷりでしかも安いという、三拍子揃ったレストランがある。そのような店はガイドブックにもミシュランにも載っていないが、ポルトガル人はちゃんと知っている。前に「ア・ルリア」に行ったときは平日で、客の入りもそれほどではなかったが、地元の名士といった雰囲気のお金持ちそうなおじさんたちのグループや、高級車でやってきたスーツ姿の中年夫婦が食べていた。今回は給料が出た後の日曜日だったので、入り口で順番を待つ家族連れがいたり、外の駐車場が満車だったりとかなりの繁盛ぶりを見せていた。不景気にもかかわらず、いや不景気だからこそ、人はますます安くて美味いところを嗅ぎ分ける嗅覚が発達するものだ。
[PR]
Commented by jojo at 2009-03-30 19:34 x
ほんとにねーぇ。
どんな辺鄙なところにあっても、こういうおいしいポルトガル料理の
レストランは生き残って行くのねぇ。
きっとどんなタイプの客層にも受け入れられるからだろうね。
Commented by caldoverde at 2009-04-01 05:50
そういえばjojoさんと行ったトマールの「シコ・エリアス」もずいぶん町外れににありましたね。
Commented by jojo at 2009-04-01 18:15 x
そうそう、キノコも良いけど、私としてはそっちにまた
行きたいな。
あっこもほんと~にうまいよねぇ。量も半端なく多いし、
これはまた来週にでも・・トマール遠征行く必要がありそうですな。
by caldoverde | 2009-03-30 08:32 | 野菜・果物・キノコ | Comments(3)