ポルトガルの食べ物、生活、観光情報


by caldoverde
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阿蘇列島旅日記PART3 ファイアル島&ピコ島篇その2

  あんなに美しいピコ島を拝むことができたのだから、翌日も良い天気になるだろうという漠然とした信頼は、明け方の激しい雨音によって打ち砕かれた。アソーレス諸島はいつでも曇り時々晴れ、所によってにわか雨と何でもありの天気であるが、出発前にインターネットで私が滞在する週の予報を見ると珍しくオール晴れ。傘は持たず代わりに軽くて小さくたためるナイロンのパーカを用意し、機内は寒いかもしれないと考えて長袖のTシャツを着て出かけ、リスボンで常用する薄いTシャツばかりを着替えに持っていった。ところがやはりアソーレスはリスボンより気温が低い。何か1枚カーディガンのようなものを持って来るべきであった。
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  昨日はくっきりと二等辺三角形の稜線を見せていたピコ島は雨雲に隠れて全く見えない。このような日は博物館などインドア系の観光に焦点を絞らざるを得ないが、傘なしでは出歩く気も起きないので、まずはあまり濡れずにすむ宿の隣の市場をのぞく。マデイラ島の華やかで活気に満ちた市場に比べると、なんともしょぼい市場だ。野菜や果物の品揃えは、リスボンの小さな八百屋よりも貧弱だ。魚部門はひとつの業者しか店を出していない。リスボンでもおなじみの太刀魚やペスカーダ、クエ、鯛の仲間が2,3種類、去年テルセイラ島で食べた、のどぐろという赤い魚にウツボ、ロカスというカサゴの仲間らしい鮮やかな赤い体に金色の目を持つ体長40cmほどの魚が売られていたが、寂しい品揃えだ。ここは島で、島の主要な産業といえば漁業ではないのか?唯一の魚屋の奥さんに、市場はいつもこんなんですか?と訪ねると、そうよ、という答えだった。
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  それにしてもあの大きなカサゴは美味しそうだった。宿にキッチンがあったら買って料理するところであった。私は魚をさばくのは全くだめだが、ポルトガル流なら出来る。煮立ったお湯に塩を入れ魚を茹でて、オリーブオイルをかけて食えばいいのだ。でも出来れば炭火焼が食べたい。カサゴの炭火焼を食べさせてくれるレストランはないだろうかと、付近のレストランを覗いてみたが、どこにもROCAZをメニューに入れているところはなかった。なければ何か変わったものがあればいいのだが、リスボンでも食べられるCHERNE(クエ)ばかりで、特に食指をそそるものがない。地元の人たちで賑わう安くて美味い大衆食堂だったら理想的なのだが、町にいくつもない飲食店はどこも暇そうな活気のない様子で、私のハートをがっちりと掴むような魅惑的な店はなかった。

  結局、空港から乗ったタクシーの運転手が「値段を問わないのなら」と言いながら推薦したBARÃO PALACE というレストランに行ってみた。町はずれの黒い海岸のすぐそばにある田舎の結婚式場みたいな建物である。ここがオルタで一番いいレストランだそうだ。昼はビュッフェ形式で前菜、肉料理、魚料理が数種類あり、好きなものを自分で取って食べる。品数は歓声をあげるほど多くないけれど、悪くなさそうだ。
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  まず前菜。ファイアル島名物素揚げの里芋と鱈のコロッケ。スープもある。
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  サラダのビュッフェにはトマトのサラダやグリーンサラダのほかに、鱈とヒヨコマメのサラダ、白身魚とグリーンピースのサラダ、ツナとマカロニと桃缶のサラダなどボリュームのあるものが。前菜の食べすぎに注意!
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  肉料理は豚の骨付きあばら肉、アレンテージョ風のミガスを添えた豚ロース、プラムと粒胡椒をアクセントにした豚ヒレと豚肉ばかり選んだ。他に鶏か羊もあったと思うが、美味しそうだったのはこの三つの豚肉料理だった。
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  魚はマグロのグリル、鱈の玉葱ソース、赤魚のフライ、クエ?にカニソースをかけたもの。どれもそこそこ美味しい。一番美味しかったのは鱈の玉葱ソース。鱈料理はポルトガル全国で食べられるが、ほんとに美味しいものに出会うことはめったにない。赤魚はもっと大きく切って欲しかった。オリーブオイルがちょっとしつこい。逆にマグロはあっさりしすぎなので、テリヤキソースが欲しいところ。白身魚にのっている赤いものはカニカマかと思ったら、本物のカニでした。
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 食事はデザートをとるためにある。プリン4種、チーズケーキ1種。チーズケーキはなんとなくチーズケーキの素を使用している感じなので敬遠し、プリンに的を絞る。
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 チェリーが飾られているのはココナッツプリン、奥はアーモンドプリン。
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  手前はフィラデルフィアクリームチーズ・プリン(こちらの方がたぶんチーズケーキらしい味)、黒っぽいのは郷土色たっぷりの蜂蜜プリンで1日分の糖分・カロリーはおつりがきそう。
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  ビュッフェは食事6,50ユーロ、デザート3ユーロ、コーヒー1ユーロ、一番高いのがワインで7ユーロ、合計17,50ユーロだった。6,50ユーロで食べ放題は安いし、味も良く、眺めも良く、サービスも感じが良い。夕食も食べてみたかったが、次の日の夜まで持ちこたえられるほど食べてしまい、再びこのレストランに訪れるチャンスはなかった。
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by caldoverde | 2009-07-23 18:28 | ポルトガルの旅 | Comments(0)