阿蘇列島旅日記PART3 ファイアル島&ピコ島篇その1
2009年 07月 22日
二年連続でアソーレス諸島を訪ね、温泉に漬かりたらふく食べた私は、いつしか九つの島全てを征服する野望を抱くようになった。サン・ミゲル島やテルセイラ島にあんなに色んなうまいものがあるのなら、他の島にも珍しい魚やお菓子があるに違いない。ぜひ行って確かめたい。その衝動は5月にインターネットで7月の航空券を購入、しかも5泊6日という、節約中の私にとって長期の旅行になる切符を買ってしまうという暴挙を取らせた。約180ユーロという比較的安い切符を見つけたときは「ラッキー!」とばかり即予約し、宿のことは全く念頭になかった。後から考えたら、まともなホテルに泊ろうと思えば最低1泊80ユーロ、5泊で400ユーロかかるではないか。食事代や島内を移動する交通費も必要だ。旅行会社が扱うパッケージツアーの値段をはるかに越えてしまう。何とか安い宿泊施設を見つけ、浮かした分を食費に充てなくては。たまたまインターネットで1泊25ユーロ(3000円ちょっと)という破格のペンションを見つけたのでとりあえず二泊予約し、それ以降は成り行きで探すことにし、月曜日の朝8時の便でリスボンからファイアル島のオルタに向かった。
噴火口の上に更に小さな山のあるポルトガルの最高峰ピコ。
高いところもスピードも好きでない私は、当然飛行機は苦手で、座席は基本的に景色の見えない通路側を選ぶ。しかしアソーレスに行くなら絶対窓際に限る。ファイアル島に近づくと、隣のピコ島の勇姿が現れる。日本人なら「あ~たまをく~も~のう~えにだ~し~」と心の中で歌わずにはいられない。この感動的な光景を見るためにオルタ行きの飛行機に乗る価値は十分ある。
下に見えるファイアル島は様々なトーンの緑で継ぎはぎされたような牧場で覆われ、大地のにきびのような大小の噴火口跡は数え切れない。街道に沿った家並みがおもちゃのように愛らしい。


空港からオルタの町までは基本的にタクシー。話好きの女性ドライバーは途中に見える集落や海岸、山を紹介しながら、オルタの街はずれにある1泊25ユーロの安宿に送ってくれた。一応色んな店の並ぶ商店街に面し、そばに市場、薬局、ATM、タクシー乗り場、食料品店、カフェ、レストラン、地場産品を売る店などがあり、まあまあ便利な場所にある。入り口から数十メートルで海、それもピコ島がヨットハーバーに遮られずきれいに見える。街の外に向かって歩けば突き当たりの断崖の下に黒い砂の海水浴場がある。

黒い砂のコンセイサン海岸から夕日を浴びるピコ島を望む。
まさに赤富士。
25ユーロの宿は、建物に囲まれた中庭のような空間に、周りの建物の壁を利用して建てた長屋のような部屋が4棟づつ向かい合っている。中央はアジサイの植えられている花壇があり、各部屋の軒下は物干しになっており、宿で使うタオルやシーツが干されている。当然日当たりも風通しも悪く、部屋は梅雨時期の締め切った家のような淀んだかび臭い匂いがする。


写真ではキレイに見えるが、家具はいかにも安物の合板製。開いた箪笥の奥が壁の色と同じなのは箪笥の裏側に板は張っていないということだ。毛布もシーツも色あせた相当古いもので、タオルに至っては穴が空いていた。それでもベッドはダブルで、テレビも付いている。洗面所のシャワーはアクリルのドアで仕切られタイルのたたきの付いた、比較的広いシャワー室で、床が洪水になる心配はない。管理人はいつも不在で代わりに気性の荒い猫が番をしている。リュックを背負って地球の歩き方を片手に鉄道やバスで旅をしていた20世紀の若者には上等な宿だが、繊細で潔癖症の平成時代の若者にはお勧めしない。

ちょうど昼頃オルタに着いたので、さっそくファイアル島の郷土料理の昼食をとるべく、レストランを探しに通りに出た。宿から50mくらい離れたところに居酒屋風のレストランがあり、そこで島名物の血のソーセージ里芋添えを食べた。といってもリスボンで食べる血のソーセージと味は大差ない。じゃがいもの代わりに揚げた里芋が添えられているところがアソーレス風なのだ。里芋は粘りは無いがほくほくして旨い。しかしあくまで腹を膨らませるための肉のつけ合わせといった位置づけで、独立した里芋料理はないようだ。里芋の煮ころがし、イカと里芋の煮物、豚肉・里芋・千切りのごぼう・人参・大根・糸こんにゃくを味噌仕立てにした豚汁、美味いのになあ~!

パンはアソーレス特有のとうもろこしから作る平べったいパン。美味しそうだったが腹が膨れるのでパス。
ワインは自家製のハウスワインだが・・・まずい。ビンに入ったワインを飲むんだった。
噴火口の上に更に小さな山のあるポルトガルの最高峰ピコ。
高いところもスピードも好きでない私は、当然飛行機は苦手で、座席は基本的に景色の見えない通路側を選ぶ。しかしアソーレスに行くなら絶対窓際に限る。ファイアル島に近づくと、隣のピコ島の勇姿が現れる。日本人なら「あ~たまをく~も~のう~えにだ~し~」と心の中で歌わずにはいられない。この感動的な光景を見るためにオルタ行きの飛行機に乗る価値は十分ある。
下に見えるファイアル島は様々なトーンの緑で継ぎはぎされたような牧場で覆われ、大地のにきびのような大小の噴火口跡は数え切れない。街道に沿った家並みがおもちゃのように愛らしい。


空港からオルタの町までは基本的にタクシー。話好きの女性ドライバーは途中に見える集落や海岸、山を紹介しながら、オルタの街はずれにある1泊25ユーロの安宿に送ってくれた。一応色んな店の並ぶ商店街に面し、そばに市場、薬局、ATM、タクシー乗り場、食料品店、カフェ、レストラン、地場産品を売る店などがあり、まあまあ便利な場所にある。入り口から数十メートルで海、それもピコ島がヨットハーバーに遮られずきれいに見える。街の外に向かって歩けば突き当たりの断崖の下に黒い砂の海水浴場がある。

まさに赤富士。
25ユーロの宿は、建物に囲まれた中庭のような空間に、周りの建物の壁を利用して建てた長屋のような部屋が4棟づつ向かい合っている。中央はアジサイの植えられている花壇があり、各部屋の軒下は物干しになっており、宿で使うタオルやシーツが干されている。当然日当たりも風通しも悪く、部屋は梅雨時期の締め切った家のような淀んだかび臭い匂いがする。



ちょうど昼頃オルタに着いたので、さっそくファイアル島の郷土料理の昼食をとるべく、レストランを探しに通りに出た。宿から50mくらい離れたところに居酒屋風のレストランがあり、そこで島名物の血のソーセージ里芋添えを食べた。といってもリスボンで食べる血のソーセージと味は大差ない。じゃがいもの代わりに揚げた里芋が添えられているところがアソーレス風なのだ。里芋は粘りは無いがほくほくして旨い。しかしあくまで腹を膨らませるための肉のつけ合わせといった位置づけで、独立した里芋料理はないようだ。里芋の煮ころがし、イカと里芋の煮物、豚肉・里芋・千切りのごぼう・人参・大根・糸こんにゃくを味噌仕立てにした豚汁、美味いのになあ~!

パンはアソーレス特有のとうもろこしから作る平べったいパン。美味しそうだったが腹が膨れるのでパス。
ワインは自家製のハウスワインだが・・・まずい。ビンに入ったワインを飲むんだった。
おおお、待ってました、阿蘇列島part3。
8月まで更新は無いのかと思ってましたが。
続編を待つ。
8月まで更新は無いのかと思ってましたが。
続編を待つ。
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いつもは1日せいぜい30~40回の閲覧回数が、
なぜか22日は急に99回になっていました。新記録です。
皆さん夏休みに入ったからかしら?
それとも動画や猫の写真が人気になっているとか?
初めてご覧になる皆様、ポルトガルはいいとこですよ!!!
各旅行社に色んなツアーがありますので来て下さいね!
なぜか22日は急に99回になっていました。新記録です。
皆さん夏休みに入ったからかしら?
それとも動画や猫の写真が人気になっているとか?
初めてご覧になる皆様、ポルトガルはいいとこですよ!!!
各旅行社に色んなツアーがありますので来て下さいね!
ファイアルでは、やっぱりモレイアの揚げ物だすよ!でもねー、地元の人が良くタスカは街から離れたとこにあるのよね。この血のソーセージ、表面がこんがり焼いてあれば美味しいんだけどね。vinho do cheiroは見つからなかった?
by caldoverde
| 2009-07-22 04:00
| ポルトガルの旅
|
Comments(4)

