ポルトガルの食べ物、生活、観光情報


by caldoverde
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装飾品、什器、商品は皆イタリアもん

最近リスボンは景気が良いらしく、あちこちで新装開店ラッシュの様相を呈している。私の住むカンポ・デ・オリーク地区も例外ではない。特に最近はポルトガル以外の国のものを扱う店が目立つ。


メインストリートのフェレイラ・ボルジェス通りに最近開店した「ガリバルディ」は間口3mもないような小さなカフェだが、足を踏み入れると(行ったことはないけど)ナポリの下町にワープする。壁にはマルチェロ・マストロヤンニやロベルト・ベニーニのポスター、イタリア語で書かれたメニュー、イタリアのお菓子の缶やリキュールなどがぎっしり並び、アズレージョを除けば徹底的にイタリアンな内装だ。

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もっと種類があるそうです

プチフールの並ぶウィンドウ越しに通りを眺めると、なんだか本当にイタリアにいるような気分になる。BGMはクラシックで、これも環境音楽は基本なしかTVであるポルトガルのカフェと一線を画している。現在は狭いカウンターと道路に置かれたテーブル席のみの営業だが、近日中に地階にも部屋を設けるそうだ。そうなると軽い食事もできるようになるだろう。

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オレンジ味のカスタード入りのバリバリのナポリのパイ

しかし今まで見聞したところでは、このような特殊な飲食店だと、初めは物珍しさからやって来るお客さんが固定客に変わるまで持ちこたえる店は少ない。特に初めのうちの好調に気を良くして拡張したら初めのスタッフだけでは間に合わなくなり経費がかさんだり、お客さんが珍しいものに飽きてしまったり(ポルトガル人は保守的だ)することもままある。


幸い、人通りの多い場所で、右隣には成功した八百屋があり、左隣には同じ時期に開店したばかりのフランスチーズ専門店があるので、懐に余裕のある住民が、ちょっと変わったものを食べたいと思った時には格好のロケーションだ。いつかイタリアに行ってみたいと思いながらもなかなか実現しないが、旅人気分を味わいたい時に「ガリバルディ」に立ち寄ろうと思う。


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パンに挟まれたハムも美味そう…

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by caldoverde | 2017-12-23 23:49 | お菓子・カフェ | Comments(3)
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シントラの「ピリキータ」のハロウィン版エッグタルト

カトリックの国ポルトガルでも、最近は11月1日の諸聖人の日を押しのけて、異教の祭りのハロウィンの人気が高まり、昔はカーニバルの時期にしかなかった仮装行列やパーティが行われ、仮装用の衣装やハロウィンをイメージしたお菓子なども登場するようになった。ようやく何が商機になるのかポルトガル人も気が付きつつある。

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アメリカンなベーグル屋ではちゃんとパンプキンパイがあった

秋らしからぬうららかな陽気のハロウィンの日の仕事が終わったのは、昼時のアルファマ地区だったので、テージョ河を見ながら昼ご飯を食べたくなった。サンタ・アポロニア駅の向かいの河岸の倉庫街に、美味いピザ屋があるので、久々にピザを食べることにした。

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この倉庫の並びにある。クルーズ船もよく来る。

「カザノヴァ」はワインや高級食材を扱うグルメショップの「デリデラックス」の隣に、こそっと目立たないように入り口がある。入るとすぐにピザの生地を伸ばす職人が作業しているのが見える。川に面したテラス席は、晴れた日はとても気持ちが良い。しかし希望の席を確保するには、早い時間にお店に着く必要がある。カザノヴァでは予約は受け付けないそうで、着いた順に空いている席に案内される。この日は12時40分頃に入ったらすでに満席で、私の前には7〜8人並んでいたが、一人だったので、前に並んでいた人たちを抜かして大きなテーブルの端の席に案内された。隣では職場の仲間らしき男女のグループが楽しそうに銘々ピサやパスタやカルツォーネを注文している。

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一見イチゴの生ジュース

あるテーブルにピンク色のジュースのような液体の入った瓶があるのが見えた。イチゴシェークのような色だ。これはこの店スペシャルのイチゴ酒だ。ポルトガルにはモランゲイロ(イチゴワイン)という名前のワインがあるが、これはイチゴのような香りのワインということで、原材料はブドウである。しかしカザノヴァのイチゴワインは、芳醇な甘みと香り豊かなイチゴから作った本物のイチゴ酒である。発酵の過程で生じるガスが瓶やグラスの上部に泡の層を作り、クリーミィな口当たりだ。少し気温が高い日だったので、一気飲みしたい衝動に駆られたが、ビールよりも度数が高いので、悪酔いしないようにちびちび飲みながらピザを待った。

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ピザが来た頃にはイチゴ酒もほとんどなくなりそうに

2種類のイタリアチーズとポルチーニ茸のピザの、アジアーゴ・チーズはいい塩梅に焦げ目がついて、モッツァレラの方はとろりと溶け、これだけでも十分に美味そうだが、実は小さく切って散らされたキノコの王様ポルチーニ茸の方がピザを制圧している。コリっとした歯応えと、なめこのようなヌルヌル感、肉より美味いと言われるコクのある味、そしてふんわりと広がる独特の香り。台はあくまでも薄く。チーズの重さと水分でぐにゃっと曲がるが、パリッと香ばしい焼き上がり。

歳のせいかピザ1枚を完食するのは辛くなって来たが、イチゴ酒があればなんとかいける。いくらでもお代わりしたくなる危険な味だ。しかし勘定書きを見て、ボトル1本に留めて良かったと思った。ピザが11€ちょっとで、イチゴ酒が9€、計20€を超えていた。美味しいし、満腹したし、眺めも抜群だけど、ピザに2300円使ってしまった…その日の夕食は抜いた。

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ハロウィンらしい?チーズをセトゥーバルの市場で発見。臭い羊のチーズにチョコレートをかけたもの。嫌いな人へのプレゼントにどうぞ。

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by caldoverde | 2016-11-03 16:15 | インターナショナル料理 | Comments(6)