ポルトガルの食べ物、生活、観光情報


by caldoverde
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2019年 01月 07日 ( 1 )

フランス菓子店

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日本のケーキ屋に近いケーキを売っていた「サランボー」が2年前に閉店してしまい、ポルトガル津々浦々ほとんど同じものばかりのカフェに飽き飽きしていたこの頃、朗報が訪れた。近所にフランス菓子店「ダックワーズ」が開店した。ダサくて古い建物の一階の、モノトーンと金を基調としたシックな店内には、果物をふんだんに使ったタルトや馥郁とバターの香り漂うクロワッサン、香ばしそうなバゲットが並ぶ。レジは最新式のコインやお札を自分で機械に入れるタイプで、むさ苦しいおっさんがお金を受け取った手で食べ物を受け渡す危険はない。そもそもむさ苦しいおっさんはいない。サムライ映画に出ても違和感ないような東洋風のイケメンが店員だ。しかし残念ながら従業員の誰もこのレジの操作を習得していないので、支払いには結構時間がかかる。


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トイレもゴージャス



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ムース系が充実。カシスのムースとりんごのムース。

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シュー系もやばい。

お菓子はふわふわのスポンジ系はなく、マドレーヌやフィナンシェのようなやや固めのパウンド系か、ビスケット生地にカスタードクリームや果物のムースをのせたタルト系が主流である。残念ながら「サランボー」にはあった生クリームをたっぷり使ったイチゴショートの様なものはない。しかしポルトガルで菓子屋をやるからには、エッグタルトことパステル・デ・ナタを外すことはできない。店によってパステル・デ・ナタはパイ皮に得体の知れない油脂が使われてギトギトだったり、クリームが妙に粉っぽかったりするのだが、ここのはパリッとしたパイ皮からほんのりバターが香り、クリームは本物のカスタードクリームだ。普通のパステル・デ・ナタとチョコレート入りの2種類ある。値段は他の店に比べるとやや高いが、正しい材料を使うが故だろう。私のエッグタルトベスト3は、元祖「パスティス・デ・ベレン」、やはりフランス系パン屋の「エリック・カイザー」、そしてこの「ダックワーズ」である。


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お菓子だけでなく、モーニングやブランチもある。朝は7:30から営業しているので、出勤前にハムやチーズを挟んだクロワッサンをコーヒーで流し込んだり、カマンベールチーズを挟んだバゲットをお昼にしたり、日曜日は優雅なブランチやアフタヌーンティーを楽しめる。開店が12月の初めで、皆クリスマスのためのお菓子を物色している時期だったので、もちろんポルトガルとフランスの伝統的なクリスマス菓子も扱っていた。まだオープンして1ヶ月なので、今後新製品も出てくるだろうが、季節ごとに旬の果物を使ったケーキが登場するのを期待している。何しろポルトガルのカフェの季節感は、クリスマスと復活祭以外は皆無なのだから。


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真ん中がフランスのクリスマス菓子

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ああ〜体重に気を付けなきゃ。


by caldoverde | 2019-01-07 19:14 | お菓子・カフェ | Comments(2)